ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

震災後 私を支えた「こころのノート」の作り方

2021-01-17 12:55:54 | 【生活の知恵】使える☆裏ワザ
2021年1.17 阪神淡路大震災から今日で26年。

「Twinkle memory&Bright future~きらめく想い出・輝く未来~」中谷幸代作曲【震災復興受賞曲】
 
あんなに大変だった神戸が
復興し生まれ変われたのは
全国の皆さんのおかげです。

友達、ピアノ、家族で過ごした想い出いっぱいの家…
たくさん失ったあの日、本当に辛かったけど、
人の優しさや皆が何としても生きる強さ、
支えあって共存する素晴らしさを思い知り
初心を思い出す大切な日になりました。



今年は 命をつなぐコンサートもできず
みなさんに直接伝えられないなと凹んでいたら
いつも愛媛から応援して下さるお客様から
たくさんの優しさが届き涙が出ました🎁✨

一六タルト、坂の上の雲(坂の上の雲ミュージアムでコンサートしたのも懐かしい😂)、マドンナ団子、かわいすぎるみきゃんちゃん、愛媛限定グッズまでめちゃくちゃ嬉しい😢✨

🔰「坊っちゃん団子」を見てふと思い出したこと

震災の日、友達が心配して家の前に来てくれて
食べ物ひとつも取り出せなかった私に
「お土産が家に残ってたからあげる」
と小さなお餅が串に刺さったお菓子を
いくつかくれました。

最後のひと袋が勿体なくて食べられなくて
開封しないまま、
いざというときのために置いていました。
(紙に包んで記録して大事に保管してたけど、、
あれ?まだ実家の宝物入れにあるかも…😱‼️)

食いしん坊だから食べ物の記憶はとても
覚えています。
18日の朝、一家族にひとつ配られたおにぎり一個、お椀一杯のお水がどれだけありがたかったことか。

他県から炊き出しに来てくださった方々が
自分達はあたたかい炊き出しを食べずに我慢して
裏でこっそり冷たいおにぎりを食べていたことを知ったのはずっとずっと後のことでした。

どれだけの優しさに支えられて
みんながここまで生きてこられたか
まだまだ知らない優しさや勇気にたくさん支えられて生きている気がします。

本当に本当にありがとうございます。
↑コンサートでいつも即興演奏をつけて見ていただいている阪神淡路大震災実話絵本「さっちゃんとピアノちゃん.」より


私には心のままにピアノ奏でること、
覚えてることを伝えることしかできないけれど
皆さんに聴いていただくことが私の心の復興にも
繋がっていたんだと改めて感じています。

ささいなことでも話せたり、共有したり
寄り添ってくださった気持ちが
辛いときかなり心を支えてくれたと思います。

📝誰にも話せない辛い時、私は
一冊のノート(私は「こころのノート」と名付けて読んでいます)に想いをぶちまけました。

手を怪我して書けないときは
ぐちゃぐちゃにしたり破ったページも。。

でも同じノートずっとを使い続けることで
辛い時またそのノートを出してきて
あの時も生きてきたから大丈夫と
自分を支えてくれたり、

元気なときに自分へメッセージを書いておいたりすると
過去の自分が生きる力をくれたりします。

🌹災害グッズのなかにノートとペンをおすすめします。

今がどんなに辛くても、
その先に輝きを見つけていけますように。

どうか、今必要な方々の心に届きますように🙇

これからも初心を忘れず精進して
パワーアップして今できることで
お役に立ちたいと思います。

------------

今年はコンサートできないため、
故郷神戸での初めてメモリアルコンサートを
紹介して下さった時の過去のNHKニュースから
震災当時の神戸とピアノへの想いを少しでも感じていただけたらと思います。


この映像からもう早くも13年も経っていますが
今でも耳にしただけで優しくなれるような
心に寄り添う音楽で、
少しでも平和な世界を、
戦争、いじめ、自殺のない世界になればと願っています。

どうか、今必要な方々の心に届きますように🙇
天国の皆さんにも届きますように。


これからも初心を忘れず精進して
パワーアップして今できることで
お役に立てますようがんばります。

※大切な日に奏でた素敵なピアノは
芦屋のセシリア楽器さんが11年もかけて修復され蘇った140年前の奇跡のスタインウェイピアノです。

今がどんなに辛くても、
その先に輝きを見つけていけますように。

リモートコラボソング「その先に輝きが」
作詞/紺碧&ゆきか
作曲/中谷幸代 
歌/夕鈴
ART/イラストレーターSEIKO