三つの都道府県を跨る 花のお山 三ノ峰 ３

2019年7月15日(月）　☁/☂　三ノ峰

　剣ヶ岩からの続きです

暫く尾根歩きが続きますが

ガスに覆われ遠望は閉ざされたままです

眺望が望めない分　

暫し　お花と共に登っていきます

ですので・・・

ここからは　お花ばかりとなります♪

灰色の稜線は　緩やかな所と急な所・・・

変化しを見せながら　山頂へと誘う様に延びています

　タカネアオヤギソウ

　タテヤマウツボクサ

ニッコウキスゲ

灰色のキャンパスが

ぽつんと咲くニッコウキスゲ

の姿に哀愁を伴わせます

　カラマツソウ

　オオバキボウシ

　三つ子のササユリ

　四ツ子の鬼アザミ

オニアザミ

ガスの中で浮かぶその姿が

あまりにも印象的でとった1枚・・・

このオニアザミ・・・

復路において　とんでもない輩に変身・・・

私にとって　大変な事になります　

　カライトソウの蕾

　三兄弟の長男のタテヤマウツボクサ

五つ子のヨツバシオガマ

お花がメインの山歩き

飽きることなく楽しめますが

悪路と化した稜線上では

愉しむ前に　苦しむ事も・・・

頑張れ！　ふぁいと～

お花の為なら　エ～ンヤコラ！

　ズルッズルの斜面

　ハクサンチドリ

　シロバナグンナイフウロ

　ヤマハハコグサ

　ネバリノギラン

稜線は葉に覆われ

足元が見えないところも

そんな足場の見えない所こそ　注意が必要！

泥濘になった急斜面は

滑り台の様によく滑ります

お花に気を取られていると　あぁ～😱 

靴もズボンも　ドッロ泥！

ご愁傷様…となります

それでも急登を

頑張って！　

頑張って！　

頑張って！登ると

漸く　休憩ポイントに辿り着きます

　案内標識と稜線のベンチ

展望ベンチ

ベンチを見ると　迷うことなく

体を放り出すように休もう・・・と

重い体を急いでベンチまで運びますが・・・

その時！

ガスが動きます！

ガスが切れます！

何かが姿を現します！

ガスの動きが早く　一瞬だけ

姿を現した三ノ峰！

休んでいる場合ではありません！

慌ててシャッターを

押します　

押します　

押しまくります

しかし…すぐに灰色のカーテンは閉じて

カーテンコールとはなりませんでした

　モミジカラマツソウ

　ヨツバシオガマ

ベンチで少し休んで　再び歩きはじめます

一瞬見た三ノ峰が近くに感じ

少しだけ元気が出た所で

お花畑の続きを楽しみます

だけど急な登りは　容赦なく続きます

花に癒されながらも　足は萎れ

流す汗で体はビッチョビチョ

あとどのくらい歩くと　三ノ峰に着くのでしょう…

近くて遠い隠れた三ノ峰の方を見ながら

ただ只管登ります

　クモマニガナ

　ミヤマコウゾリナ

　ニッコウキスゲ

黄色い花の街道筋

本当に　お花の豊かさに驚かされます

　三ノ峰避難小屋への急斜面！

　タカネバラ

　タカネグンナイフロウ

　ミヤマキンポウゲ

　テガタチドリ

草花に隠れた道は悪路！　　

それでも　頑張って　頑張って　登っていけば　

スカイラインが微かに見えてきます

ここが最後の急登でしょうか・・・

三ノ峰避難小屋はまだ見えません・・・

　シナノキンバイ

　ウスユキソウ

　キバナノコマノツメ

シロバナグンナイフウロ

シロバナグンナイフウロの群生が

目に留まり始めます

中には　まるで

ヒナを連れているような・・・

そんな感じを受けるグンナイフウロのお花も・・・

　寂しげなクルマユリ

　寸足らずのクガイソウ

　汗をかいた？ハクサンフウロ

　水も滴るいいゴゼンタチバナ？

　この丸太の階段登れば・・・！？

　ウラジロナナカマド

　ニワトコ

　オガラバナ

おお～

漸く見えてきました！

三ノ峰避難小屋！

長かったよ～

急な登りだったよ～

だけど

お花がとても綺麗だったよ～

まだ三ノ峰の頂上に登っていませんが

もう　目的を果たしたような喜びが

ドッと湧いてきました

つづく