✳日々徒然✳

気儘な独り身備忘録。

【キトラ古墳】奈良

2021-03-05 18:00:00 | 旅行

仕事の都合で、すでに当選していた「高松塚古墳壁画特別公開」を逃したワタシは、何としても「キトラ古墳壁画特別公開」だけは行こうと考えていた。どちらも当選していたのである(笑)

今回は玄武の壁画公開なのであった。

わりと定期的に特別公開をしているので、けっこう楽に当選するはず。

せっかくなので今回は玄武の乾拓板を1枚ぱしゃり。また鉛筆と紙を持ってくるのを忘れた。

高松塚古墳よりも少し空が遠い気がする。

美しい円墳である。

前回と違って、やはり特別公開日ということもあり、また快晴の週末ということもあり、駐車場はほぼ満車であった。

石舞台へも行こうと思ったが、どうも今日は子連れが多いような気がしたので、晴れた平日を狙って行くことにする。

明日香村はやはり良い。1人で行くのが良い。また来ようと、必ず思う。


【高松塚古墳】奈良

2021-03-04 18:00:00 | 旅行

まあ旅行というほどのものでもないのだけれど、この日はキトラ古墳と高松塚古墳をハシゴして、別にふつうに日帰りで帰宅できるのに泊まりを選んだ…というわけ。osteria YURURIに行きたかったし。

というわけで。

近鉄奈良駅からレンタカーを借りて(当初、雨予報だったのだ)明日香方面へ。まずはキトラ古墳の壁画特別公開に行ったのだけれど、それはまた別の記事で。

しかし予想と違ってずいぶんよく晴れ、しかも暖かかったので、電車でのんびり行けば良かったなあと後悔。

高松塚古墳に来たのはひさしぶりである。

出身大学の名誉教授の活躍のおかげで、じつは高松塚古墳には親近感がある。さらに中学生時代にハマりたおした少女漫画『ふしぎ遊戯』のおかげで、よりいっそう高松塚古墳に対して魅力を感じるようになった。

前方後円墳も悪くはないが、やはりこうしてみると、こぢんまりとしてはいるものの、円墳の美しさには心惹かれるものがある。

青空とのコントラストが◎。

これが墓でさえなければ、古墳でさえなければ、あのてっぺんによじのぼっておにぎりを食べたい。

うーん、見づらいけれど、人物群像が描かれた石碑である。

この資料館から古墳へ行くまでの道に、梅が咲いていたり水仙が咲いていたり、のどやかな春を感じる素晴らしい散策になった。

例によって例のごとく1人での古墳ハシゴであったが、これはやはり1人で行くべきだろうと思う。

もうすぐ春である。


【海の旅亭おきなわ名嘉真荘】沖縄

2021-02-15 18:00:00 | 旅行

年度末のバタバタを終えて、次の年度が始まるまでの数日は、じつは気兼ねなく休める貴重な日々だったりする。ちょうど3年前だったか、別部署の同僚が隣にやってきて、「疲れたわあ」「どっか行きたいわあ」と言いはじめた。

「沖縄とか行きたいなあ」とどちらからともなく言いだし、その20分後には飛行機からホテルまですっかり手配を終えていた。

『ウミカジテラス』で軽めのブランチをとってから、本島を北上。

今帰仁城址に立ち寄る。

あちこちに猫がいる。

ゆったりとした時間が流れているような気がする。観光客もそれほど多いわけではなく、平日らしくのんびり景色を楽しむことができる。

ワタシはどうもこのテの城が好きらしい。

異国を感じられるせいかもしれない。

田村由美『BASARA』の今帰仁のパイナップル頭などを思い出す。

少し雲が多い時間帯だったが、このまま現実に帰って年度初めの仕事を迎えるのが心底からいやになるような、このままここにいたいような気分だ。

自由に車を走らせて、気の向くまま行きたいところに行き、息をすることの、なんと幸せなことか。

今帰仁城址を出て、古宇利島まで一気に車を走らせる。瀬戸内海沿岸でちんまり暮らしているワタシからすると、びっくりするような青い海の色。4月、もうすでに半袖でもいいような暖かさ、青空に白い砂浜、青い海が信じられないくらい自分の目に新鮮に映る。

1泊目の宿は『海の旅亭おきなわ名嘉真荘』であった。

新しい宿のようだが、リーズナブルである。で、その値段なりの、わりとカジュアルな接遇で、これは多少好き嫌いの分かれるところかもしれない。

底カテの部屋なので、オーシャンビューといってもこの程度ではあるが、それでも値段を考えれば上等である。

『リッツカールトン』や『ブセナテラス』も興味深かったけれど…。いやしかし、石垣島のインターコンチネンタルも捨てがたいよなあ、などなど。

部屋は広々としていて悪くない。

窮屈でないソファはベッドとしても使えそうなほどである。そういえば、そうそう、この時期はちょうどセンバツをやっていたのだったなあ。

和洋折衷といった雰囲気がある。

ローベッドというのも、ワタシとしてはあまり泊まったことのないタイプで新鮮に感じる。

アメニティは無難に揃っている。

しかしこうしてみると、POLA率は高いなあ~。

わりと好きなんですけどもね。

『神戸みなと温泉蓮』もPOLAなんだけれど、ここのはカラフルで映えますよ。

浴槽はこういうタイプで、まあ見かけほど狭くないのだけれど、個人的にはもう少し見た目にも広々とした浴槽が好み。

風呂からはこの景色。

鳥の声が聴こえる。遠くから、同僚の観ているセンバツの歓声。平和だなあ、としみじみ感じる。

大袋から分配したような雰囲気だが(笑)

 

さて、夜は近所の『海風よ』という居酒屋で夕飯をとり、オリオンビールで部屋飲み。

朝は再度、朝イチで古宇利島へ走り、誰もいない砂浜で海に足首まで浸かって大はしゃぎ。何とまあ、いい歳をして、神戸ではしないようなことをしたものである。旅先ではテンションが上がってしまって、後先を考えないふしがある。靴がびしゃびしゃになって、宿に帰るなりスタッフが「あらあらまあまあ」と新聞紙を手配してくれた。

レストランからはこの景色である。最高。

ただ窓が汚いのが残念であった。いやしかし、綺麗だ。

どうも北海道を意識した料理を出すのがキモらしく、いくらなどが出てくる。

沖縄と北海道の融合というのか何なのか。

来日観光客を意識しているのかもしれない。大きく「和食」というくくりで。

そういうわけで、食事に関してはワタシはあまり好みではなかった。

可もなく不可もなしといったところである。

今なら開業して数年経ったところで、もう少しこなれて、いろいろと洗練されているかもしれない。もう1度くらいは試してみたい宿ではある。


【夏の北海道を思い出す】

2021-02-13 18:00:00 | 旅行

これも過去の話。

夏に2泊3日で北海道に行ったときの写真が数枚だけ残っていた。

札幌エスタからバスに乗って1日ツアーへ。終わってみれば、レンタカーを借りて周遊するほうがよほど良かったわけだけれど、まあこれはこれで良い経験にはなった気がする。

新富良野プリンスホテルで昼食ブッフェのあと、散策の時間があり、これを利用してニングルテラスをのんびり歩いてみた。

「妖精がいるのであまり不躾に覗き見しないように」というたぐいの看板があったように記憶しているが、ワタシはいまだにこの写真のどこかに妖精がいると信じている。

…というくらいお気に入りの1枚である。

四季彩の丘や富田ファームなどは、ベトナム人、タイ人、中国人以外にいないのではないかと思わずにはいられないような、そういう東南アジアの熱っぽさがあった。

独特の押し出しの強さというか、飛沫万歳のおしゃべりの凄まじさというか、コロナ云々があろうがなかろうがちょっとシンドイ。

むしろああいうところへ行くならば、観光客が少ない今しかないのではないかと思う。

夏の北海道といえば、高校の修学旅行以外では行ったことがなかった。

大人になって出張で行くことはあったが、たいていそれは冬だし、仕事だし、夏に快適な涼しさを堪能するというような心地よさはない。

やはり夏の北海道は、2週間ほど滞在して堪能してみたいと思うよなあ。

このときは、とりあえず有名どころを…ということで『海味はちきょう』にも行ってみた。

ま、一度行けばいいかというところ。

このコロナ禍では、あのいくらつっこ飯の掛け声もどうなっていることやら。

ただこの北海道旅行のときに行った、すすきのの『鮨処有馬』は非常に良かったです。再訪したい。

ここで食べたにしんの味を、ワタシはいまだに忘れられない。


【東京を思い出す】

2021-01-29 18:00:00 | 旅行

コロナ禍のなかで後ろを向いてばかりいても仕方のないことなのだが、過去を振り返ってじめじめすることがある。

「あのころは良かったなあ」というやつだ。

2018年、秋に大学ラグビー早慶戦を観に、東京へ行った。RWC2019の約1年前のことであった。

もちろんこのころはほとんどの人がマスクなど着けず、「3密」などという言葉も知るよしもなく、ぎゅうぎゅうになってラグビーを楽しんでいた。

ちょうどこの日は、すぐ隣でスワローズの感謝祭もやっていたっけな。

丸尾くんが2年だったか…、今年の大学ラグビーを観ていると、その丸尾くんが4年主将となり活躍していた。ああ、あの丸尾くんが4年生か。あるいはこの日に衝撃的なドロップゴールを見せてくれた岸岡くんも、もう卒業してしまっているのか…などと感慨深い。

人、人、人。

ほぼ満員である。この日は早稲田が勝利した。

今年は天理が優勝した。確かに早稲田も明治も頑張ってほしい気持ちはあるものの、関西勢が久しぶりに優勝したことでかなり興奮したものである。

ネットなどでは成人式後に会食をした若者にたいする批判などもあるようだが、「我慢のできない大人」や「カネと権力に縛られて身動きのとれない政治家」などの行動や政策を目の当たりにしている若者、コドモたちが、まともな思考や思いやりで動けるはずがないのではないか。

確かに彼らは大人の「背中を見て育って」いるのである。

国民は、自身の国であることを自覚し、政治家のアレコレに振り回されることなく、正しく行動すべきである。「政治家がああ言うから」「誰々がこう言うから」ということでしか判断できないというのならば、いずれ滅ぶべくして滅ぶだろうとさえ言って良いのではないか。

しかし、それでは説明のつかない「感情」というものがある。

ヤツらが我慢していないことを、なぜ我々が我慢せねばならないのか。

カネの苦労のない連中の言うことを、なぜ我々が聞かねばならないのか。

そういう「感情」は、理屈でどうこう出来るものでもない。学校のクラス運営を考えればわかりやすい話だ。「率先垂範を旨とすべし」、これが理解できないかぎり、政治家は存在する意味がない。

…というようなことを考えながら、一方で、「ああ旅行したいなあ」というようなことばかり考えている。