猫(マヤー)の独り言

吾輩は猫である、名前はまだ無いで始まる某作家の猫の末裔である?どの様な旅になるのやら楽しみ半分不安大なり

日本の安全を守る政党は共和党?

2006年11月27日 12時16分42秒 | ニュース&時事問題

大弦小弦 (2006年11月25日 朝刊 1面)

 日本人をネタにしたジョーク集が売れているらしい。「世界で成功した唯一の社会主義国は?」の問いに「日本」と答えるのが笑いのツボ。

 集団主義で何を考えているかナゾ。まじめで勤勉だが、冗談が通じない。国際会議で有能な議長とは、「インド人を黙らせて、日本人にしゃべらせる者」(『世界の日本人ジョーク集』早坂隆著、中公新書)。

 インド人は政治好きの国民性で知られ、日本人は主張が弱い、という定評が国際社会にあるという。仕事のスピードと正確さは世界が認めており、発展途上国のタクシー運転手は料金が高いと文句を言われると、「メーターが日本製ですから」とにんまり。

 日米関係もそんなジョークの餌食にされると、「日本国民の安全を守る三大政党とは?の答えは、3位民主党、2位自民党、1位共和党」(同著)。共和党とはブッシュ大統領率いる米国のことだ。あなたならくすっと笑うか、それとも憤慨するか、どちら。

 久間章生防衛庁長官は二十三日、長崎県での講演で、「沖縄県知事選で負けていたら、法律を作って県知事の権限を国に移して、力づくでも」と、普天間飛行場の名護市辺野古移設にまい進する決意を語った。

 米軍は自由と民主主義のために、世界で闘っていると喧伝する。米海兵隊のたった一つの飛行場のために、地方自治をへし曲げてもいいと豪語する日本の閣僚がいる。これはおそらくジョークに違いない。(屋良朝博)