✳日々徒然✳

気儘な独り身備忘録。

【すしうえだ】神戸元町

2021-01-31 18:00:00 | グルメ

オマエは鮨しか食わんのかシリーズになってきた。

さて、『すしうえだ』。じつはワタシが足繁く通う『寿司赤酢神戸元町』の1軒隣にある店で、びっくりなことに大将どうしが確か同い年である。

『寿司赤酢神戸元町』は基本のコースが16,000円だが、『すしうえだ』は確か20000円を超えていたのではなかったか。そう考えると『赤酢』のコスパはスゴイもんだなと思う。

こちらの大将も非常の物腰柔らかで感じがよい。この1発目の鯛がしみるほど美味かったのを覚えている。器も好みだ。

ただし初訪店時に居合わせた年配の男性客がやや難ありで、ワタシとしては少しシンドイ滞在となった。カウンターに9人だったか、横並びに腰かけるのだけれど、やはり満席だとちょっとばかり窮屈に感じる。

淡路にこだわった鮨で、1品1品が上品である。蛸はぷちぷちとした吸盤の食感がやみつきになる。

あまりにもシンプルといえばシンプルな、太刀魚の焼き。けれど太刀魚はやはり美味い。

白身から。

もうほとんどねたの種類は覚えていない(ということからもワタシのシロート具合が分かる)。ひとつひとつの切りつけは大きめで食べごたえあり、満足感は大きい。

産地のちょっと違うところの鯛。

この鰆は美味かったなあ~。見るからに美しい。確か中に葱ペーストを噛ませていたのではなかったかな。

まぐろは大間だそう。

個人的に大間のまぐろにこだわりはないので、別にこのあたり産地はどこでもかまわない。美味しいまぐろはどこ産でも美味しい、ということくらいはワタシにも分かる。プロから見たらそうではないのかもしれない(笑)

ワタシは美味しければボストンでもニュージーランドでもありがたくいただくチョロイ客である。

まぐろが美味しいところは信頼できる、と思っている。

美味しかった。

ただここのところはほとんど『寿志城助』か『寿司赤酢神戸元町』にしか行っておらず、特に『寿司赤酢』のまぐろの味が刻みこまれてしまっているので、しばらく時間が経ってしまうと感想が疎かになるなあ。

ただ、こうして振り返ってみると、握りがとても綺麗だなあと思う。これだけでテンションは上がる。握りが綺麗でないと、つまりそれだけでテンションは下がるというわけ(笑)

冷茶は知覧茶とのこと。

冷酒もいただいたが、くだんの年配客の存在が気になってあまりのめりこめず。

海老の火入れは好み。

どうでもいい話だが、高校生のころ「海老好きが全員アホだとは限らないが、アホは全員海老好きだ」という説がまことしやかに流れていて(そんなアホな)、「ああ自分はやっぱりアホなんだな」と思った記憶がある。

そういえば茶碗蒸しが出たはずだったけれど、写真が見当たらなかったな。

穴子はふわふわ、やはり見た目が立派だな。

最後の玉なども非常に美しく、見栄えのいい鮨であった。

2人で行って、2名で基本コース2に冷酒1合、冷茶2だったか3だったか、これで1人あたり25,000円強だったかな。

隣りあわせた年配客と、満席の窮屈感さえなければ、コスパ良しと感じたはずなのだけれど…。

5席くらいの埋まりで(店には気の毒だが)、不愉快になるような客と隣り合わせさえしなければ、もう1度試してみたいなあ。


【寿司赤酢神戸元町】神戸元町

2021-01-30 18:00:00 | グルメ

いつもの鮨屋にて。

シャリのテイスティングからスタートである。

2週間もすると、だいたい禁断症状が出て再訪したくなる。

これはマズイのではないか(笑)

藁焼きのまぐろステーキは、鬼おろしで。ふわっと藁焼きの香りがして、またまぐろも大きめのカットで食べごたえがある。

わりと頻繁に来ているが、けっこうメニュー変更があるのも嬉しい。飽きがこない。

このぼたんえびは現在のところ鉄板気味だが、これも美味しいので飽きない。

鰯の生姜巻き。個人的にはこれが恵方巻でもいいくらいだ。これを5本くらい持って帰って、昼夜と食べていたい。

今日のしゃぶしゃぶは、白子とたまくえであった。

白子は数回ぶり、ぱつぱつの白子である。

これも皮目のところの脂があまくて最高に美味い。今までに食べたたまくえの中でも好みの味だった。

さて、生姜は甘めと辛め。左の角切りが辛めの生姜で、ワタシはこればかり食べている。

こいつ生姜ばっか食ってんな、と思われているのでは。

さてまぐろから。

ワタシはそれほどまぐろが好きではなく、回転ずしでも好んでまぐろを食べることはなかったのだけれど、ここでは別。まぐろがめちゃめちゃ美味い。

昨今まぐろは良いものが獲れないということで、「もう鮨屋でまぐろを扱うのはやめてしまったほうがいいのではないか」「近いうちにまぐろは鮨屋から消えるのではないか」と嘆く大将も多いようだが、そうはいってもこれだけ美味しいまぐろなら、食べられるうちはしっかり食べておきたい。

まぐろの美味しい店は、とにかく赤身が美味しいのである。こういう店では、特に大とろなどを出す必要はないとさえ感じる。

熟成の金目鯛。炙っていないものもとろりとして美味い。

しまあじ。刺身寿司だと、ぶりっぶりの歯ごたえのある握りになるけれど、こういうところで食べるしまあじはねっとりとして食感からして違う。3枚で握ってあって、これはワタシははじめて食べる形のしまあじ握りであった。

旬のなかの旬、ということでのどぐろ。わさびがまったく効かないくらいの脂のりで、これもまた良し。軽く昆布締めにしてあるということもあって美味い。

さてこちらは安定のメニュー、寿司赤酢グループで必ず出てくる鮑の肝ソース和え。元町店の肝ソースはねっとりとして、ややとろみが強く、鮑によく絡むので良い。

残った肝ソースでリゾット風に。

心なしかシャリ玉がでかくなってきているような気もする。確かによく食べる客だからな。

そして嬉しいはまぐりの茶碗蒸し。

このお匙が可愛らしくて、つい1枚写真を撮ってしまった。

海老昆布締め。歯ごたえのある、食べごたえのある海老だ。酢昆布でしめてあるのだという。うまみがあって、これも好き。

安定して「美味しい」のだけれど、やはりその「美味しい帯」の中でもある程度の高低差があって、今回のこの海老は帯のなかでも最高地点に位置する感じであった。

ま、鮨に詳しいわけではないシロートなので、何度も言うように「もっと食べたい」か「そうでもない」かという基準でしかないわけだけれど。

痛風丼。

元町店に来るたびこれを食べているので、そろそろ痛風になるかもしれない(笑)

何となしの抵抗感を無視して、いくらから何からすべてを全潰しにして食べるのがいちばん。穂紫蘇はもう少し少なくても良かったかもしれない。

豊後の生さば。

これも幼少時の自分ならばアレルギーで絶対に食べられないところだが、大人になって体調が万全のときにはしっかり食べられるようになった。

震えるほど美味い。好き。

そして車海老。やや控えめのバンジーだなと思いきや、「最近よく落とすので怒られるまえに控えめにしておこうと思ってww」と大将。

何というかこう、飾らない素直な物言いが非常に好ましく、オバチャンとしては末永く応援したい限りである。

海鰻のトリュフバターオイルサンド。外ぱりっ、中ふわっ、という安定の美味しさで、トリュフバターで食べるか、シンプルに山葵で食べるかを選ぶことができる。

いつも迷いに迷って誘惑に負け、トリュフバターオイルにしてしまうので、今回は山葵って決めていたのだ。とはいえ、しっかり迷って迷って、ワタシ以外がみんなトリュフバターにするのを見て「ひぃ~やっぱりトリュフバター…」となったけれど、初志貫徹、山葵で(笑)

そして最後に煮蛤。柑橘が振ってあるのが良い。最近はもう、この柑橘なしの煮蛤はあまり美味しいと思えなくなってきてしまった。

椀はまぐろつみれ汁。

これは初、そしてまたびっくりするほど美味い。ああ、このお出汁だけ貰って帰って、家でおじやとかにして食べたいくらい。

最後はとろたく巻きで〆。追加料金ありで、「神戸巻き」。足繁く通って思ったけれど、なんだかんだでけっこうこれ頼む人、多くはないんだなあ。そりゃそーだ、これだけでシャリ1合ぶんくらいあるんだから。

…だが美味い。

大半のお客さんはとろたく巻きの小や中を頼んで、このデザートをおかわりするのだけれど、ワタシは基本的にとろたく巻きの大を頼んで、デザートはおかわりしないのが常である。

ただしこちらで夕飯をいただくと、翌日夕方ごろまで何も食べなくともいいくらいお腹はぱんぱんになるのでご注意。


【東京を思い出す】

2021-01-29 18:00:00 | 旅行

コロナ禍のなかで後ろを向いてばかりいても仕方のないことなのだが、過去を振り返ってじめじめすることがある。

「あのころは良かったなあ」というやつだ。

2018年、秋に大学ラグビー早慶戦を観に、東京へ行った。RWC2019の約1年前のことであった。

もちろんこのころはほとんどの人がマスクなど着けず、「3密」などという言葉も知るよしもなく、ぎゅうぎゅうになってラグビーを楽しんでいた。

ちょうどこの日は、すぐ隣でスワローズの感謝祭もやっていたっけな。

丸尾くんが2年だったか…、今年の大学ラグビーを観ていると、その丸尾くんが4年主将となり活躍していた。ああ、あの丸尾くんが4年生か。あるいはこの日に衝撃的なドロップゴールを見せてくれた岸岡くんも、もう卒業してしまっているのか…などと感慨深い。

人、人、人。

ほぼ満員である。この日は早稲田が勝利した。

今年は天理が優勝した。確かに早稲田も明治も頑張ってほしい気持ちはあるものの、関西勢が久しぶりに優勝したことでかなり興奮したものである。

ネットなどでは成人式後に会食をした若者にたいする批判などもあるようだが、「我慢のできない大人」や「カネと権力に縛られて身動きのとれない政治家」などの行動や政策を目の当たりにしている若者、コドモたちが、まともな思考や思いやりで動けるはずがないのではないか。

確かに彼らは大人の「背中を見て育って」いるのである。

国民は、自身の国であることを自覚し、政治家のアレコレに振り回されることなく、正しく行動すべきである。「政治家がああ言うから」「誰々がこう言うから」ということでしか判断できないというのならば、いずれ滅ぶべくして滅ぶだろうとさえ言って良いのではないか。

しかし、それでは説明のつかない「感情」というものがある。

ヤツらが我慢していないことを、なぜ我々が我慢せねばならないのか。

カネの苦労のない連中の言うことを、なぜ我々が聞かねばならないのか。

そういう「感情」は、理屈でどうこう出来るものでもない。学校のクラス運営を考えればわかりやすい話だ。「率先垂範を旨とすべし」、これが理解できないかぎり、政治家は存在する意味がない。

…というようなことを考えながら、一方で、「ああ旅行したいなあ」というようなことばかり考えている。


【ふふ奈良】朝食

2021-01-28 18:00:00 | ホテルステイ

こうしてブログを書いていると、奈良記事率が高いような気が…(笑)

好きなんだなあ、奈良が。

というわけで、ある日の『ふふ奈良』での朝食。

大和真菜のスムージーからスタートである。ほんの少しの苦みと真菜のあまみが相まって、個人的にかなり好きなスムージーかもしれない。

残念ながら朝食のメニューは基本的に変化なし、このことだけは少し物足りなく感じる。

基本的には一膳出し。茶粥と白ごはんとを選ぶことができ、おかわりは自由である。茶粥を食べてから白ごはんでもいいし、白ごはんを食べてから茶粥でもOK(2杯前提かいっ)。

ちなみに真ん中の器の中身は、鰻である。

かわりばえしないけれど、1品1品のクオリティはじゅうぶん。

昔は(といっても夏ごろまで)鮭と鰈の2種だったのが、鰈だけになっていた。ふっくらとした西京焼きで、この西京焼きは多少好き嫌いが分かれるものの、とても美味い。これだけで白ごはん1杯イケてしまいそうだ。

それから納豆汁。

これも好き嫌いは分かれるだろうなあ。しっかり納豆の臭いは感じられるので、納豆が極端に苦手な人には厳しいのでは。しかし、目玉焼きが入っていて、これが意外と癖になる美味しさなのである。

食後はデザートと紅茶or珈琲を。

デザートは季節ごとに変化があるので楽しい。

中庭を通って客室に帰るのもいいけれど、こちら側から外に出て、のんびり外周をまわって帰るのもまた良し。願わくは、チェックアウト時間が一括で12:00になればいいのになあと。

公式では11:00、一休のダイヤモンド特典では12:00だったかな。

なかなかの値の宿なわけだし、出来れば12:00までゆっくりしたいところではある。


【おにぎり竜】北新地

2021-01-27 18:00:00 | グルメ

北新地に『おにぎり竜』という店がある。

ボクシングの元チャンピオンがにぎるおにぎり&おでんのお店で、(コロナ禍さえなければ)深夜3時ごろまで開いているのもありがたい。

北新地にはやや似つかわしくないほどの可愛らしい看板。

店内では店主がおにぎりをつくるスペースを囲むようにして、コの字型に椅子が配置されている。カウンター10席程度かな?椅子はひとつひとつ布デザインが違っていて、とてもあたたかみのある店内である。

お通しの焼き穴ガリ。焼き穴子がいい仕事をしていて、これだけで飲める。お通しではあるけれど、メニューに単品として用意されてもいる。

この日は何軒目だったかな。コロナ禍まえ、それこそ日付が変わるかどうかの時間帯で、隣のサラリーマンと意気投合したのだった。

近所ならば配達もしてくれるはず。おでんも美味しいし、スタッフも感じがよい。

で、おにぎりを1個しか食べずに店を出るという…。

これはにゃんこ三昧、必ず頼む1品である。どれを食べても美味しいし、まあ北新地にしては安いのではないか。

お持ち帰りにおにぎりをいくつか注文して帰るのが常である。写真はないけれど、竹皮に包んで持たせてくれるから雰囲気があって良いですよ。