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Natural Styleの日々

天然石アクセサリーショップNatural Styleの日々や裏話をこっそり。

画像だけを見て上手にルチルクォーツを選ぶコツ

2011年12月01日 | 撮影裏話
天然石を撮影して、実物そのものの表情や美しさを、画像に表現するのは難しいものです。

当店でも長年試行錯誤していますが、いまだに
「違う!実物はもっと綺麗なのに!」とか
「この石はなんでかいつも、2割増しで美人に写るなぁ~」と思うことがあります。

あくまでも「実物に近い」画像を掲載したいと考えていますので、
実物より見劣りしても、綺麗すぎてもいけないのです。

隣の撮影部屋から、スタッフ・ドイの「う~ん…」という苦悩が聞こえることも。



それでも、これまで何千枚も撮影した経験から学んだことがあります。

例えばルチルクォーツを撮影する時の背景の色について。

まずは下記の画像をご覧ください。











この4枚の画像は、同じゴールドルチルクォーツのブレスレットを撮影したものです。

パッと見は、どちらもそれぞれに綺麗ですが、石1粒1粒をよーく見ていくと
上の、黒背景で撮影した方が、石が綺麗に見えませんか?

水晶の透明感がよく表現されていて、ルチルの輝きもはっきりしています。

ちなみに上の黒背景の画像は、ブレスレットを置いてバシャッと撮っただけ。

下の白背景の画像は、ライトの当て方や撮影の仕方に工夫を凝らしています。

同じようにバシャッと撮ったら、もっと差が出ていたかもしれません。



というわけで結論。

「ゴールドルチルクォーツは黒い背景で撮影すると綺麗に見える」



撮影方法や状況によっては、実物よりも綺麗に写ってしまうかもしれません。

実物のルチルクォーツは、この2枚の画像の中間といった感じです。

そこでショップの方には、黒・白どちらでもない、木目背景で撮った画像を掲載しました。

3パターン撮影してみて、一番実物に近いと思う画像を選んでいます。



さて、タイトルの「ルチルクォーツを選ぶコツ」についてですが、
画像だけで石の状態や質を見分けるのは、慣れるまでは少し難しいですよね。

そういった場合、例えばルチルクォーツの画像の背景が黒だったら、
実物よりも画像の方がちょっぴり綺麗かな?と思っておいた方が良いでしょう。

もし白い背景で撮影してあったら、画像よりも実物の石の方が
ちょっぴり透明感があって綺麗かもしれません。

欲を言えば、黒い背景で撮影した画像と、白い背景で撮影した画像が
両方掲載されていると、品質を見極めやすいと思います。





■2011/12/5追記

さらに分かりやすく…と思い、8ミリ玉のシルバーブレスレットで撮影してみました。





やっぱり黒背景の方が石が綺麗に見えますね。

ただ、この8ミリ玉に関して言えば、黒背景の画像の方が実物の石の状態に近いです。

今回入荷してきた石は、細いルチルが繊細に入ったタイプなので、
白背景だと、その細い細いルチルが写っていません。

それどころか、細~いルチルがまるで水晶の濁りのような感じに写ってしまっていますね…。


というわけで「黒背景で撮ったルチルクォーツは実物よりも綺麗に見える」という説は
あくまでも、天然石を撮影し続けてきたNatural Styleの経験からくる意見であって、
全ての画像がそうであるとは言い切れないようです。ゴメンナサイ。

あくまでもケースバイケースではあるのですが、少しでも石選びのヒントになれば、と思います。



秋の花

2011年09月13日 | 撮影裏話
いつも商品と一緒に同封させて頂くお手紙は、月に1~2度作成しています。

素材集やイラストを使うこともありますが、半分以上はスタッフ・ドイの作品です。

特に8月のひまわりは、青空とのコントラストが最高でした!



秋はコスモスとかススキ、紅葉を撮影しに行こうか~なんて
話していたのですが、実際には10月いっぱいまで暑い日が続く熊本県。

本当に紅葉して撮影できる頃には、暦では冬になってしまいます。



すると、スタッフ・ドイが「これ前から撮りたかったんですよ~」と
可愛らしい花を買ってきてくれました。



孔雀草(クジャクアスター)。

キク科で8~11月にかけて咲くそうです。

この優しい紫色の花びらに、まさにひと目惚れ。
(孔雀草の花言葉は「ひと目惚れ」だそうです)

9月末か10月初旬のお手紙に使うつもりですので、
どうぞお楽しみに。



ちなみに、スタッフ・ドイが「これも可愛かったから」と
一緒に買ってきてくれたこの花。



たぶん何となく(←自信がない)キク科かな?とは思うのですが、
残念ながら花の名前がわかりません。

買ってきたスタッフ・ドイも分からないそうなので(笑)
もしご存知の方がいらっしゃったら、教えて下さい。



実は、撮影に使ったこのバケツ型の花器からジワーっと水が漏れてて
下に置いた白い板に、丸い染みができてしまいました。

軽く湿らせた布で叩いたら綺麗に取れましたが、
一時はスタッフ・ドイが真っ青になって大慌てでした(笑)


近くの公園にて撮影

2011年04月13日 | 撮影裏話
今日はスタッフ・ドイとスタッフ・シオタ、
私の三人で、近くの公園に撮影に行きました。

そこの公園は地面にクローバーがいっぱい生えてて
ちょっと可愛い感じなんです。

思わず三人で四葉のクローバーを探していたら



スタッフ・シオタが2本も発見!



ちょっと角度的に見えにくいけど、
どちらもしっかり葉が4枚ついていました。

いいことあるかな?



せっかく四葉のクローバーを見つけたので、
何かしら撮影にいかしてみようと、考えてみました。



うーん……。

四葉のクローバーだけでなく、大事なブレスレットも
あんまり引き立ちませんでした。

こうして色々試してみて、多くのボツショットの中から、
これ!という一枚をサイトに掲載しています。
(今回はあえてボツ画像をお見せしてみました)



そういえば、先日ブログにUPした白い板はこんなふうに使っています。



画像を見るとかなり変な光景ですが、
実際にはもっと手元の所だけをアップで切り取って使います。

この白い板があることによって、奥に見える誰かのお宅などが隠され、
まるで壁の前で撮ったかのような感じになるというわけです。

作ってよかったです。



あっ風が!(笑)



屋外での撮影は、風と子犬とボールと車に気をつけなければいけません。

今日はとても風が強かったので、桜はもう散り始めていました。

季節が移り変わるのはあっという間ですね。

撮影小物をDIY

2011年03月08日 | 撮影裏話
当店は小さなショップなので、
仕入れは高くても良い物を!備品や舞台裏は工夫してお金をかけない!
がモットーです。

これはむしろ、私よりもスタッフが熱心に推進してくれているかも。

先日も、silver925ワイヤーを私が目分量で切って
結構余りが出たりすると、スタッフ・シオタに
「愛さん…計りましょうよ」と叱られました(笑)



話がそれましたが、そんなわけで、
撮影に使う小物なども大抵は自分達で作っています。

昨日は朝からカナヅチ片手にDIY!

もちろんこれも、れっきとしたお仕事です。

撮影に使う背景で、今あるようなこげ茶色の木ではなく、
白い木の壁みたいな感じが欲しいな~と思い、作りました。

まずは横幅10cmぐらいの木の板を並べ、
裏から、細い板を当てて、釘で固定。



ここは写らないところなので、釘が曲がっていても気にしない気にしない。

値札がはがれなかったので、そのままになっちゃいました(汗)
でも裏側だし、気にしない気にしない。



表から見るとこんな感じです。



よーく見るとバレますが、一番右端の板だけ幅が広いデス。
気にしない気にしない。

材料を買ったホームセンターに、在庫がなくて、
1本だけ幅広い板を買ってきたのです。

端だから目立たないかな…なんて。



昨日はお天気が良かったので、白いペンキを塗って完成。



なかなかイメージ通りにできました。
(白い壁の前に白い板を置いて撮ったら、ちょっと暗くなっちゃいました)

あっ!でもよーく見ると失敗が!



板と板の間はわざと細く隙間を空けておいたのに、
その隙間にペンキが入り込んでる!

う~ん。

カッターなどで、隙間のペンキを地道に取り除くしかないかな。



いつか自分でアクセサリーお店を(実店舗を)出すとしたら
お店の外側は絶対白い壁にしたい!
という夢があるので、今回のDIYはそのイメージ。

いつか年をとって、主人と二人、
小さなカフェとアクセサリーのお店をやれたらいいな~と
妄想しながらの製作でした。