ホリコは今…

見たり、聞いたり、感じたり、そんなものを何かに綴って残したい、そう思うこの頃です。

リベンジ“みちのく三大桜めぐり”  番外編

2015-04-28 09:15:13 | 日記
≪北東北の桜の名所を満喫 弘前公園・角館・北上展勝地 みちのく三大桜めぐり2日間 ≫

ツアーの宿は「盛岡」

盛岡といえば “石割桜”
昨年はここも葉桜…

今年は?
逸る気持ちで夜桜見物に出かけました♪

夜の市内は静か
繁華街を抜け 左に曲がり 信号の右前方とのこと
やや地味な照明に照らされ
“石割桜” が 現れました~

満開?
ヤッタ~ の気持ちで近づく

    庭石の割れ目に
    桜の種が飛んできて 目を出し
    成長とともに 石の割れ目を 押し広げていったらしい

それにしても
巨大な花崗岩の石が
発芽した桜の根によって
徐々に徐々に 割れ目が広がったとは???

樹齢は350年~400年
江戸時代から続く悠久の歴史
自然の力
何て表現したら良いのだろう‥‥
やはり 軽い言葉は 控えよう


さて
今夜は何を食べようかな?
カウンターで 一人客がいる「居酒屋」を見つけ
のれんをくぐり 「一人ですけど…」

カウンターの前には肴が並び
テキパキ働く料理人さんが見える
この雰囲気 良いですね~

取りあえず 生ビールと「ホヤの刺身」を注文

目の前の魚も気になる 
この魚は? 「ソイ、スズキ、ホウボウ」
あれもこれも食べたいけれど 
一人の私
「カキフライ」「海鮮サラダ」そして「地酒」…

お腹はいっぱい 飲むのもこのくらい
そろそろ帰ろうかな~

その時
「どうぞ、先ほどの魚です」
カウンターから出てきた店長さん
にっこり笑って 差し出されたのは
小皿に盛られた「ソイとスズキの握り寿司」
エッ! 驚く私に もう一度
「どうぞ」 と ニッコリ

「ありがとうございます!」
いただきました~
美味しかった…本当に…
それ以外 言葉はありません
感動 感激 感謝 です 

     盛岡の 
     ちょっとさびれた繁華街
     居酒屋のカウンターに
     一人座る老女
     黙々と酒を飲み 肴をつまむ
     そこへ
     差し出された 店長さんの心意気

     何だかホロリ…
     目頭が熱くなりました


盛岡、「石割桜」そして「居酒屋」
心に残る 一夜 でした。