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Natural Styleの日々

天然石アクセサリーショップNatural Styleの日々や裏話をこっそり。

人気のつゆマクラメブレスレット新作3点

2013年05月23日 | アクセサリー製作日記
5月のNatural Styleギャラリーにて販売予定の作品です。

もうすっかりお馴染みとなりました、4ミリ玉を編み込んだつゆマクラメブレスレット。

いつもは一種類の天然石でシンプルに作るのですが、
お客様から「グラデーションの組み合わせをぜひ!」というリクエストを頂き、
夏らしいブルーカラーで作ってみました。





中央からアクアマリン→シーブルーカルセドニー→ペルー産アマゾナイト→
エンジェライト→カイヤナイト→ラピスラズリ→留め石ソーダライト6ミリ玉
という組み合わせ。

留め石まで含めて、全体的にブルーの色あいが深くなるように配置しました。

いつもよりも石を多く編み込んでいるので、よりグラデーションカラーが引き立ちます。

見本画像のブレスレットよりもサイズが大きく(または小さく)なる場合は、
中央のアクアマリンを増減したり、
その両隣のシーブルーカルセドニーの数を変えたりしながら、
バランス良く左右対称な配置になるようにお作り致します。



新作2点目は、こちらもリクエスト多数のピンクオパール。

以前の記事にも書きましたが、色合いが綺麗なピンクオパールが
ここ最近、本当に手に入りにくくなってしまいまして…。

今回入荷した石は、かなり前から業者様に手配をお願いして、やっと仕入れる事ができた物です。





見ているだけで心がとろーんと和むような、上品なピンク色がたまりません。

画像で見る感じは、甘~いピンクというか、女の子らしい感じがしますが、
実物はもう少し落ち着いた印象で、大人の女性にも違和感なくお使い頂けると思います。

実は私も自分用に欲しくて…余らないかしら?と狙っております



新作3点のラストは、カラッと晴れた青空のような、鮮やかなスカイブルーのアクアマリン。

この青の美しさにひと目惚れです。





透明感があって、ごく淡いライトブルーの定番アクアマリンとは
かなり雰囲気が異なります。

実はこちら、粒によってはキャッツアイ効果も見られるんです!

石の表面にキラリと光る輝き、ご覧頂けますでしょうか?





キャッツアイ効果(猫目効果・シャトヤンシー)とは、天然石に見られる光学効果のこと。

石の中で乱反射した光が表面に集まり、
まるで猫の目のように一条(筋状・帯条)の光となって輝きます。



キャッツアイ効果のある石は、とても頼りになる魔除けのお守りです。

瞳のような光のためか、その昔は、石の中に魔神が住んでいると信じられていました。

表面的なことや見た目に囚われず、判断力や思考力、直観力を高めて本当の姿を見抜き、
持ち主を守り導いてくれると伝えられています。



キャッツアイ効果を持つ石として有名なのは、クリソベリルやトルマリン、アパタイトなど。

アクアマリンも結晶構造からキャッツアイ効果が出やすい石ではありますが、
ルースなどに加工されることが多く、今回のように丸玉で流通するのは希少です。

粒が小さいので、石を動かしながら、よーく見ないと分からないぐらいの光ですが、
とても希少なアクアマリンキャッツアイ、どうぞお楽しみに。





5月のNatural Styleギャラリー

2013/5/31(金)の夜
販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style

癒しのラリマーブレスレット

2013年05月20日 | アクセサリー製作日記
5月のNatural Styleギャラリーにて販売予定の作品です。

夏はやっぱりラリマー!
というわけで、ぜひラリマーのブレスレットを…とリクエストを沢山お寄せ頂きました。







南の島の澄んだ海のような、カラッと晴れた青空のような
ブルーとホワイトが混ざり合った、爽やかな色あいがたまりません。

ラリマーだけの豪華なブレスレット。

そのぶんお値段も豪華になってしまうので、
他の石を組み合わせて少しお安くできるようにしようかな…とも思いましたが、
やっぱりラリマーだけで作った方が、この石独特の世界観を表現できる感じがします。



今回は限定3個のみ!



画像の3個の内、どれかを無作為に選んでお届け致します。



また、今回このブレスレットに使用している石はグレードAAA。

それでも、ほんのり緑がかった色あいの粒や、模様があまりない物、
形がいびつな物、小さく茶色い内包物が見られる物などが含まれます。

いつもであれば、茶色い内包物が目立つ粒などは作品に使わない事も多いのですが
今回はあえてそのまま使用しました。

といっても、ブレスレット全体として見れば、あまり気にならない程度です。





というわけで、特別価格にてご提供させて頂きます。

実は、ラリマーはドミニカ政府による原石供給停止という
噂が聞こえてきておりまして…。

今後さらに手に入りにくくなりそうです。

希少性が増すことによって価格も高騰しますし、そこへ更に円安が進めば、
質の良いラリマーはとても手が出ない!ということになる可能性もあります。

すでに値上げを予告されている業者さんもあるほどで、
今後価格が上昇することは間違いないようです。

ラリマーブレスレットが欲しいけど、今までなかなか手が出なかった…
という方も、ぜひこの機会をお見逃しなく。





5月のNatural Styleギャラリー

2013/5/31(金)の夜
販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style

アクセサリー制作の舞台裏をちょっとだけ…

2013年05月13日 | アクセサリー製作日記
Natural Styleでは、普段どんな風にアクセサリーを作っているのか?など
お客様からご質問を頂いていますので、今回は、ちょっとだけ舞台裏をご紹介したいと思います。



まず、一番多かったご質問は
「デザインはどんなふうに決めるのですか?」
「新作はどうやって作るんですか?」というもの。

私の場合は、お風呂に入っている時とか、目が覚める直前とか、
ふとした時に思いついたイメージを形にすることが多いです。

仕事している夢を見て(笑)
その時、夢の中で作っていたアクセサリーを実際に作ったりすることもあります。

あとは、仕入れの段階で、その石を見たときから瞬間的に、
「絶対このデザインで作りたい!」と強く感じることがあります。

そんな時は、まるで石に命じられているみたいに、どんな飾りを使うかとか、
とても細かい所まではっきりイメージが浮かぶので、作りやすいです。



「イメージを形にする」と言うのは簡単ですが、
これが実際に作り始めると、うまくいかないこともしばしば。

違う!あれはもっとこう、しなやかにカーブした形だったのに!
とか、自分にダメ出ししながら作ってます



例えば、4月のNatural Styleギャラリーでご紹介したターコイズアクセサリーの場合。

これは、以前見た夢の中で、私自身がこんなネックレスを着けていて
「あ、素敵だな」と思ったアクセサリーなんです。

ところが、実際に作ってみたら「ちょっと思っていたのと違った」という所がありました。

ターコイズの中央にチャームを入れたかったのですが、
実際やってみたら、チャームが左右からギチッと挟まれて身動き取れない感じに。



しかも着けてみると、チャームが変な角度を向いたまま固まってしまいました。



確か夢の中では、このチャームがゆらゆら揺れて、そこが可愛かったんですよね。

そこで、チャームの下に小さなsilver925ビーズを入れて隙間を作り、
チャームが動くように修正しました。



これだとチャームがsilver925ワイヤーをこすって摩耗する心配もないので、
デザインだけでなく、強度もアップしていい感じです。

見た目にはあんまり変わってないんですが、
こういう、ちょっとしたことで仕上がりや着け心地が変わってきます。

細かな所までこだわって、何度も試作しながら、イメージを現実化していく感じです。

時にはイメージがぼんやりしすぎていて、結局実現できなかった…ということも。
まだまだ修行中です。





次に多かったご質問は「何か特別な機械など使っていますか」というもの。

マクラメブレスレットがあまりにもギッチリ編まれていて固かったので、
何か機械で編んでいるのでは?と思われる方がいらっしゃるようです。

マクラメアクセサリーに関しては完全手編みです。

すごく力を入れて編んでいるので、指を保護するカバーを付けていますが、
使っている物といえばそのぐらいで、とってもアナログです(笑)





silver925やK14GFのアクセサリーについても、例えば下記画像のようなアクセサリーは
何か機械でねじったり、加工するのですか?と質問されました。



石を繋いでいるネジネジの所なんかを、何か機械で作っているのでは?と思われたのですね。

これも全て手作業です。

元々は単なる一本のワイヤーを、一定の長さに切って、丸めて、ねじって、
作るアクセサリーに合わせて、下記画像のようなパーツを作ります。



これに石を通して、反対側も同じように丸めてねじって…と作業しながら
1つ1つ石を繋いでブレスレットに仕上げています。

ペンチやニッパーなど、普通のビーズアクセサリー作りに使うような工具を使っていて、
特別な機械などはありません。

あ!1個だけ。

天然石の穴を大きくしたり、silver925パーツのバリを削るのに
電動リーマーを使っています。

ガラスにエッチングする時などに使う電動工具で、
普通のホームセンターにも売ってあるのではないかと思います。

後は全て手作業なので、あんまりプロのアクセサリー制作現場っぽくないかもしれません…。

でも、手作業でじっくり丁寧に作るのが好きです。

小さなショップなので大量生産はできませんが、
これからも、Natural Styleを訪れてくださるお客様の想いに応えられるよう、
1つ1つ、心を込めて手作りにこだわっていきたいと思います。


新作ターコイズチェーンリング

2013年04月25日 | アクセサリー製作日記
4月のNatural Styleギャラリーにて販売予定の作品です。

先日ブログでご紹介した、フリーサイズのターコイズネックレスとブレスレットに合わせて
カジュアルなリングを作りました。



ターコイズはとても存在感のある石なので、
このぐらいのボリュームでも、しっかり目立っています。

手を上げ下げした時に、中央の粒花チャームが動くのがポイントです。



今回はSS~LLまで、5サイズご用意させて頂きました。

デザイン上、細かなサイズ展開ができないので、
5サイズの中から、一番近いサイズを選んで頂くかたちになります。
ご了承ください。

いわゆるジュエリー感覚のリングだと、ジャストサイズが望ましいですが、
こちらは少しサイズがルーズでも大丈夫。



着用画像の私は(中指だと)デザインによって11~13号ぐらいをはめることが多いですが、
このリングはMサイズ(12~13号)がちょうど良い着け心地です。

このリングは半分以上がsilver925チェーンでできています。

そのためリングをはめるとき、
チェーンが指に引っかかるような感じで、なかなかスルッとはつけられません。
(見た目に反してチェーンが転がらないのです)

少しずつ少しずつ、指の奥へ押し込んでいくようにして、丁寧に装着して下さい。

関節部分を通すとき「あれ?サイズ小さいかも!」と一瞬ビビリますが(笑)
焦らず、ちょっとずつチェーン部分を押し込んでいきます。

リングが指の付け根におさまった途端、
はめる間中ずっと感じていた窮屈感はどこかへ消え去り、サイズがピタッと馴染みます。

着け心地はとても軽やか。

馴染んでくるとリングが回ったり動いたりしますが、
多少ゆとりがないと指の関節を通り抜けられないのです。

外す時はまた、ちょっとずつチェーンを押し上げながら上げていって下さい



新作なので、販売前に自分で一週間ほど着用テストをしています。

かなり丈夫に作っていますので、着脱を丁寧にすれば、耐久性は十分だと思います。

ただ、ターコイズは水に弱い特性があるため、
このリングを着けたまま家事や入浴、洗顔などは避けて下さい。



これからの季節、青空によく似合うリングです。




4月のNatural Styleギャラリー

2013/4/26(金)の夜
販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style

エメラルドとアクアマリンのベリル兄弟2連マクラメブレスレット

2013年04月23日 | アクセサリー製作日記
4月のNatural Styleギャラリーにて販売予定の作品です。

5月の誕生石であるエメラルド(グリーンベリル)に、アクアマリンと
グリーンフェルドスパーを組み合わせて、2連マクラメブレスレットに仕上げました。





最初に、このエメラルド(グリーンベリル)に出会ったとき、
全体の色の組み合わせやイメージがパッと浮かびました。

この柔らかな色あい。

理屈ぬきに癒されます。

木や森、湖や海、雨、晴れた空など、
自然の気を集めてまぁるく磨いたようなイメージで、心がゆるーっとほぐれます。

緑色の石にはヒーリング効果があるといわれていますが、
中でもエメラルドは、最高の癒しを持つヒーリングストーンだと伝えられています。



エメラルドとアクアマリンは、同じベリル(緑柱石)という鉱物の一種。

含まれる成分や元素によって、異なる色あいに発色している、いわば兄弟のような石です。



このブレスレットのために特別に仕入れた、グレードAAAのブラジル産アクアマリンです。

エメラルドの雰囲気に合わせて、あえて透明感のないものを選びました。

ブラジル産独特の、濃いブルーがなんとも綺麗です。






エメラルド(グリーンベリル)の画像と見比べてみると、
同じグループの石だという事がよく分かりますね。

エメラルド…といっても半貴石なので、
いわゆる宝石として扱われるエメラルドとは趣が異なります。

私は宝石質の鮮やかなエメラルドだと、ちょっと強すぎるというか…
普段にはつけられない印象なので、こっちの半貴石の方が好みです。



通常、エメラルドの濃いグリーンはクロムの含有によって発色しているものですが、
今回仕入れた石は、バナジウムや鉄によって発色したもの。

色あいが明るくて、ほんのり青みを帯びているのが特長です。

大まかに緑色のベリル=エメラルドという定義ではありますが、
今回は、発色要因が異なることもあって、グリーンベリルという名称で販売したいと思います。

この石の穏やかな雰囲気や透明感がないところなど、
エメラルドというよりもグリーンベリルといった方がしっくりくる気がします。



今回このブレスレットのために集めた石は、どれもすぐに手に入る物ではありません。

特に高品質のグリーンベリルは大変希少ですので、この作品の再販は難しいと思います。

どうぞこの機会をお見逃しなく。





4月のNatural Styleギャラリー

2013/4/26(金)の夜
販売サイト:パワーストーンアクセサリーショップ Natural Style