1月26・27日
シンポジュウム「後北条氏の城」聴講 県立嵐山史跡の博物館主催
場所:国立女性教育会館講堂
近年発掘調査が行われた比企地域の「松山城跡(比企郡吉見町)」・「杉山城跡(比企郡嵐山町)」・「小倉城跡(比企郡ときがわ町)」は遺跡としての重要性が認められ、「菅谷館跡」とともに、「比企城郭跡群」として国指定史跡への昇格が決定された。そして現在、嵐山史跡の博物館で企画展「後北条氏の城・合戦と支配」を開催している(12/?~2/24日)。これらにより表題のシンポジュウムが開かれたので聴講した。
内容はまず、埼玉県指定無形民俗文化財、小鹿野歌舞伎の上演
(秩父郡小鹿野町の小鹿野歌舞伎は江戸時代中ごろに始まったと伝わっている。現在町内の五ヶ所に伝承されそれぞれ地元の神社の祭りで歌舞伎を演じていて、田舎にはめずらしい歌舞伎の町としてしられている。)
(小鹿野歌舞伎保存会による、義経千本桜伏見稲荷鳥居前之場は、かなり本格的であった。)
基調講演「戦国大名北条氏と領国支配」 講師、池上裕子(成蹊大学教授)のあと
発掘発表があった。
1、「石垣を持つ城郭」 石川安治(ときがわ町教育委員会)
2、「発掘調査成果からみた杉山城跡」 村上伸二(嵐山町教育委員会)
3、「戦国城下町の成立-岩槻・松山・鉢形-」 青木文彦(さいたま市教育委員会)
4、「戦国城館の遺物」 秋本太郎(群馬県高崎市教育委員会)
5、「戦国大名北条氏の城」 中井均(滋賀県米原市教育委員会)
その後これら講師をパネリストとした討論会があった。
いずれにしても、今この地域では武蔵国、特に比企郡を中心とした中世城郭の歴史を解明されつつあるのであります。(城跡の説明については善さんが現地に行ったとき別途紹介します)
千葉の住人です。国立民族博の友の会サークルのメンバーになています。高崎の三寺遺跡の書評を書きましたのでTBさせていただきます。よろしくお願いします。
群馬方面には月にⅠ~2度行っております。
三ッ寺Ⅱ遺跡の情報ありがとうございます。
「かみつけの里博物館」へは期間中に寄ってみようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。