自力本願の是非

質問者：ハイル禅師　人は自力本願で努力しなければならず　
他力本願など最低だと思いますが　禅師はどう思いますか？

私：南無阿弥陀仏の信仰である法然・親鸞の他力信仰では
たしかに阿弥陀如来に対する祈りばかりで努力しない人が
出てきます　これでは努力不足で魂の進歩がありません

だが自力ばかりだとこれも問題であり　人間の努力で何でも
出来ると思うのも不遜な思い込みであり傲慢であるし　
これには限界がある

また自力だけで頑張る人は挫折や失敗をすると絶望し　
すぐ折れる人が多いのです

その点　信仰に生きる人にとっては　絶望は信仰の糧となる

正しい解答は　大本教の神示にもあるように
「神に寄っかかっていきなされ」というように

「自力の中に他力あり　他力の中に自力あり」

自力と他力が十字に組むのが理想であります

これが正しく理解できて実践できれば　神人一体の
妙境を体得でき「神人合一」に到達することが出来るのである