戦時下の行為

質問者：ハイル禅師　戦時下に於いて徴兵された兵士は
前線で敵を殺めても「刧」になり　
霊界で「罪」に問われるのですか？

私：戦争の際　国家の命令で徴兵され　
上官の命令に従い　敵と戦いたくさん倒すことが
求められるが 実は個々の兵士の想念次第で　
刧になるかどうかが違ってきます

例えば敵と前線で向き合い銃砲撃を行い
相手が死んだり　自分が死んだりするが
こういうケースでは　ほとんど「刧」にならず
来世は逆に良い条件で生誕しやすい

また神風特攻隊のように敵軍艦にぶち当たり数百人を
殺傷した場合でも国の為　家族の為に戦い敵を倒すんだ
と言う信念での戦死は刧にならず　神仏が忠霊として
高く評価しています

ただ戦争中だから殺人が「刧」にならないわけではなく
例えば占領地の村を占拠した際　住民の女子供を敢えて
虐殺したとか　捕虜を虐待したとか　必要以上の残虐に
及ぶなど想念が邪な動機で行った行為は負のカルマとなり　
霊界で厳しく罪に問われます

結果　同じ戦争に駆りだされた兵士でも自分の意志が働く
局面に於いて必要以上の虐殺行為を行った兵士と
国家と家族の為に散下した兵士では　
天と地の違いがあります