このあいだ家でネットサーフィンしていて、ふらりと立ち寄った某オークションサイトで、目にとまった古い雑誌。
価格も特にプレミアムなものではなく普通に古本なお値段でしたので、なんの気なしに落札しました。
これといって期待していなかったのですが、届いてみてその充実した内容にちょいとびっくり。
雑誌ギターブック(GB)の別冊で、発売は'82年7月。あのOVERツアーの直後です。
古くからのファンの方には「ああ、コレね~」なのかもしれませんが、当時小学生だった私、この別冊GBの記憶がありません
GBを定期購読しはじめたのは中学生になってからだったもんな~
ということで、古誌ですが初見なので新鮮な気持ちで熟読。
この女性ライターさんの文章は、実はあまり好きじゃないのですが、それはともかく内容は非常に面白かったです。
この本で初めて知った事実がふたつ。
★その1:あの "We are", "Over", "Thank you"は・・・
Overツアーの『言葉にできない』で、ひまわり畑と共に映し出されるこの言葉たち。
このツアーで、ここに"We are"という文字が入ったのは、最終日である6月30日ただ一日だけだった。
・・・ははぁ~、そういう演出だったのか。
なんかね、ものすごく納得してしまいました。
★その2:『I LOVE YOU』の収録曲数は・・・
アルバム『I LOVE YOU』に収録されているのは、小田さん4曲、ヤスさん3曲、松尾さん2曲で計9曲ですが、
実は小田さん曲がもう一曲あったのだけれど、レコーディング途中でボツになった。
・・・10曲目ってどんな曲だったんだろう
あと、当時の小田さんのインタビュー記事ですが、今現在のインタビュー記事といっても通用するかもしれません。
そのくらい終始一貫、コアな部分は変わってない。以下、ごく一部ですが抜粋引用。
「・・・だから、もし、テレビでやるんだったら、いいスタッフそろえて、時間をかけて、いいものを作って、視聴率3%っていうんじゃなくて、歌謡曲見る人にも、ドラマを見る人にも、スポーツしか見ない人にも、もしチャンネル回すことがあったら、一瞬、釘づけにされるような番組を作るべきだと思うんだ。(中略)そのためには、その原点となるべきいい曲を書かなきゃいけないところにアーティストがいて、反対側のはじっこにすばらしいスタッフがいて、これが結びつくことだと思うんだ。」
「風うた」や「クリ約」の話かと思ったくらいです。本当に、この人は”ぶれない”ですね。
ただ、ヤスさん関連の記事やインタビューは、やはり少し切ないというか残念というか・・・。
このライターさんとの相性もあまり良くなかったのかなぁなんて。
あ、これは私の勝手な憶測ですので悪しからず
この別冊企画は、ちょうど山際淳司氏の『Give Up』と取材時期が重なっており、『Give Up』の内容を補完する形で読むと非常に興味深かったです。
こんな風に、古い事柄を掘り起こす作業は楽しいですね。
これまで断片的にしか知っていなかったその他の事柄も含めて、点と点とが繋がって線や面になっていく感じ。
過去を振り返るのは、決して感傷に浸るためではなく、「だからある今」を確認するための作業なのです
文章も多く、写真もきれいなので買った当時は熟読してました。LIVEへのあこがれもこの本の写真の影響が大きいです。人、楽器、照明、空間、とにかくきれいだと思います。
この本を買ったからオフコースへのめり込んでいったのかもしれません。その小田さんのこだわりというか、ここでもかたくなに5人であることが伝わってきます。
しかし・・・ぶれない男だね、小田さんは。そして実現させてしまうこの人は本当に凄いよ。
GB私も杉山清貴&オメガの記事読みたさにしばらく買ってたことあったな~。そこにオフコースも載ってたような気がするな。もうその雑誌は無いけど。
オフコースって私の薄い記憶の中で、ちょっと別のジャンルって思ってたとこあったな。
知らなかったことばっかりでした。
学生の頃買ってたのは、LPと楽譜。シングルも買わなかったし、コンサート行ってパンフやグッズを買うようになったのは最近になってなの。お金もなかったけど、音が好きなのであって、アイドルのファンとは違うというスタンスだったからかな~。
小田さん、目指してる所は変わらないね。やってきたことの触れ幅は大きかったように思うけど。時間がかかるんだね、賛同者をふやすのには。
もうコンサートなんて行かへんやろし…、そんな時期もありました。今までに数回「処分しなきゃ」と思い切ったことがあります。
「この雑誌絶対に買ったはず、残ってるかな~、処分したかもしれない、探してみよう!」
残ってるかな~
えらいことになりました。
今日は寝不足です。
「あ、これ!」「これも!」「このツアー行ったんや~」
それぞれ手に取って、ついでに自分史を軽く思い出してしまいました。
眠れなくなると困るので、開いたのは数冊。
GB別冊と「Over」のツアーパンフ。
そして、鈴木さんのソロ初期のツアーパンフ。
このパンフにホノルルマラソン完走Tシャツを持つ、笑顔の鈴木さんの写真がありました。1983とあります。
ご存じだったかも…ですが、「走る」つながりでご報告です。
GBは写真が綺麗でしたよね。記事も読みごたえがあって、毎月発売日が楽しみでした。
この別冊はオフコースの絶頂期を切り取ってますね。当時の人気ってホント凄かったんだなぁって思いました。
>ここでもかたくなに5人であることが伝わってきます。
本当に。「5人のオフコース」に対する小田さんのこだわりがひしひしと伝わってきました。
これ読む限り、ソロでやるなんて考えられないって感じです。
ダンボール二箱分くらい置いてたけど、処分しちゃいました。勿体ないね。
私達の世代の音楽雑誌って、GB、ベストヒット、パチパチが御三家だったよね。
私はGB派でした。他の雑誌を買ってる子と好きなアーティストのページを交換したりして。
小田さんのインタビュー、今読むといろんな意味で面白いです♪
この7年は、私はちょうどミーハー絶頂期でしたので、写真集も持ってますし、下敷きに雑誌の切り抜き入れてました(笑)
それにしても30年ですよ!
自身の想いを形にするにはそのくらいかかる、あきらめたり、ぶれたりしちゃいけないってことなんですね。
スイマセン、こんな話題振って寝不足にさせちゃいました~(^^;
当時高校生だったならこの別冊は魅力的で面白かったでしょうね。
私はリアルタイムで購入していたら、きっと今ごろは処分しちゃってたと思います。そもそも書いてあることの半分も理解できなかったかも。
なので今この雑誌に出会えて感謝です♪
ヤスさんホノルルなんて走ってたんですか?
今じゃMCなんかでも「しんどいのは嫌い」なんて言ってはりますが(笑)
こんどライブの質問コーナーで訊いてみようかな~。
でもさすがに内容は覚えてなかったですねえ。面白そうだし、私もそこそこの値段だったら、ゲットしてみよう。
YASSさん、ホノルルマラソン、走ってましたよ。それはリアルタイムで知ってます。多分GB(別冊ではなく、当時の本誌の方)でそのことがマラソンの写真入りで載ってました。ちゃんと完走されてて、タイムは8時間とかだったように思います。OFF COURSE1969~1982(黒い表紙だったはず)という本には、YASSさんのドラム姿も載っていたあの写真集ですが、1982年の武道館終了後のインタビューで、「水泳でも始めようかな」と書かれてたのに。なんでマラソンになったんだろ?
それと、確かその頃(1983年くらい)、「徹子の部屋」に出て、そのマラソンの話をされたはずです。私は「徹子の部屋」は見てませんが、どこかでそんな話を聞きました。多分、あってると思います。
私もマラソンの話、YASSさんに聞いてみたいです。なんて言わはるんやろ?