昨日は、兄に会いに行きました。
兄は、去年の夏、クモ膜下出血で倒れ、2ヶ月近く意識が戻りませんでしたが、
少しずつ回復して、今はリハビリ施設にいます。
この1年と2ヶ月、兄を見てきて、
"生きる意味"を考えさせられました。
そして、
"人は、脳でできているんだなぁ。"と思います。
意識が戻ってしばらくは、たとえば食べること・・。
お腹がすいたという感覚もなく、何か食べたいという欲求もないらしく、
食事を目の前にしても、「ほら、ご飯食べよう。」と一口、一口促さなければ、
食べ物を口に入れようとしませんでした。
全てのことにおいてそんな感じでした。
(今は、しっかり食べるようになりましたが、食事をしたことを忘れてしまうので、
いつも「お腹がすいた。」と言っています)
でも、命が助かっただけでも、奇跡的なことだろうと思うし、
歩くことができるようになり、話すこともできるようになり、冗談まで言えるようになり・・・・、
最初に病院の先生から言われたことを考えれば、
兄の回復は、驚異的だろうと思います。
ただ、いろいろと欠落している部分があるので、
まだまだリハビリが必要ですけどね
昨日は、「リズムとソルフェージュ」を一緒にやってみました
それから、施設でカラオケが始まったので、それにも参加しました。
(カラオケは、脳によいそうです。)
普通に歌っていましたが、長渕剛の"乾杯"の曲が始まったら、
号泣してしまい、最後まで全く歌えませんでした
今年、兄の娘が結婚したのですが、自分が結婚式に参列したことは憶えていないものの、
何か感じるのでしょう。
脳は、奥が深いですね。
私も、もらい泣きしてしまいました
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