✳日々徒然✳

気儘な独り身備忘録。

【音楽を聴く】

2021-02-11 18:00:00 | 日記

デヴィッドギャレットが好きである。

それから2CELLOSも好きである。

ワタシが惚れこんでからギャレットがなかなか来日しないので(笑)、やむなく2CELLOSのコンサートに行くことにした。

もう4年も前のことになるのだなあ。

肺炎になる2か月前だな…これ…。

1人でコンサートに行ったのは、クラシック以外ではこれが初めてである。仕事帰りにそのままフェスティバルホールへ。

わりと良かったのだけれど、CDで聴くよりも下手だったのが笑えた。

生で聴くのが下手なら、とりあえずCDでいいだろうと思ってCD購入、するとサイン入りポスターまでついてくる。

何を思ったか、翌日のチケットを衝動買いして帰った。

で、翌日仕事でトラブル発生、後輩に付き合って残業した結果、前晩に衝動買いしたチケットは紙くずと化したのであった。

すし屋での散財に後悔することはないが、この衝動買いはまあまあ後悔したよなあ…。


【阪神淡路大震災を思い出す】

2021-01-17 05:46:00 | 日記

阪神淡路大震災から26年が経つ。

当時、ワタシは小学生であった。

インフルエンザだか何だか分からないが、高熱を出していた記憶がある。眠っていたところを、大きな洗濯機に放りこまれ、ぶんまわされたかのような衝撃を受けて目を覚まし、身動きもできないまま大声で叫んだような気がする。

電気の傘がふっ飛んできて、隣室で寝ていた両親、特に母親が心配してワタシの名前を叫んでいた。すぐ隣、けれどあまりの揺れに歩くこともできず、ワタシの部屋に来ることができなかったのだ。互いの名を叫ぶしかできなかった。

家のなかのものがたくさん倒れ、電気は点かなかった。水も間もなく出なくなった。

何もできずに、ラジオを点け、明るくなるまで家族3人で寝室でじっとしていた。

 

明るくなってから、ベランダに出て周囲の様子を見る。そのころワタシはマンションの8階に住んでいた。団地だったこともあり、ぱっと見まわしてすぐにそれと分かるような被害はないようだった。ただ、しんとしていた。体の芯が冷えるような静寂があり、その感覚はいまでも覚えている。

 

尼崎と西宮にそれぞれ祖父母が住んでいた。安否確認のために公衆電話に向かったが、大行列ができていた。

尼崎は何ともなかったものの、阪神西宮駅のすぐ近くに住んでいた祖母の古いマンションは半壊、さらにその周囲の木造民家の多くが全壊だった。そういえば西宮の祖父母は、長いこと避難生活を強いられたのだったな、と今これを書きながら様々なことを思い出している。

毎日ポリタンクを持って、隣の中学校に給水しに行った。毎日長蛇の列だった。陸上自衛隊が来てくれていたと思う。ガスボンベで調理をし、節水のために紙皿を使い、夜は小さな余震でもすぐに飛び起きた。無意識のうちにかなりの恐怖とストレスを感じていたのだろうなあ。

今でも地震があると、小さな揺れでも体が硬直して動かなくなる。

小学校もしばらく休校だった。休校が明けても当然ながらすぐには日常は戻ってくることなく、給食にポールウインナーが出てきたことを、鮮明に覚えている。

習い事で芦屋に行っていた。全壊し、ブルーシートがかけられ、花が手向けられた民家の前で、ピースサインをして写真を撮りあう人がいた。「これが東京でなくてよかった」と言った政治家もいたように思う。子ども心に、「道徳とは何か」「人を人たらしめるものとは何か」と考えた。助けあうことも覚えた。

生きているから、あの体験も無駄にせずにすんだのだと思う。

だが、ああいう体験はせずにすむなら、しないほうがいい。

阪神淡路大震災を経験し、東日本大震災を見て、いまコロナ禍のなかにいる。戦後に生まれて幸運だったことは間違いないけれど、これもひとつの戦争といっていいかもしれない。

自然のまえに人は無力なのだから、せめてそうでない理不尽な命の落とし方をせずにすむように、思いやりを持ちつつ生きていけたらいいのにと思いながら、1月17日を過ごす。


【タンタンさんを愛でる飼育員さんに心うたれる】

2021-01-02 12:08:06 | 日記

神戸市立王子動物園のTwitterアカウントをご覧になったことはあるだろうか。

飼育員さんが愛にあふれた呟きと写真を載せてくれている。

ワタシはパンダに興味はないのだけれど、ふとフォローした王子動物園のTwitterを見ているうちに、いつの間にか神戸のお嬢様「タンタンさん」に惚れこんでしまっていた。

 

…というよりは、その投稿に滲みでる飼育員さんの深い愛情、深い慈しみの色あいに心惹かれたといったほうが正しいかもしれない。

 

#いい夢みろよ

#タンタンさんありがとう

#きみが幸せならぼくも幸せ(意訳)

 

そんなタグがつけられている。

飼育員さんの、タンタンさんへの愛情がよくわかる。投稿された写真が、また愛がなければ撮れないのではないかというような、良い写真なのである。

昨年から放送されていた番組をずっと見逃していたのだが、今日、その再放送があった。

NHKの『ごろごろパンダ日記』である。

タンタンさんが中国に帰る、ということについて語るとき、男性飼育員さんの2人とも、途中で涙がこぼれて言葉が続かなくなってしまった。

高齢パンダが余生を過ごすにはきっと幸せな場所だ。ずっと一緒にいたかったけれど、これはあの子にとっても最良の選択なのだ――そう言い聞かせるけれど、「この檻に入ってここを出て行ってしまえば、もう会うことは出来ない。そう考えると…」、涙がとまらないのである。飼育員さんの涙が。

年齢を重ねるにつれて確かに涙もろくなってきた自覚はあるが、いやあ、今日のはキツかった。これを書いているだけで、あの飼育員さんの涙を思い出して、ワタシの涙がとまらない。

パンダにとっての真の幸せが何なのか、それは何とも言えないけれど、「野生の世界から連れてこられて動物園にとどめるということ」「それは命を預かること」「ならば最大限快適に過ごせるようにしてやらなければならない」、飼育員さんたちがそう考えて日々睡眠も惜しんで寄り添っている、そのことに感動するような番組だった。

普段からTwitterを見ていたこともあったかもしれない。

こういう愛が、できるだけたくさん世の中にあふれていればいいなと思った。


【10数年ぶりに紅白をまともに観て年を越す】

2021-01-01 13:19:29 | 日記

明けましておめでとうございます。

年越しそばは月見どん兵衛であった。

 

で、だ。10数年ぶりに(といって良いと思う)まともに紅白歌合戦を観て過ごした。まあ前半はほとんど観ていなかったわけなのだけど、おお、そういえば今年は大泉洋が司会だった、と思い出して慌ててチャンネルを紅白に。

 

「せっかくグルメ」は好きだが5時間ぶっ通しでリアルタイムで観る根性はないし、「孤独のグルメ」も別に録画でいいなあ。「ガキ使」のような笑いはそもそも好きではないから最初から観る気もないし、格闘技も興味はない。

 

というわけで、そこまでは昨年のRWC2019日本VSアイルランドとか、日本VSスコットランドとか、何かそういうのを観て、まるで初観戦であるかのごとく盛り上がっていたのである。

 

結果的に大泉洋は非常に良かったと個人的には満足。毎年大泉&内村でやればいいのでは??ていうか全アーティスト大泉の物真似でやっていただいても…というのは乱暴であるにせよ(笑)、無観客かつ低クオリティのワチャワチャ企画みたいなものがない紅白歌合戦というのは、わりにストレスなく観られるもんだなあと。

 

よくもまあこんな歌唱力で…と思うアーティストもたくさんいたけれど、まあこんなものなんだろう。実力だけでは昇っていけない世界なのだ。きっと。

 

そういうわけで、0時とともに就寝。

朝はシューイチで大泉洋インタビューがあるというので、6時半には起床。我が家のおせちはまあこんな程度である。

お雑煮を食べて、10時からは高校ラグビー観戦。

少し長めの正月休みはありがたいが、長ければ長いほど仕事に戻りたくなくなるという…。遅寝早起きをしたので、今日は自分に昼寝を許してやろうかなと思う。

だが昼寝をすると、行きつけの鮨屋がパンを焼くというような突拍子もない夢をみるんだよなあ。

 

令和3年、2021年もそういうわけでどうぞよろしくお願いいたします。


【旅を妄想する】

2020-12-30 19:15:28 | 日記

いやいや、誰がいつニューヨークに行けるというのか?

…ということは置いておいて、買い物ついでに本を2冊購入。

年末年始は近場のホテルでぐうたら過ごすつもりでいるが、やはり遠出をして、自由に美味しいものを食べ、現地の人たちとしゃべり、笑いたいというのが正直なところ。

とはいえ、ひとりで行けば食事も短くすませられるし、基本的に接触がないので、少しコロナが落ち着いたあたりで高知などに行きたいなあと妄想したりもする。

 

いや、しかしひとりで行くと店で出会った他客と盛り上がったときが心配か。

いやいや、だが他人と複数で行くよりかはずっと安全では??

などということを、ぐるぐると考えている年末なのであった。

安く買った白ワインをそろそろ開けてしまわなければ。

…と思って、今夜も飲んだ。

赤ワインも飲めるようになりたい。