直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

田端文士村

2007年10月23日 | Weblog
 東京の北区田端にある田端文士村記念館とその界隈の文士村を散策した。
 田端のまちは小さな小山のような町である。区画整理もまだ十分にされてなく、道が細くて結構入り組んでいる。残念ながら大正期から昭和初期の面影は殆どない。作家たちがかつて住んだ家も何も残っていない。しかしながら住んでいたという場所のプロットは正確なのだと記念館の館長さんに説明をうけた。
 これなら上町台地だって十分に散策に堪えられるだけの内容はあると確信した。なんせ文学碑だけでも宇野浩二、直木三十五、薄田泣菫、武田麟太郎、織田作之助とある。墓は井原西鶴、近松門左衛門、織田作之助、梶井基次郎とある。直木の生家、織田の生家、直木、織田、宇野の通った学校といくらでも素材はある。くわえてプラトン社、三島書房、手塚治虫の赤本伝説といった出版。そういえば小山内薫も天王寺悲田院に仮住まいしていたし、その隣は大阪美術学校である。
 詳しくは11月3日の直木三十五記念館でのティーチインで。

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