上五島の旅2日目。
この日はキリシタン洞窟、マグロの餌やり体験、教会巡りなどが予定されています。
宿から歩いて若松港へ。ライフジャケットを着けたら船に乗り込みます。(TOPの写真)
前川荘の女将さんや観光物産協会の方に見送られて出港!行ってきまーす。
この日の朝の天気はあいにくの曇り。時々小雨がパラつきます。
暑かったので、船がスピードを上げると流れる風が涼しかったです。
私は半袖だったから、ちょっと肌寒かったかな。
ちなみにこの旅日記では、みんな薄着だったり半袖だったりするけど、決して上五島は常夏の島では
ないですよー。この時が季節外れの暑さだったのです。
この日記を見て11月に上五島へ行かれる方がいたら、ちゃんと11月なりの格好が必要ですよん。
昨日は通ったり眺めたりした若松大橋を、今日はくぐって。
お天気はイマイチだったけど、海は結構静かでした。
まるで湖のよう。綺麗!シーカヤックなんてやったら楽しいだろうなー。
港を出て20分程、行く手には浸食されてできた岩穴が見えてきました。ハリのメンド(針の穴)です。
幼きイエス・キリストを抱いた聖母マリア様の姿に見えると言い伝えられてきたのだそうです。
ハリのメンドをぐるっと回りこんで進むと、いよいよキリシタン洞窟に到着。
海上から見たキリシタン洞窟
明治のキリシタン迫害の時に、付近のカトリック信者が弾圧を逃れ、隠れ住んだと言われています。
隠れキリシタンや弾圧と聞くと江戸時代の話だとばかり思っていたのだけど、
明治の世に変わったばかりの頃もまだまだ宗教の自由ってなかったのですね・・・、知りませんでした。
こういった弾圧が海外から非難を受けて、明治6年(1873年)にキリシタン禁教令が解かれたのだそうです。
こんなにも長い間、弾圧を恐れながらも信仰を貫いた人々がいた、改めてその重みを感じさせられました。
波が高いと接岸できないこともあるそうだけど、この日は無事に上陸。
いよいよキリシタン洞窟の中へと進みます。
1967年(昭和42年)に建てられた十字架とキリスト像。
入り口付近には漂着物が流れ着いていました。
時々清掃が行われているそうですが、今回はその前だということです。
釘なんかを踏み抜いては危険なので、漂着物を避けて岩の上を伝って歩いて行きます。
中は意外と広いですね。でももちろん暗いです。
隠れ忍んで、どのような思いでここで暮していたのかなぁ。
残念ながら、朝ごはんの支度をする煙で存在を知られて、捕えられてしまったのだそうです。
この暗い洞窟に差し込む光は、ここに隠れ住んだキリシタンの方にとっての信仰のように
心をも照らしたのでしょうか。
出口は身をかがめないと通れないくらい天井が低いです。
頭ぶつけないように気をつけて下さいね。
出口を外から見たところ。こんなところに洞窟があるなんて、なかなか気がつかないですね。
カメノテ。ここにもあるんですね。ちなみに屋久島で食べました。
私は、それほど好きじゃなかったけど・・・(笑)
カメノテやここに生えている野草なんかも食べて暮らしていたのでは・・・ということでした。
改めて海上から。
少し離れるとどこに洞窟があるのか分からないですね。
本当にどんな思いでここで暮していたのでしょう。
私は「苦しい時の神頼み」だとか、自分や大切な人達のことを願って祈ることはあるけど。
祈ることで自分や周りの人が弾圧されるのだとしたら、信仰を貫けたんだろうか?って思います。
祈り、とか信仰について、帰りの船の上で風に吹かれながら、少し複雑な気持ちで考えていました。
信者でもない私には到底計り知れないことなのだろうけど、祈る、信じることの尊さを少しだけ
感じたような気がします。
それと、この先どこかで祈る時には祈りの対象だけでなく、祈りを捧げる人がいるということにも
敬意を表して敬虔な気持ちでいたいと思います。
この日1日案内して下さったのは 上五島ふるさとガイドの会 カリスマガイドの森下さん
じっと目を見つめながら、優しく、時にユーモアも交えながら案内して下さいました。
ご自身もクリスチャンで、教会巡りをしたときにも聖水で手を清め、スッと十字を切って祈られる姿が
とても自然で、でも美しくて心を打たれました。
帰りは、今日訪れる予定の桐教会を海上から眺めて、若松港へと戻りました。
2011.11.4 上五島 キリシタン洞窟
よく食べる地域とそうじゃない地域があるのですね。
案内という名目で、kazuroさんも2陣か3陣と一緒に楽しんで下さい(笑)
たっぷり飲まされそうですけど・・・
カメノテは、上五島でもあまり食べることはないと思いますよ。
僕もまだ、数回しか食べたことはありませんが、まぁいけるかも、という程度でしょうか。
お恥ずかしい話ですが、キリシタン洞窟もまだ一回しか行ったことがないんですよね。ハイ。
うーん、ますますもう一度食べてみたくなりました。
キリシタン洞窟以外に、いくつか浜にも行ったのですが、いろんなものが流れ着いてましたよ!
「島酔潜人さん、喜ぶだろうな~」なんて話してました(笑)
私は車に小さいバックを置いて、カメラだけ持ってまわりました。
それで、せっかくメモ帳を持って行ったのに、結局使わないまま^^;
○さんもカメノテ好きなんですね。
いいおつまみになるのかな?
楽しいだけじゃなく、こういう旅も大切ですね。
カメノテ人気ですね~。
嫌いじゃないけど、そんなにおいしいと思えなくて(笑)
でももう一回食べて確かめたくなってきました!
バール持参します!
カメノテもフジツボも甲殻類なんですよ.. つまりエビカニの親戚ってこと。やばい!
ちょっと漂着物にも興味あり。(笑)
上陸、探検、楽しそうです。((o(´∀`)o))ワクワク
カメノテ美味いよ。
キリシタン洞窟はやっぱり、
胸にくるものがあるよね。
何でこんなところに暮らさなければならなかったのだろう…。
森下さんは軽妙洒脱に上五島を語ってくれたけど、言葉の選び方はとても慎重で、上五島を愛しているんだなあ、ってつくづく思ったよ。
たまちゃんはカメノテが好きじゃないんだ。
ぼくは屋久島に行ったら、カメノテと三岳。
これで決まり。