時間を見つけては映画(DVD)を観ていますが、
先日観たのは、
「ショパン 愛と哀しみの旋律」と「ナンネル・モーツアルト 哀しみの旅路」
ショパンの方は、恋人だったジョルジュ・サンドとその子供達との関係に焦点を当てて作られています。
ショパンの映画というより、ジョルジュ・サンドの映画という感じもしますが、
そのせいか、キャストがジョルジュ・サンドはわりとイメージ通りかな・・・と感じたけど、
ショパンは、なんか違う気がする・・・・・、と終始感じてしまいました。
顔の雰囲気や立ち居振る舞い・・・・、
ショパンはあんなに声を荒げたりしなかったような気がする・・・とか。
顔と言えば、リストももっとすっきりしたイケメンだったんじゃないかなーーっ??なんて・・・。
これまで多少本を読んだりしてきたのと、ショパンの後年の写真を一枚見たことがある程度ですが、
自分でかなりイメージを持っているんですね・・・・・。
(自分のイメージがどこまで合っているのかわかりません・・・。)
音楽は、横山幸雄さんや「戦場のピアニスト」での演奏もしているヤーヌシュ・オレイニチャクさん、
チェロはヨーヨー・マさん・・・の演奏するショパンの曲がふんだんに挿入されています。
"ナンネル・モーツアルト"とは、ウォルフガング・アマデウス・モーツアルトの4歳年上の実姉のことです。
すばらしい才能の持ち主で、子供の頃、チェンバロ奏者・歌い手として活躍していました。
11歳(ウォルフガングは7歳)から、一家で、3年半もの間ヨーロッパ中を演奏しながら旅していましたが、
ナンネルは、弟ウォルフガングの伴奏をさせられることも多かったようです。
そして、女性だからということで、父親にバイオリンにも触らせてもらえず、
作曲もさせてもらえず・・・・・。
当時は、女性が音楽家として生きていくことなど許されなかったようです。
ナンネルの音楽に対する情熱と、
それを捨てなければならなかった苦しみと哀しみが描かれています。
実在の人物を描いた映画の場合、どうしても全てが史実だと思ってしまいがちですが、
かなり史実とは違っている部分もありますね・・・・・・。
映画としての面白さを出さなければならないのかもしれませんが、
ショパンの方は特に、"そんなこと付け加えたらいけないんじゃないのーーーっ"と
思ったりする部分がありました。
でも、大半は史実から忠実に作られていますし、
当時の風習、時代背景、雰囲気、音楽、etc・・・を知るのは、
ピアノを弾く上でも、勉強になることはとても多いと思うし、
どこが史実でどこがフィクションなのか検証してみるのもいいかもしれませんね。
(2日くらい前に「ブーリン家の姉妹」も観ましたが、これに関しては全くの無知だったので、
観た後で、インターネットでいろいろ調べました。
正直な所、映画としては、これが一番面白かったです)
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