戦火の馬
マイケル。モパーゴ著
佐藤見果夢訳
評論社
1300円
著者はイギリスの児童文学者ですが、
読んでみると、とても、児童向けと思えませんでした。
フィクションとはいえ、戦争の現実をよく表現しています。
実際にあった史実を組み合わせたのでしょう。
大変感銘を受けました。
農村の少年が農耕馬として愛していた馬を、
父が軍馬として売ります。
馬は大変優秀で大尉の馬となります。
フランスに行き、ドイツ軍と戦います。
騎馬隊として活躍し、ドイツ軍の前線をとっぱして、
もう一匹の優秀な馬と、イギリス兵2人と捕虜になります。
今度は、ドイツ軍の傷病兵を運ぶ荷役車を牽き、
弾丸飛び交うで、大活躍します。
馬の気持ちがよくわかり、馬が好きになりました。
戦場が馬にとっても、いかに過酷かがよく解ります。
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