♬横浜市・磯子区の"ミズムラ音楽教室"♫

JR根岸駅前のギター教室・マンドリン教室・ヴォーカル教室
基礎から個人レッスンで学べる、大人のための音楽教室です。

カポタスト

2008年12月21日 | Weblog
今日は晴れ、夕方から雨になると言っていたがまだ降ってこない。
風が強くなってきた。

皆さんカポタストってご存知ですか ? ギターを弾く人は大抵知っていると思いますが。
Key(調性)を変える時に使うもので、この曲は低くて歌い難いから少し高く歌いたい等
したい時に使います。

写真は左の2個がスペイン製(フラメンコで使う)で真ん中の2個はフォーク等で使う。
右の2個は何にでも使うが最近はフラメンコ・ギタリストもよく使います。

使い方はいろいろで、プロは素人とは少し違う使い方もします。
例えば、Emの譜面にカポタストを1フレットにつけてFmとして弾く。
つまりやさしい譜面で難しいKeyの曲として弾く訳です。
これが素人の一般的な使い方ですが、現場では譜面はFmでくる訳ですから、
いちいちEmに書き直している暇などありません。
Fmの譜面のままカポタストを1フレットにつけて弾きます。
頭の中はFmなのです。ここが素人と違うところです。
もちろんカポタストなしで弾けますが、開放弦としてFの音を弾きたい時に使います。
指も楽ですし。

だいたいピアノにしてもシャープやフラットが沢山付くKeyは楽器自体が良く鳴りません。
黒鍵ばかりで弾いた曲など良い音がする訳がない。
ギターも同じで特に沢山フラットが付くと開放弦が使えないので楽器が鳴りません。
バンドで弾く場合は良いのですが、一人で弾く場合は低音の開放弦は使いたい。
指も自由になるしシャープ系の方がギターは鳴るんです。

また、フラメンコの世界では、歌い手は自分のKeyを何メイジャー、何マイナーとは言わず、
カポタスト何フレットと言う。(フラメンコの世界ではカポタストとは言わずセヒージャと言う)