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Natural Styleの日々

天然石アクセサリーショップNatural Styleの日々や裏話をこっそり。

ラブラドライトのへきかい性について

2011年10月05日 | 天然石について
9/30日のギャラリー販売以降、たくさんのご注文を頂き、嬉しい悲鳴をあげております

おかげ様で、今週の製作スケジュールはすでに手いっぱいの状態。

スタッフ全員、いつもより早く出勤して製作に励んでおります。

幸い、ウチのスタッフは「忙しいの大好き!」なので、
沢山のご注文を前に、嬉々として頑張ってくれています。

お客様にもスタッフにも感謝。



そんなわけで、まったく撮影の時間がとれず、5日にUPする予定だった
ラブラドライトの再販が一日延びて6日になってしまいました。

お待ち下さっていたお客様に、この場を借りてお詫び申し上げます。



今回入荷したラブラドライトはどのサイズも本当に綺麗!

特に8ミリ玉はかなり久しぶりの再入荷だったため、
ぜひとも画像を撮影し直してからUPしたいと考えていました。

撮影するためには、まずは見本となるアクセサリーを製作しなくてはなりません。

何とか時間を作って、8ミリ玉のマクラメブレスレットを作っていた時のことです。

パキンという小さな音と共に、何となくイヤ~な手ごたえが!!











丸玉がまっぷたつ。

すっごく輝いてて綺麗な石だったのにーーー



こんなふうに、機械や刃物でスパッと切ったように割れる
天然石の性質を劈開性(へきかいせい)といいます。

天然石の結晶の層によって結合力が弱いため、
ある特定の方向へ沿って割れやすい性質のことです。

例えばダイヤモンドはモース硬度10(石としては最も硬い)ですが、
この劈開性によって、ある方向から衝撃を受けると
パカッと割れてしまうことがあります。

それに比べてジェダイト(翡翠)はモース硬度6.5~7。
クォーツよりも軟らかいぐらいですが、劈開性がなく、細かい結晶が絡み合っているので、
衝撃が分散して、ある意味ダイヤモンドよりも割れにくいと言われています。



モース硬度が高い石は丈夫!と思って安心しがちですが、
このように、結晶構造によって割れやすい方向とそうでない方向があるのです。



劈開性のある主な天然石は

ラブラドライトをはじめ、ムーンストーンやアマゾナイトなどのフェルドスパー
カイヤナイト
アパタイト
カルサイト
ロードクロサイト(インカローズ)
クンツァイト
トパーズ
フローライト
アパタイト
タンザナイト

などです。



普段、天然石のアクセサリーを身につけるうえで、
劈開性を強く意識したり、過剰に心配する必要はありませんが、
すごく硬い物や硬い場所にぶつけないよう注意する、とか
超音波洗浄器は使わない、などを心がけた方が良いでしょう。


高品質!浄化用水晶さざれ石再販スタート

2011年06月28日 | 天然石について
大変長らくお待たせいたしました!

パワーストーンの浄化に、お部屋の風水インテリアに
大活躍の水晶さざれ石が再入荷です。



ひとくちに「水晶さざれ石」といっても、その質は様々。

研磨した残り屑のような、曇って細かいチップ状のものから
透明度が高くて美しい、小石ほどの大きさのものまでピンキリです。

水晶さざれ石を小皿に入れてお部屋に飾るなら、やっぱりキレイな方がいい!

というわけでNatural Styleでは、天然水晶にこだわり、
石の質や美しさはもちろん、研磨状態や
粒の大きさなどに、高い基準を設けて仕入れています。







今回の水晶さざれ石は、前回仕入れた物よりも粒の大きさにバラつきがあります。

試しにちょっと大きさごとに分けてみました。





左が大きい粒。   右が小さめの粒。

小さいといっても、一般的な水晶さざれ石よりも大きいと思います。





わかりやすく、特に大きな粒と、特に小さな粒を並べて撮影。

もかなり拡大して表示されているため、実物はどちらの粒も、もっと小さいですが、
サイズ差が倍以上あるのがお分かり頂けるかな~と思います。

実際には、もっと様々なサイズの粒が混ざった状態でのお届けとなりますので、
1粒1粒のサイズ差というよりは、ミックスのような感じになります。

サイズにバラつきはあっても、どの粒も透明感があって、とっても綺麗です。



Natural Styleの浄化用水晶さざれ石がご好評頂けるのには
もう1つ、大きな理由があります。

それは、何十kgもの水晶さざれ石を、
なんと1粒ずつ、丁寧に手作業で選別しているからです。



なぜ、こんな手間のかかることをしているかというと、
中には割れた粒や欠けのある粒が混ざっていて、鋭利な箇所があるため。

お部屋に置いたり、飾ったりする商品である以上、
小さなお子様が触る可能性も高いですし、
良い運気をもたらすはずの水晶で、手を怪我したりしないように…
という想いから、この作業を行っています。





はっきり言って、気が遠くなるほど時間と根気のいる作業ですが、
ここまでやるからこその高品質!






欠けた箇所がある粒をアップで撮影してみました。

かなり拡大しているのでハッキリわかりますが、
実物の大きさで(しかも透明)これを見つけるのは結構難しいです。

単に欠けた粒を除いているわけではなく、
「手に触れた時に危ないかな?痛そうだな」という粒を取り除いています。
(そのため、少し欠けがあっても、危なくなさそうな粒は残します)

数人のスタッフでガーッと仕分けることが多いですが、
何といってもスゴ腕はスタッフ・シオタ。

瞬時に欠けのある粒を見つける技は、マシーン並みです(笑)

選別したせいで、時には仕入れ量の80%しか販売できないこともありますが、
これからも地道に続けていきたいと思っています。



また、ご存知の方も多いとは思いますが、○国の経済発展により
今後は天然石の価格上昇が予想されています。

多くの流通ルートや研磨・加工工場がこの国に集まっているため、
すでに天然石の値上がりがはじまっています。

いえ、値上がりなんて可愛いものじゃなく、高騰レベルです。

実は今回のさざれ石も、前回の仕入れ値よりはかなり高くなっていました。

当店としても、値上げするかどうか悩みましたが、
長らく完売していた間、待っていて下さったお客様への感謝をこめて
そのままの価格で販売することに致しました。

でもきっと、次回入荷時には値上げを余儀なくされると思います。

その時はお許しください



クリソコラについて

2011年05月23日 | 天然石について
クリソコラはすごく人気のある天然石ですが、
入荷する度に表情が違うので、
なかなか定番品としては取り扱うことができずにいます。

他の石についても、やはり天然の物ですから、
入荷する度に色合いや雰囲気が違うことはよくあります。

そのつど画像を撮影し直すのは構わないのですが、
クリソコラの場合は、それだけではないんです。

例えば、「このクリソコラはブルーの色あいが綺麗だから
この石とこの石を組み合わせて…」というふうに石を組み合わせて
花*花シリーズを作ったとしても、次回入荷したクリソコラは
また全く違う雰囲気の色合い・模様のタイプかもしれません。

そうすると、以前考えた石の組み合わせでは
しっくりこなくなってしまうかもしれないのです。



どのぐらい違いがあるかといいますと…

【タイプ1】濃いブルー、ライトブルー、グリーン、茶色など、粒によって様々。






【タイプ2】グリーンがかった感じです。






【タイプ3】ブルーの色合いがメインですが、他の色合いが細かく混じり、模様のようです。





色合いや雰囲気が、かなり違うのがお分かり頂けると思います。

タイプ1~3のうち、どれが一番良いというわけではなく、
どのタイプもそれぞれに綺麗だから、また悩むわけなんですが…。

とにかく、「定番商品」として出すためには、
ある程度安定した品質を仕入れられる環境が必要なのです。



そこで定番商品ではなく、
今回はオーダーメイド専門店Natural Style+で、
クリソコラを限定販売することに致しました。

以前からオーダーメイドの方でもクリソコラのリクエストを
多数頂いておりましたし、これなら、入荷の度に色合いが違っても、
それはそれで、また違う石との組み合わせが楽しめていいかな?というわけです。



今回Natural Style+で販売しているクリソコラは【タイプ3】のもの。

ちなみに、先日Natural Styleギャラリーで販売した
バングルタイプのマクラメブレスレットもタイプ3の石で作りました。

小さな小さな地球のような雰囲気に惹きこまれます。



実はすでに、クリソコラを使ったオーダーメイドのご注文を
多数頂いておりますが、どれも本当に素敵です!

特に多いのは、ブルームーンストーンやレインボームーンストーンなどの
ムーンストーン系の石や、水晶、ロータス水晶、アマゾナイト、
スモーキークォーツなどの石との組み合わせ。

製作しているこちらが思わず「なるほど!」と、うなってしまうほど
素敵な組み合わせばかりで、作るのが本当に楽しいです。



最後になりましたが、あるお客様から
「クリソコラはどんな物が上質ですか?ブルーがいいのでしょうか?」
といったお問い合わせを頂きました。

他のお客様からも同様のお尋ねを頂きましたので、
この場を借りて少しご説明させて頂きたいと思います。

クリソコラは単独で結晶することはあまりなく、そのほとんどは
マラカイトやアズライト、銅などの他鉱物と混ざり合った状態で産出されます。

クリソコラの元々の色は鮮やかなブルーですが、
そこにマラカイトが混ざるとグリーンに、
アズライトが混ざると濃いブルーになるといわれています。

つまり、色合いの違いはちょっとした成分の違いであって、
ブルーが良いとか、グリーンが良い、という区別はありません。

全体的に色合いが鮮やかで美しい物が高く評価されます。

しいて言えば、クリソコラの元々の色合いが濃く出ている
鮮やかなブルーの物の方が、高グレード評価になることが多いです。



Natural Style+にて販売中のクリソコラは
現在庫が無くなり次第、オーダー終了となります。

その後はまた、天然石が入荷次第、限定販売という形で出していきたいと思います。

さらにNatural Style本店の定番商品では取り扱っていない、
他の天然石につきましても、Natural Style+の方で
限定販売という形でご紹介していけたら、と企んでいますので、お楽しみに!

硬度の低い石と修理について

2011年05月18日 | 天然石について
本店Natural Style、姉妹店Natural Style+では、
1点1点、手作業で製作したアクセサリーを販売しています。

そのため、何年経っていても、いつでも修理やメンテナンスが可能です。
(何せ自分で作ったアクセサリーなのですから)



一ヶ月に数件は修理のご依頼を頂きますが、

「ブレスレットが切れてしまった」
「マクラメブレスレットの紐がかなり汚れた」
「silver925パーツの部分の黒ずみがひどくて、自分では処理できない」

といった内容が一番多いです。



そんななか、先日、
オレンジカルサイト+プレナイト+ローズクォーツ花*花マクラメ携帯ストラップの
修理をお受けしました。

ご依頼内容は
「紐が汚れてしまったので、紐の交換と
 オレンジカルサイトが削れて小さくなってしまったので、石を交換してほしい」
とのことでした(依頼主様にブログ掲載許可を頂いています)



届いた花*花マクラメ携帯ストラップを見てみると…
ナチュラルだった編み紐は、「そば」のような色合いに変わっていました。

依頼主様いわく
「すごく気に入っていたので、ずっと携帯につけて、
 気がつくとしょっちゅう触っていたので汚れたのかも…」とのこと。



そして、「オレンジカルサイトが削れて小さくなってしまった」と
メールで聞いてはいたのですが、届いた石はこんな感じになっていました!


(依頼主様にブログ掲載許可を頂いています)

左側が修理品の石。右側が交換用の新しい石です。

おもしろいぐらい、みごとに削れていたので、
「こういう状態になることもあるんですって、
 写真を撮ってブログに掲載させて頂けませんか?」とお願いしたら

「私もよくこんなに削れたなってwww
 自分でもウケたので、ぜひ載せちゃって下さい」と快くOK頂きました。



修理する際には、石を全部バラして
再度使うものは布で拭いたり、水に濡らしても大丈夫な石は洗ったりします。

カレンシルバーの飾りは、silver925専用の洗浄液につけて、黒ずみを除去。

新しい編み紐で編み直せば完成です。


綺麗に生まれ変わりました!



オレンジカルサイトは硬度が低く、衝撃に弱い天然石です。

なので、皆さん「固いところにぶつけないように」とか
「割れないように」と、大きな衝撃に対しては気をつけていらっしゃると思いますが、
実は毎日のご使用の中で、擦れたり削れたりして
こんなふうに少しずつ少しずつ、磨耗(研磨?)してしまうこともあるのです。

オレンジカルサイトだけでなく、エンジェライトやフローライト、
ロードクロサイトなども硬度が低いので、
修理で戻ってきた時に、石が削れてしまっていることがあります。



ただこれは、石の性質のせいばかりとは言い切れません。



これまでいくつもの修理品を見てきましたが、
ご使用年数が長い=状態が悪い …わけではないんです。

6年間もご使用頂いたブレスレット修理品よりも
ご購入後半年しか経っていないブレスレット修理品の方が、
汚れや石の破損がひどいことはよくあります。

やはり、ご使用の状態やお手入れなどによって違ってくるのだと思います。



硬度の低い石の場合は特に「手のかかる可愛いヤツ」というぐらいの
愛情をもって(笑)、大事に繊細に扱ってあげて下さいませ。




商品到着後30日以内に修理が必要になった場合は、
当店では修理代無料にてサービスさせて頂いております。
(往復送料のみご負担をお願いしています)。

商品到着から30日以上~数年経過している場合は
修理代と送料をご負担頂く形で、修理を承っております。

マクラメ製品の紐の汚れ、silver925の黒ずみなど、
気になる点や破損・汚損がございましたら、お気軽にご相談下さいませ。

ルチルクォーツの偽物(模造品)

2011年05月13日 | 天然石について
昨日、ルチルクォーツの仕入れに悩みながらブログの記事を書いていたら
ふと、以前に見た、ルチルクォーツの模造品の話を思い出しました。


いえ!もちろん当店で仕入れてるのは本物ですが、
以前、天然石の卸業者様に
「これ仕入れの時に見つけたんですよー。話の種に買ってきちゃいました」
と、ルチルクォーツの模造品を見せてもらったんです。


ずいぶん前から、ルチルクォーツの偽物が○国で作られてるという
話は聞いていたので、興味津々で、写真も取らせてもらっちゃいました。



かなりの大玉。レッドルチルクォーツ風?

そして透明すぎるぐらい透明でした。

触っても、水晶独特のヒヤッとする感じはあまりなく、何となく柔らかい感触。

柔らかいといっても、硬度の低い石を触ったときのような
感覚的な「柔らかい」感じですが。





このぐらいアップで見ると、画像でも何となく感じられると思いますが
中の内包物が、鉱物的ではなく、ナイロンっぽいというか…
うまく表現できないんですけど、光り方がピカピカ?テラテラ?してました。

あと、内包物の感じが、ブツブツっと切った何かを入れたようで、
長さが揃っているところもあり、色が均一すぎる気がしました。



一度ルチルクォーツの偽物を見ておけば
専門知識がなくても、誰でもすぐに見分けがつく感じです。

ちょっと安心しました。

あまりにも精巧な作りだったらどうしようかと



私自身はアクセサリーを作る側ですから、やはり美しさを重視します。

天然石の多くは、美しさを強調したり、石の強度を補うため
「エンハンスメント」を施されていることが多いのですが、
エンハンスメントと偽造・模造は違います。

エンハンスメントは、その石が元々持っている美しさを
さらに引き出したり補強したりするもの。

偽造・模造は、例えばグリーンに染めた水晶をペリドットと偽って
販売するようなものです。

水晶よりも大粒ペリドットの方が数十倍高価ですし、
染色しただけで高値で売れればラッキーということなのかもしれません。



卸業者様から、いつも新しい加工や模造などの情報を頂きます。

そして○国は年々技術を進歩させ、偽物作りに邁進しているようです。

大きなマーケットや加工工場、流通業者も多い国なので、
ぜひ早く「多少難があっても、自然そのままの状態が最も美しい」
という考えが流行しないかなーと、密かに願っています。