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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

サギガイとカワウの群れ

2022-12-31 07:22:35 | 
時折風の吹く穏やかな天気が数日間続いています。
暖かな海岸を往復して歩いたのですが、行きは鳥を見ながら、帰りは貝殻を探していました。


今日の貝殻の中で白い二枚貝のサギガイが気になり、調べていろいろ分かったことがありました。
サギガイは千葉県では準絶滅危惧種、愛知県と三重県では絶滅危惧Ⅰ類、岡山県では絶滅とありました。
この海岸では普通に見られる貝ですが、全国的に見ると減少しているそうです。
サギ科の鳥の名前が付いた貝にはゴイサギガイ、アオサギガイがあり、どちらもサギガイと比べると黒い筋が入っていました。
ゴイサギガイ、アオサギガイは海岸で見たことが無いのですが、化石として出土する貝のようです。


貝殻を見ていてたら夫がミサゴが来たと教えてくれ、正面から飛んできたショットを撮る事が出来ました。


更にカワウの群れもやって来ました。
100羽近くいそうな感じです。


街のざわつく雰囲気とは対照的な海と空。
年末とか関係のない空間がとても心地良く感じました。




海岸で過ごす鳥たち

2022-12-30 06:18:42 | 
朝からぽかぽか陽気だったので、午前中は年末の片づけをして、午後から海岸を歩きました。
ぽかぽか暖かな海岸には思い思いに過ごす鳥たちの姿が見られました。



漂着物等の側でウトウトするシロチドリ。
シロチドリの群れの中に1羽ミユビシギが混ざり、一緒に休んでいました。


流木の上でこちらを見ていたタヒバリ。
その後打ち上げられた海藻の近くを歩きながら採餌していました。


上空に突然現れたミサゴ。
魚を探しにやって来て、あっという間に飛び去っていきました。



ハバノリを採っていた海女さんの近くにいたダイゼン。
ハバノリではなく磯にいる甲殻類を採餌しているようでした。

貝殻の漂着がほとんど無い状態だったので、海浜植物を観察していると、マサキの実がありました。
実がまだ割れていなくて、赤く綺麗な色をしています。


シャリンバイの実。
帰ってから図鑑を見たら、黒い実に白い粉が付くとあったのですが、この実はツヤツヤだったので、どうしてこうなったのか不思議でした。
強風で飛んでしまったのかと考えたりしましたが、理由は分かりません。


今の時期に海岸奥にある林の中で実を付けていた海浜植物を見ると、この海岸の暖かさを現していると感じました。





ガンギエイの卵とミサゴ

2022-12-27 21:03:31 | 海岸での出来事

先日の強風と高潮で見慣れた浜とは思えない程変化していました。


砂が洗い流されたような浜には少なめの漂着物で、そんな中でガンギエイの卵を見つけました。


そして岩場ではハマボッスの紅葉が鮮やかでした。


止まり木の上ではミサゴが魚を食事中のところに出くわして、貴重なシーンを近くで見ることが出来ました。


今日も富士山が綺麗に見え、冬の澄んだ空気が爽やかな海岸でした。

富士山と合弁二枚貝

2022-12-25 21:36:43 | 海岸での出来事

2日間吹き続いた風がようやく止んで、穏やかな天気になりました。
山頂付近の雪が綺麗に見えた富士山です。
手前には城ヶ島と三浦半島がくっきり見え、とても空気が澄んでいるのが良く分かりました。


悪天候で狩りに出掛けられなかったミサゴも、よくやく海に魚を探しにやって来たようでした。


イソヒヨドリも海岸に姿を見せて、水を飲んだり虫を探したりと忙しそうに飛び回っていました。


波打ち際には小さな軽石が漂着し、砂浜は高潮の影響で見たこと無いくらい高い位置にまで波の跡が残っていました。
更に道路には強風で飛んだ砂が積もり、やっとのことで車が通ることが出来ました。


強風の間は海中も大荒れだったようで、ウミスズメも打ち上がっていました。


淡水の巻き貝も多数漂着していました。


ビーチコーミングで見つけた貝殻。
一番下のサクラガイ、ナミマガシワ、ナデシコガイは合弁でした。
中段はサンゴの骨格で、上段右は幼魚っぽい小さな熱帯魚です。
12月に入ってから穏やかな天候と悪天候の日が交互に続き、人間もその他の生物にとっても厳しい環境となり、予想もしなかった出来事に戸惑っています。
この2日間吹き荒れた風に耐え続けた海鳥たちの、小さな体に底知れぬ生命力を持っていることにただ驚くことしか私には出来ません。
暖かな部屋で不自由なく、充分食事が出来る環境がどれだけ恵まれていることかと思いました。






ミユビシギとネコザメの卵

2022-12-20 21:54:00 | 海岸での出来事

晴れて暖かな海岸には釣り人が一人いて、その近くにミユビシギの群れがいました。

波の動きと共に波打ち際と砂浜を上下に移動していました。
ミユビシギは波が引いた時に嘴を砂の中に突っ込んで食べ物を探し、波が寄せる時には波から逃げるという行動を繰り返していました。

更に観察していると、波打ち際から離れて砂の中に頭を突っ込んでいました。


こんなに頭を砂にめり込ませていたので、とても驚きました。
砂の中から頭を出す時に嘴で丸いものを咥えていたのが見えたのですが、ハマダンゴムシを食べていたのかもしれません。


そして今日のビーチコーミングで見つけたものです。
黒っぽいのがネコザメの卵です。
孵化は夏頃なので、長い間岩などに引っかかっていたものが、数日前の時化で打ち上げられたもののようです。
孵化後の卵の殻なのでカラカラに乾いていて、一見すると海藻と間違えそうな感じでした。
それと白いコウイカの骨、クルミ、とぐろを巻いたようなヘビガイ等いろいろ。
更に陸産貝類の貝殻は近くに川があるので、上流から流されて来てしまったものだと思います。


水平線には伊豆大島と利島が見えました。


堤防では海を眺めているようなイソヒヨドリの姿も見られました。
海岸では様々な鳥達がいて、海岸を歩き始めると、いつもどんな鳥に出逢えるか楽しみにしています。
冬しか会えないミユビシギ、いつも決まった場所にいるイソヒヨドリ、鳥たちの一生懸命な姿を見ると、とても幸せな気分になりました。