雨にたたき起こされ
悩んだ末に 新穂高温泉を出発した所からの つづきです
初日は雨…
分かり切っていたけれど 実際に 雨とご対面すると
心は折れてしまうものです
萎えた心を奮い起こして出発してみますが
一旦止んだ雨は 再びその勢いを増して、落ちてきます
それでも、一旦出発すれば…行ける所まで行くしかありません…
頭のどこかで、引き返す事も考えながら
蒲田左俣林道をゆっくりと濡れながら歩いて行きました
イタドリ(虎杖)の雌花 別名:スカンボ 

数人の登山者の後ろ姿を追いながら歩きます
双六岳方面への標識が 静かに誘うように立っています
今回の夏山予定コース

コースタイム
8月14日
6:05 (出発)無料駐車場 ~ 6:10 新穂高登山指導センター ~ 6:25 車両通行止めゲート →
7:20 笠新道登山口 → 7:35 わさび平小屋 7:50 → 8:07小池新道分岐 → 8:59 秩父沢出合 →
9:14 チボ岩 → 9:37 イタドリヶ原 9:37 → 10:20 シシウドヶ原(2090m)→
11:10 鏡平山荘 11:20 → 12:20 弓折乗漉 → 13:40 双六小屋テント場 (幕営)(泊)
8月15日
3;30 (起)双六小屋テント場 4:15 → 4:19 双六小屋 → 4:35 三俣山荘巻道ルート分岐 → 5:10 双六岳2897.6m 5:25 →
6:00 三俣山荘巻道ルート分岐 → 6:17 双六小屋テント場 (撤収) 7:10 → 8:20 弓折乗越 8:30 → 8:55 大ノマ乗越 →
9:45 大ノマ岳偽ピーク 9:55 → 10:45 秩父岩コル 11:00 → 11:46 抜戸岳分岐 → 11:50 笠新道分岐 12:00 →
13:25 笠ヶ岳山荘テント場 (幕営)~ 13:37 笠ヶ岳山荘 13:58 → 14:14 笠ヶ岳山頂2897.6m 14:25 →
14:35 笠ヶ岳山荘 ~ 15:00 笠ヶ岳山荘テント場(泊)
8月16日
4:00 (起)笠ヶ岳山荘テント場 (撤収) 6:30 → 7:36 笠新道分岐 7:45 → 8:30 2472mP 8:45 → 10:50 笠新道登山口 水場 11:00 →
11:14 車両通行止めゲート 11:50 ~ 新穂高ロープウェイ ~ 12:03 無料駐車場 ⇒ 中崎山荘
飛騨の湯

本当に静かな山合いの林道
川の流れと雨の音 砂利を踏む音がついて回ります
その林道の脇を飾るお花たち…
雨粒の重さに少し疲れ気味のように感じます
クサボタン
ソバナ
ソバナのお花に垂れる水滴
私の顔の汗とどちらが多いかしら?
イケマ
コキンレイカ
キオン
リョウブ
みんなずぶ濡れです

中崎橋
中崎橋から右岸に渡ります
河原沿いの道は お天気の割には明るさを保持してくれています
山腹に沸く白いガスの動きが 微妙な趣を湛えています

笠新道登山口
笠ヶ岳への分岐になりますが、入口には水場があり
先の人も ここで休憩方々 喉をうるおしているようです

ここは素通りして、双六岳方面へと進みます
ジャコウソウ
ジャコウソウさん 汗なのか 涎なのか…びしょびしょですね
そんなあなたも 濡れネズミのようよ
あはは ありがとう♪
うふふ 気をつけて行ってらっしゃい♪
トチバニンジンの果実
赤い実が 薄暗い朝の中 映えて目を惹きます
お花たちとお話をしているうちに
最初の休憩所に着きました

わさび平小屋
小屋の縁を取り巻くように人は集まり
それぞれに休憩を取られています 比較的にぎやかな感じで迎えてくださいました
ここで一休憩させていただく事にします

ここの名物のお野菜…
今日はちょっと売れ行きが怪しげです…
とても新鮮で おいしそうなのですが…私も…ちょっと…
雨はここにも、影響を与えているようです…
一休憩した後は 再びザックを背負って先に進みます
心なしか…
ザックが 重くなっているような…?
これも…雨の…せい…?

左俣林道
下抜戸沢あたりだと思いますが…
谷あいの林道が少し開けた感じで明るくなり
左側を見ると 真新しい砂防堤が圧巻です

空の堺もなく
白いガスは 頭上で蠢きながら 様子を見ているようです
ヤナギラン
ヤマハハコ
ここでも花に励まされながら歩いていると
漸く小池新道の分岐に辿りつきます
ここから小池新道へと進みます

小池新道
整備された登山道ですが 急な坂道に息も上がりだします

沢沿いに咲くヨツバヒヨドり
秩父沢沿いに登って行きます
川の流れは雨のせいでしょうか 勢いよく流れ
今の私よりも元気です
しばらく沢の流れを聞きながら岩や石のごろつく坂道を歩きます

濡れた石…
濡れた山道…
これはまだ序の口です…

幻想的な秩父沢へと近づくと、そこは開放的な渡り廊下…?
秩父沢出合に出ます

濡れた木橋を 滑らないように慎重に渡って対岸に移ります
ここは、水場のポイントでもあり
休憩するのにも 絶好の場所です
既に、数人の登山者が 腰を据えて休まれています
しかし…この天気…
ここはそのまま通過して行く事にします

チボ岩
名所を一つ一つ抜けていきます

イタドリヶ原
急な坂道ではありますが 開放的な道で
イタドリヶ原を少し超えた先で 休憩をとります

もう少しでシシウドヶ原ですが
チチは、敢えて手前のこの場で休憩をとるようにしたようです
道の脇に腰を据えて 汗をぬぐいますが
汗なのか、雨なのか…
全身ずぶ濡れ状態で…絞って出るのは どちらでしょう…
シシウドヶ原の標識

シシウドヶ原(振り返って見た所)
景色など望めない 灰色のベールに包まれた重い空気の中
人々がそれぞれに休憩を取られています
でも…その姿…
みな同じなのですね…σ(^^;)
がんばれ! ふぁいと~!
休憩を取られている方の横を素通りして、高度を稼ぐべく 進みます
ミソガワソウ
キヌガサソウ

さぁ~雨なんか 負けないわ!
進まなければ、辿りつけません
ボッチラ ボッチラ ペースを崩さず
ガンバ! ガンバ! もう少し!
雨を恨みながらも
雨を受け入れ
チチを信じて 自分を励まし
ほっちら ほっちら… 歩きます


熊のおどり場
お腰 ふりふり
ほっさか ほいほい♪
踊って見せましょう~!
熊になんて 負けませんよ~♪
ズルッ!
オッと…!
ザックの重さに振られます!
危ない!危ない!
木道の道は、よく滑ります…


熊のおどり場を過ぎれば 鏡平まで あと500m
がんばりましょう!
オオレイジンソウ
サラシナショウマ
派手さはありませんが 清楚な姿のお花たちに 慰められます
それにしても… 蕾のサラシナショウマ 私より長身です!

おっ! 先の人に追い付きます
小さな渡渉いたします
だけど道も小川になっていて…どこが川で どれが道なのか…
まるで沢登りをしているよう…

後5分です
まだ5分も…でしょうか?
いえ たったの5分です! (^O^;)
がんばりましょう!

カラマツソウ
あなたはどなた?
私はカラマツソウ
雨のせいで 姿かたちが 変わっています
それは私も一緒…
ずぶ濡れの私の顔にも…疲労の翳が…
つづく
悩んだ末に 新穂高温泉を出発した所からの つづきです
初日は雨…
分かり切っていたけれど 実際に 雨とご対面すると
心は折れてしまうものです

萎えた心を奮い起こして出発してみますが
一旦止んだ雨は 再びその勢いを増して、落ちてきます
それでも、一旦出発すれば…行ける所まで行くしかありません…
頭のどこかで、引き返す事も考えながら
蒲田左俣林道をゆっくりと濡れながら歩いて行きました



数人の登山者の後ろ姿を追いながら歩きます
双六岳方面への標識が 静かに誘うように立っています
今回の夏山予定コース

コースタイム
8月14日
6:05 (出発)無料駐車場 ~ 6:10 新穂高登山指導センター ~ 6:25 車両通行止めゲート →
7:20 笠新道登山口 → 7:35 わさび平小屋 7:50 → 8:07小池新道分岐 → 8:59 秩父沢出合 →
9:14 チボ岩 → 9:37 イタドリヶ原 9:37 → 10:20 シシウドヶ原(2090m)→
11:10 鏡平山荘 11:20 → 12:20 弓折乗漉 → 13:40 双六小屋テント場 (幕営)(泊)
8月15日
3;30 (起)双六小屋テント場 4:15 → 4:19 双六小屋 → 4:35 三俣山荘巻道ルート分岐 → 5:10 双六岳2897.6m 5:25 →
6:00 三俣山荘巻道ルート分岐 → 6:17 双六小屋テント場 (撤収) 7:10 → 8:20 弓折乗越 8:30 → 8:55 大ノマ乗越 →
9:45 大ノマ岳偽ピーク 9:55 → 10:45 秩父岩コル 11:00 → 11:46 抜戸岳分岐 → 11:50 笠新道分岐 12:00 →
13:25 笠ヶ岳山荘テント場 (幕営)~ 13:37 笠ヶ岳山荘 13:58 → 14:14 笠ヶ岳山頂2897.6m 14:25 →
14:35 笠ヶ岳山荘 ~ 15:00 笠ヶ岳山荘テント場(泊)
8月16日
4:00 (起)笠ヶ岳山荘テント場 (撤収) 6:30 → 7:36 笠新道分岐 7:45 → 8:30 2472mP 8:45 → 10:50 笠新道登山口 水場 11:00 →
11:14 車両通行止めゲート 11:50 ~ 新穂高ロープウェイ ~ 12:03 無料駐車場 ⇒ 中崎山荘



本当に静かな山合いの林道
川の流れと雨の音 砂利を踏む音がついて回ります
その林道の脇を飾るお花たち…
雨粒の重さに少し疲れ気味のように感じます


ソバナのお花に垂れる水滴
私の顔の汗とどちらが多いかしら?




みんなずぶ濡れです


中崎橋
中崎橋から右岸に渡ります
河原沿いの道は お天気の割には明るさを保持してくれています
山腹に沸く白いガスの動きが 微妙な趣を湛えています

笠新道登山口
笠ヶ岳への分岐になりますが、入口には水場があり
先の人も ここで休憩方々 喉をうるおしているようです

ここは素通りして、双六岳方面へと進みます

ジャコウソウさん 汗なのか 涎なのか…びしょびしょですね
そんなあなたも 濡れネズミのようよ
あはは ありがとう♪
うふふ 気をつけて行ってらっしゃい♪

赤い実が 薄暗い朝の中 映えて目を惹きます
お花たちとお話をしているうちに
最初の休憩所に着きました

わさび平小屋
小屋の縁を取り巻くように人は集まり
それぞれに休憩を取られています 比較的にぎやかな感じで迎えてくださいました
ここで一休憩させていただく事にします

ここの名物のお野菜…
今日はちょっと売れ行きが怪しげです…
とても新鮮で おいしそうなのですが…私も…ちょっと…
雨はここにも、影響を与えているようです…
一休憩した後は 再びザックを背負って先に進みます
心なしか…
ザックが 重くなっているような…?
これも…雨の…せい…?

左俣林道
下抜戸沢あたりだと思いますが…
谷あいの林道が少し開けた感じで明るくなり
左側を見ると 真新しい砂防堤が圧巻です

空の堺もなく
白いガスは 頭上で蠢きながら 様子を見ているようです


ここでも花に励まされながら歩いていると
漸く小池新道の分岐に辿りつきます
ここから小池新道へと進みます

小池新道
整備された登山道ですが 急な坂道に息も上がりだします

沢沿いに咲くヨツバヒヨドり
秩父沢沿いに登って行きます
川の流れは雨のせいでしょうか 勢いよく流れ
今の私よりも元気です
しばらく沢の流れを聞きながら岩や石のごろつく坂道を歩きます

濡れた石…
濡れた山道…
これはまだ序の口です…

幻想的な秩父沢へと近づくと、そこは開放的な渡り廊下…?
秩父沢出合に出ます

濡れた木橋を 滑らないように慎重に渡って対岸に移ります
ここは、水場のポイントでもあり
休憩するのにも 絶好の場所です
既に、数人の登山者が 腰を据えて休まれています
しかし…この天気…
ここはそのまま通過して行く事にします

チボ岩
名所を一つ一つ抜けていきます

イタドリヶ原
急な坂道ではありますが 開放的な道で
イタドリヶ原を少し超えた先で 休憩をとります

もう少しでシシウドヶ原ですが
チチは、敢えて手前のこの場で休憩をとるようにしたようです
道の脇に腰を据えて 汗をぬぐいますが
汗なのか、雨なのか…
全身ずぶ濡れ状態で…絞って出るのは どちらでしょう…



シシウドヶ原(振り返って見た所)
景色など望めない 灰色のベールに包まれた重い空気の中
人々がそれぞれに休憩を取られています
でも…その姿…
みな同じなのですね…σ(^^;)
がんばれ! ふぁいと~!
休憩を取られている方の横を素通りして、高度を稼ぐべく 進みます



さぁ~雨なんか 負けないわ!
進まなければ、辿りつけません
ボッチラ ボッチラ ペースを崩さず
ガンバ! ガンバ! もう少し!
雨を恨みながらも
雨を受け入れ
チチを信じて 自分を励まし
ほっちら ほっちら… 歩きます


熊のおどり場
お腰 ふりふり
ほっさか ほいほい♪
踊って見せましょう~!
熊になんて 負けませんよ~♪
ズルッ!
オッと…!
ザックの重さに振られます!

危ない!危ない!
木道の道は、よく滑ります…



熊のおどり場を過ぎれば 鏡平まで あと500m
がんばりましょう!


派手さはありませんが 清楚な姿のお花たちに 慰められます
それにしても… 蕾のサラシナショウマ 私より長身です!

おっ! 先の人に追い付きます
小さな渡渉いたします
だけど道も小川になっていて…どこが川で どれが道なのか…
まるで沢登りをしているよう…

後5分です
まだ5分も…でしょうか?
いえ たったの5分です! (^O^;)
がんばりましょう!

カラマツソウ
あなたはどなた?
私はカラマツソウ
雨のせいで 姿かたちが 変わっています
それは私も一緒…
ずぶ濡れの私の顔にも…疲労の翳が…
つづく
地図と予定表が有ると ルートがすごくわかりやすいですね
詳細な予定を立てられて さすがですね
結構ロングな周回・縦走の様ですが
2泊3日分の食糧と水
リュックは20Kgを越えるのでしょうね
体力有りますね
1日目は 雨天の中 ひたすら歩きですが
沢山の高山植物に癒されますね
イタドリヶ原やシシウドヶ原・・・
ユニークな名称も好いですね
アルプスの雄大な展望を期待してしまいますが
明日は晴れるかな?
今から、テルテル坊主作りたいけど もう間に合いませんね(^^)/
久々に重いザックを背負い頑張りました
根性だけは歳とともに付くようで
花に誘われて、頑張る事が出来ました(笑)
お山には、面白いお名前の所ありますね
その謂れを知りたいと思いますが
中々、調べてもわからない事多いですね
ありがとうございます
テルテル坊主
これから行こうと予定しているお山に間に合います♪
御心使い うれしく思います
コメントありがとうございます