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Natural Styleの日々

天然石アクセサリーショップNatural Styleの日々や裏話をこっそり。

ショック…ラピスラズリが!

2015年08月18日 | 天然石について
9月の誕生石ラピスラズリ。

ちょうど8月末にUPする、今回のギャラリーでご紹介したいと思い、
綺麗な石を仕入れてきました。

色も形も私好みのドロップカット。

シンプルなペンダントトップにしようかな~とウキウキしながら
石を連から外して手にとってみたところ……

ショック!!
すんごい穴ズレまくり!





どの粒も穴の位置がずれていて、かなり斜めにはいっていたのです。

ワイヤーで留めて形の綺麗なペンダントトップにするためには、
石に対して横にまっすぐ穴があいていないと使えません。

連の中からどうにか選んでペンダントトップにできたのは、たった2粒だけでした。





天然石を連で仕入れると、その中で何粒かは
穴がズレていることもありますが(むしろ普通)、
こんなに穴ズレ率が高いのは初めて。

石の綺麗さに目が眩んで、細かい部分までチェックを怠りました…。

そんなわけで、たった2粒だけの販売となってしまいましたが、
せっかくなのでご紹介させて頂きます。

ある意味、とても貴重なラピスラズリペンダントトップです。





販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style

エチオピア産オパールの特性とお手入れ・取り扱いの注意点について

2014年11月28日 | 天然石について
オパールは、天然石の中でも特にデリケートな石です。

もともとオパールは水分を多く含んでいますが、エチオピア産オパールは
特に水分含有量が高く、内部の水分が簡単に出入りするような性質をもっています。

分かりやすく言うと、液体との親和性が高く、周囲の水を吸い込むのです。

そのため、多くのエチオピア産オパールには、
水に濡らすと透明になる、ハイドロフェンと呼ばれる特性があります。

全てのエチオピア産オパールがハイドロフェンタイプなわけではありませんが、
透明感のあるクリアなオパールほどその可能性は高いです。

実際にエチオピア産オパールを水につけると、
ゆっくりと透明になっていき、
最後には水の中でオパールを見つけるのが難しいほどクリアになります。

石なのに、まるで生きているような感じがして、何とも不思議です。



こう聞けば、ぜひとも一度は水につけて、
このハイドロフェン効果を試したいと思われるでしょうが、あまりお勧めできません。

なぜなら、透明になるほど長く水につけた後は、
オパールの透明感がなくなり、真っ白に変化するからです。

遊色効果もあまり見られなくなるので、オパールの美しさが半減してしまいます。

この白濁状態は石の水分が抜けるに従って改善されますが、
元のような透明感と輝きを取り戻すには2~3週間かかることも!

水に濡らしたり乾燥したり…を繰り返すと、
変質してしまう可能性もあるので、ご注意ください。



水分を吸い込むということは、その「水分」に含まれる不純物も一緒に吸い込むということ。

例えば色のついた水につけると、オパールはその色に染まってしまいます。

化粧品や洗剤がオパールに触れる状態や、入浴などは絶対に避けましょう。



水に濡らさない方が良いと書きましたが、
実はオパールは、乾燥に弱い石でもあります。

何もしていないのにオパールが割れた!という場合は、乾燥が原因であることが多いようです。

もともと内部に水分を含んでいるので、それが急激に失われると、
石が割れたり、欠けてしまうことがあります。

つまり元々石の内部に含まれる水分量を急激に変化させない方が良い、ということなのです。

ですから、ハイドロフェン効果を試した後、白濁したオパールをもとに戻す(乾燥させる)ために
ドライヤーや熱を当てるのは絶対にやめましょう。

むしろ柔らかい布などに包んで、じっくりゆっくり水分を抜くのが良いと思います。



オパールは不安定さのある石です。

でもこの性質こそが、オパールの美しさを生み出す要因でもあります。

私達の都合(?)で掘り出された貴重な宝石。

せめて、その美しさを長く保つよう、大切に愛でて頂きたいと思い、
エチオピア産オパールの性質などを詳しく書いてみました。

この記事を読むと「オパールめんどくさい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
アクセサリーとして身に着ける分には、全く問題ありません。

普通通りで大丈夫です。

水分と乾燥にだけ気をつけて、美しいオパールをお楽しみください。





※Natural Styleでは、オパールを仕入れてから数ヶ月保管し、
状態が安定しているのを確認のうえで販売しております。



浄化用水晶さざれ石の仕分け中です

2013年09月17日 | 天然石について
Natural Styleで販売している浄化用水晶さざれ石は、
天然水晶にこだわり、石の質や美しさはもちろん、
研磨状態や粒の大きさなどに、高い基準を設けて仕入れています。

さらに何十kgもの水晶さざれ石を、1粒1粒、手作業で選別して高品質を保っています。

なぜ、こんな手間のかかることをしているかというと、
中には割れた粒や欠けのある粒が混ざっていて、鋭利な箇所があるため。

お部屋に置いたり、飾ったりする商品である以上、小さなお子様が触る可能性も高いですし、
良い運気をもたらすはずの水晶で、手を怪我したりしないように…という想いから、
大変でも、丁寧にこの作業を行っています。
(触って危なくない程度であれば、ごくわずかな欠けなどはそのまま入れています)



さて、前置きが長くなってしまいましたが、こうして1粒ずつ仕分けをしていると、
時々、面白い形や、水晶ならでは!という粒を見かけます。

今日の収穫はこちら。




左の2粒は緑の内包物が含まれるガーデンクォーツですね。

右の粒には針状の内包物が見られます。




こちらはキューブ型。

さざれ石の中にこんな形が紛れているのはちょっと珍しいです。

さらに、左側の石は緑の内包物がある綺麗なガーデンクォーツ。

もともとは天然石ビーズにするために加工された物なのかな?



とても透明度の高い水晶を大粒のさざれ石に加工してもらっているので、
パッと見た感じは「綺麗すぎて本物の水晶かどうか…」と言われてしまうこともあります。

ですがよーく目を凝らして見てみると、
内包物のある粒もあって、天然水晶ならでは!ですよね。

今回見つけたこの粒も、こっそり混ぜ込んでおきますので、
お手元に届いたらじっくり探してみるのも面白いかもしれません。


カラフルな遊色が美しい!エチオピア産オパール

2012年04月13日 | 天然石について
ブログ更新が滞ってしまっていて、申し訳ありません。

先月のギャラリー販売後、これまで以上に沢山のご注文を頂きまして
おかげさまで、幸せに制作に没頭しておりました。

この場を借りて厚く御礼申し上げます。



さて、本日は4月にギャラリーにて販売予定の石をご紹介させて頂きます。

Natural Style初登場、エチオピア産オパールです。

オパールの産地といえば、オーストラリアやメキシコなどが有名ですが、
最近では、游色がはっきりしているエチオピア産のオパールも人気が高まっています。

エチオピアンオパールは地色がチョコレート色だったり、黄色なことも多いのですが
今回は、透明感のある乳白色の、何とも上品なオパールに出会いました。





このカラフルな遊色!!

赤、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルーなど
様々な色がキラキラとゆらめいて、本当に綺麗です。



ブルームーンストーンやラブラドライトのような光の効果とはまた違って、
こちらは「光っているところ」を探す必要すらありません(笑)

とにかく石全体がカラフルに彩られているような感じ。

言葉を失って、いつまでもうっとりと魅入ってしまいます。



オーストラリア産の高品質なオパールなどは、
Natural Styleのような半貴石屋には、ちょっと手が出せないぐらい高価でして
「やっぱりオパールは宝石よね」と諦めていました。

でも、今回やっと、質も美しさも価格(それでも高価ですが…)も大満足の
オパールに出会えて、心がウキウキ躍っています。

どんなアクセサリーに仕立てようか、いま考えているところですが、
石自体が十二分に美しいので、できるだけシンプルに作りたいと思います。


どうぞお楽しみに。




3月のNatural Styleギャラリー

販売スタート:2012/4/27(金)の夜
販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style

ティファニーストーン(オパライズドフローライト)ペンダントトップ

2012年03月29日 | 天然石について
Natural Style初登場の天然石をご紹介いたします。

その名もティファニーストーンです。

といっても、もちろんこれはコマーシャルネームでして、
鉱物的な名称で言えばオパライズドフローライトになります。

他にもアイスクリームオパライト、ベルトランダイト(バートランダイト)
パープルオパール、ティファニージャスパーなど、
様々な名前で呼ばれることもある、ちょっと不思議な石です。

そもそも、なぜ「ティファニーストーン」と呼ばれるようになったかというと、
何でもティファニー創設者の息子さんの作品(ステンドグラス)に
この石の色あいや模様などが似ていたから…という、ちょっと???な由来なのです。

鉱物としては、フローライトがオパール化したもの(?)を主成分とし、
そこにカルサイト、カルセドニー、ロードナイト、ドロマイトなど、様々な鉱物が
混ざり合って形成されています。

そのため石の色あいや模様などは多様的で、成分比によってかなり異なります。

一般的には紫色のフローライト部分が美しく、全体的に模様が入った物が好まれるようです。








↓ こちらは、すぐ上の画像のペンダントトップを裏側から撮影したもの。
  裏まで模様が綺麗に入っていて、見ごたえがあります。




ティファニーストーンは、とても馴染みやすいヒーリングストーンです。

人を寄せつけない高貴な紫色ではなく、誰でもスッと受け入れてくれるような、
優しくて包容力のあるエネルギーを感じます。

それでいて、眺めているだけで何だかワクワクするような不思議な気持ちになります。

楽しいことや嬉しいこと、新しいアイデアが生まれそうな、
「いいことあるかも?」という、希望や喜びの感情を刺激される感覚です。



それにしても、ティファニーストーンという名前で販売すべきか、
オパライズドフローライトという名前で販売すべきか、少し悩んでいます。

数年前までは、かなりマイナーな存在だったこの石も
今ではティファニーストーンという名前で人気を集めていますので、
もしかしたら「ティファニーストーン」をお探しのお客様には、
オパライズドフローライトという名前で販売すると、
わかりにくかったり、混乱してしまうかもしれないですよね?

でも何となく、あまりにも名づけの由来がイマイチで…いえ、石のパワーや
鉱物的なことと離れているので、ちょっぴり悩んでいるわけなのです。

何とか金曜日までに決めたいと思います(笑)



どうぞお楽しみに。




3月のNatural Styleギャラリー

販売スタート:2012/3/30(金)の夜
販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style