山に癒されて…♪

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花の白山 (甚之助避難まで…)

2018年06月26日 | 山登り 北陸
2018年6月17日(日) ☀/☁


6月末までは 別当出合まで車を入れられる…

人も少なかろう
花は多かろう…


そして…

夏山に向けて 2000メートル以上の山の高山に
身体を慣らす事も一つの目的として
週末マイカー規制になる前に白山にいく事を決意します


残雪の残る白山お花畑を楽しみに
前夜発で 別当出合まで車を走らせます


日が暮れて到着した別当出合て前の駐車スペースには
既に車は停まっておりましたが まだ余裕ありで
止めやすいスペースに駐車
夜が明けるまで車中泊をして 体を休めます…





静かな闇に 時折車の音が…

人の気配に目が覚めて 窓を除くと
夜が明け始めていました






外が仄かに明るくなるころ
車や人の声がしてきて外がにぎやかになります

出てみると…駐車スペースは一杯になっていました

急いで支度をして別当出合の登山口へと急ぎます








静かな夜明け…
薄暗い別当出合のバス停付近…人の姿も見えます


別当出合のバス停の周りには
雪解けとともに目覚めたお花たちが出迎えてくれます


花の魅力は だけではなく
をも惹きつけて呼び寄せるようです


思いの外…人は多いようです…



 タニウツギ



最初に目に留まったのは赤紫のタニウツギ
今はタニウツギ最盛期のよう
あちらこちらでその姿を見かけます


 ミズキ
 ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)



身支度をして 花を愛でて
さて 準備万端です… 
人々は薄暗い中に消えていきます
私も続く事にしましょう…





橋を渡って入山です
ひんやりした空気が絡み 下界での暑さが嘘のよう…
涼しさを通り越して ちょっとさむい感じです…






コースタイム


5:20 別当出合駐車スペース出発 → 5:25 別当出合 5:35 → 6:25 中飯場 6:35 →
7:12 別当覗き → 7:50 甚之助避難小屋 8:05 → 9:27 黒ボコ 9:35 → 
10:07 室堂ビジターセンター 10:40 → 11:20 御前峰 2702m 11:35 → 
12:00 室堂ビジターセンター 12:20 → 12:38 黒ボコ → 14:10 中飯場 14:20 →
14:47 別当出合~ 15:00 駐車スペース





 茂った葉の間をゆっくり登る
 イブキゼリモドキの葉?
 イブキゼリモドキ?


ミヤマセンキュウかと思いましたが
ミヤマセンキュウに見る小葉の終裂片の先が
尾状に伸びる特徴がみられません…


見当たらないものもありますが 
この辺りで見らえたどれにもその特徴が見当たらず
私なりの解釈で イブキゼリモドキ…?だと思いました 






雪が解け 青く茂った葉が その時が来たとばかり葉を広げ
生い茂っていく様の勢いを感じます

その間の木道や石段であったり整備された道を登っていきます


 サイハイラン
 エンレイソウ
 以前通った帰り道…通行止めに…




薄暗い登山道は整備されており 歩き易い


こんな上まで整備されているんだは…
何処までこんな道なのかな…


ペアの先行者の会話が耳に届きます


本当に…歩き易い道…だけど…
チチに連れられて歩く里山歩きとは豪い違いです…


進むにつれ まだ眠たそうな森の中の花たちが
春も夏も入り混じるように咲いて楽しませてくれます




 アマドコロ
 ギンリョウソウ
 ヤグルマソウ お花はまだ先…
 コケイラン その全体姿は…




派手さはないけど 清楚な美しさ…
派手さはないけど 妙に人を惹きつけます…



 


急な道も花にされて…
早朝の目覚めぬ体に打って…
まずは 中飯場を目指して登っていきます



 ノビネトドリ
 ミヤマニガイチゴ
 チゴユリ
 中飯場



中飯場 おトイレもあり
やはりここでは一休憩!

皆さん 汗を拭き拭き休憩をとられています
奥の岩のあたりが空いていますの そこで腰を据えて休む事に…

この辺りにミヤマヤナギが綿毛を出して種を包む姿が目に留まります

まるで風に飛ばされた鳥の綿毛が
飛び散っているかのように見えるところも…



 ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)


不思議な光景のようで 休憩中目が離せなかった…

少し汗が引いたところで
再び急な登りの続く登山道を進むことに…


 



さらに急な石段の登りが待っています
エッチラホッチラ…

今度は甚之助避難を目指して登っていきます…




 甚之助避難の文字が…


ちょっとした中休憩場?踊り場的?


 緑の中の急登は続く
 ツクバネソウ
 カラフトダイコンソウ
 看板が見えて…

不動滝 と地滑りブロック




急ではあるが 少しずつ明るくなる登山道

青空が覗け 足下に草花がひろがり
しんどいながらも心は浮かれ始めます



 クルマグラ
 緑のニリンソウ



次第に稜線が近づく感じ


 オオタチツボスミレ
 ハリブキの花はまだまだのよう
 ニリンソウの群生
 ムシカリ
 オオバミゾホオズキ




樹林帯から抜け出せそう…?


 サンカヨウ



水玉模様のように道の脇を飾る白い花々
サンカヨウニリンソウのコラボが見事です



 
別当覗き



花の群生に引き寄せられるように歩いていると
展望が少し開けが別当覗きにつきます

別当覗きでは 多くの登山者が休憩中
休憩するにはちょっと狭いので そのままスルーしていきます



 甚之助避難小屋はまだか…
 緩くなったと思ったら…眩しい!

 


明るくなって 緩やかになった…と思ったら
向こうに白いものが…

いよいよ出てきた残雪です
ここでアイゼン必要かと思ったが…
そんなことお構いないとさっさと歩いていくチチ

ちょっと待って…あらら…


角度的にまだ…大丈夫
腐った雪だけど 踏みしめて進めば歩けそうです…



 終盤のサルナシの花



甚之助避難小屋下の残雪部が意外に広範囲に残っており
冬道もまだ残っています

このまま冬道を登って行こうかと考えましたが
取りあえず 甚之助避難小屋に向かう事にします

ステップがしっかりしている事と
斜面がさほどきつくないため
ここはキックステップを使いながら 
慎重にツボ足で登っていきます

途中からの夏道と冬道に分かれる所では
冬道へと進む人と別れます 

冬道を進む人の中には 
アイゼンを付ける人付けない人がおられるよう…

ここからは勾配もきつくなるため 
アイゼンを付ける事の方が色々意味でも無難に思えます




 甚之助避難小屋へは右へ…
 甚之助避難小屋
 ミヤマガラシ




甚之助避難小屋のベンチ付近には 
ミヤマガラシで黄色く染まっています

そしてその向こうには まだ残雪を添えて見せる
御舎利山 別山 三ノ峰と連なって雄峰が並びます




観光新道と黒ボコ



登って来た方向を望むと
冬道を登っていく登山者と青いキャンバスに描く稜線
観光新道黒ボコが見えます

トイレ休憩も終わったところで 
甚之助避難小屋を後にします



 甚之助避難小屋上休憩所




避難小屋を出てすぐの所に展望ポイント件休憩所があり
人のいないベンチが少し寂し気です

そのベンチ越から見る別山方面の風景も
嫌いではありません






残雪区間の冬道を行く人々


  夏道はこんな感じ♪
 雪のない所はこんな感じ…



まだアイゼンを付けずに歩いているので夏道を進みます

残雪のある所とない所がある為
アイゼンを付けるタイミングを考えます



多分 あそこでは
アイゼンを付けなければいけないだろうな…


チチはどの辺りでアイゼンが必要になるのか
ある程度 目途を立てているようです…








空が近づき 森林結界となり
雲海を遠くに見ながら登る景色も 
2000メートルを超える山ならではです


花に…
冬の忘れ物の残雪に…
青い空と雲海…


まだまだ…続く登り…
しんどい… しんどいけど 頑張れる

久々の2000メートルの高山に 
頭痛吐き気 生あくびに襲われながらも
自然の齎す風物詩に励まされつつ 
今度は室堂を目指して 登っていきます




つづく



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (タカ長)
2018-06-26 16:11:10
白山は私たちのグループで登った初めての「高山」です。
現役のころですからずいぶん前のことです。その後も登りました。
台風の接近で予定を早めて下山したこともあります。それもこれも今では懐かしい思い出です。
そのようなわけで「つづき」を楽しみにしています。
花の写真をたくさん紹介して下さいね。
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タカ長様 (nanekobi5963)
2018-06-27 08:03:24
おはようございます
白山まで遠征されたことがあるのですね
花の多いお山ですよね
その頃と今では然程変わりはないのでしょうか…?

思い出は何時までも残ります
その頃のお花と変わりがなければいいのですが
愚ブログですが お付き合い下さって嬉しく思います

ありがとうございます♪
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