山に癒されて…♪

ご訪問有難うございます 
自己世界の超ロ~ング日記です
気の長~い方 辛抱強~い方
笑って読んで頂けると嬉しいです

立山三山周遊 4 雄山から室堂へ

2018年10月02日 | 山登り 北アルプス
2018年9月23日(日)☀ 別山~立山三山

 立山最高峰の大汝山からの続きです


写真撮り待ちで渋滞の大汝山の山頂で
私の次にいた方が 声をかけて下さって
記念写真を撮って貰う事が出来ました
ありがとうございます♪


景色は途中で見る事とし
長い待ち人の列を見ると 早々に下る事にします


 順番待ちの人の列



下るにも 狭い岩尾根は
順番待ちの人で塞がれた状態です

下りれそうな所を見つけて
順番待ちの行列の脇を 通って下ります

登山道についても 振り返ることなく
立山最後のピーク 雄山へと向かいます


 稜線の先の雄山



雄山までの石ガレと砂礫の混ざる稜線は
小さなアップダウンとトラバースの道が続きます

あれが最後のピーク…
鉛を纏ったような体を前へと送ります

下りはまだいい…
重力に従って 体は素直に動こうとします

しかし…登りは辛い所…

足が…足が…お…重い 
歩く事を止めることはできないと分かっていても
前に出ない… 止まりそうになります 

しかし… 心折れそうになると 
雄山が誘う様に目に飛び込み 励まされて
騙されるように足を前にだします


さぁ!これが縦走終盤の歩きです
ガンバ!ガンバ!ファイトでございます!




 稜線西側のトラバース

雄山が見える



風に呼吸を乱されつつも
足さえ止めなければ 目的へと近づいていきます

目の前に雄山への道が延びています そして…
雄山へと向かうに混ざって進みます



 最期の急登!

雄山3003m  日本三霊山国幣小社 2991.6m



最後の急登を頑張って登ると
先に着いて待っていたチチの声が…

着いたよ♪

その声に顔を上げると

ギョッ!
…ここ…お山の上ですよね…

一変した世界に驚きを隠せない私…
暫し…固まります…


 立山登拝入り口
 頂上登拝受付所



どうする…頂上はこの上だけど

チチが躊躇するように訪ねてきます

??? 山頂?

チチの目線の方向を見ますと…

再びギョッ!
どこまで渋滞しているのでしょう!

口がふさがらない私に チチがまた…

山頂行くには 登拝料が必要だよ…

… …



ここは 冷静に 頭の中で算盤がはじかれます


帰りましょう…

そうするか?

そうしましょう…



ちなみに登拝料は500円でした…


 鳥居の結界

標高2992mの雄山山頂広場から眺める雄山




鳥居が…拒む感じで立っているように見えます…


そして 私自身も 登拝料を払ってまで 
あの渋滞している中に行く気力がありません


鳥居を潜る事を諦め 
雄山神社社務所山頂広場雄山を眺める事にしました


広場から見える雄山山頂にあふれるの姿…
やはり 引いてしまいます




雄山のに行きたくても
鳥居も 登拝受付の建物も 私にとっては立派な結界でした



 下りの順番待ち



長居は無用…早く下ろう…


賑やかな雄山神社社務所前の山頂広場から
逃れるように そのまま下る事にしますが 
下り地点からも すでに数珠繋ぎ状態
中々進みません…


一ノ越まで30分ほどで下っていく予定でしたが…
それは難しくなりました…

すぐに諦めて 景色でも見ながら…と
展望を眺めて 長いものに巻かれるように
列の中に溶け込みます

だけど…



薬師岳 その手前五色


室堂平と大日連峰 その手前中央に見るミクリガ池、ミドリガ池



車の渋滞と同じく 止まって動かない事もしばしば…
何…? どうして…? 何かあったの…?

岩ざれの下りに悪戦苦闘している人たちがおり
尻セードではありませんが
お尻をついて下っている姿が…

どうぞ 滑落だけはしませんように…
どうぞ 落石だけは起こしませんように…


何時しか 心の中で祈っている自分がおりました…


 渋滞続く

槍ヶ岳


雲が増えてきています
それでもまだ遠景のパノラマは望むことはできます

槍・穂高の面々も覗いています

結局最期まで展望に恵まれたことに感謝です

この頃になると 風の存在が薄くなり
風との戦いの事も忘れていいました…


 列は続き…

眼下:一の越山荘 左:龍王岳 右:浄土山



眼下に一の越山荘屋根が見えます…が
近くて遠い一ノ越

中々近付けず 長い行列の中にいます…


 一の越

雄山から続く行列



~やく一ノ越に着きました…
時間は約1時間近くかかっての事です


なぜかドッと疲れを感じ
チチの膝を休めるためにも ここで一休憩することにします


確かに疲れを感じますが どんどんる事で
あれほど しんどかった身体
軽くなっていくのを感じています

あれ… 楽になって来た…

標高が300m程度下がっただけですが
身体は正直に反応しているようで…ここで漸く 
高度障害を起こしていたことに気づいた私です

今回…頭痛 吐き気などはく… 
ただ 軽いめまいと足が鉛の様で登りの時がつらかっただけでした…

いつもは 頭痛と吐き気で気が付くのですが
ただ 風の所為にしていただけの様です…

100m 200m違うだけで体が反応するなんて…
登りたい山への前準備
もっともっとすべきなのだと…知らされました…



雄山からの行列は切れる事無く 続いています
さてさて…早々に下る事としましょう
きっとバスの乗り換えも 大変な事になりそうなので…



 石畳の遊歩道

室堂へと続く遊歩道



一の越から九十九折に下っていきます


 祓堂(はらいどう)


遊歩道の途中で を目にします

昔の立山信仰で下界と神域の境界とされた場所にある小さな祠だそうです
修験者がこの場所で身を清めて山に登ったと伝えられています





奥大日岳を望む

大日三山 立山室堂山荘



立山室堂山荘の後ろ正面に大日三山が広がって見えます


立山室堂山荘には 古い木造の建物があり 
その建物は 重要文化財に指定されている日本最古の山小屋だそうです

十四世紀に建てられたらしく 立山が奈良時代に開山された時 
訪れた修験者の宿泊場所になっていたのではないかと言われています





 立山室堂山荘手前の十字路 

立山 一ノ越




立山室堂山荘手前の十字路の広場から 
下って来た立山一ノ越を振り返ります

正面の台形状の山の右端が雄山です 

一ノ越から上は仏の体を登る道として尊ばれていたと聞きます
そこを 下って来たのです

一ノ越からの九十九折の道が右端にはっきりと見えます
今ではもう 歩き終えたコース
あとは室堂ターミナルへと戻っていくだけです
 


 のんびり遊歩道

賑やかな 室堂ターミナル




ゲンキンなものです 
下れば下るほど元気になって行く私

一ノ越からは 体も楽になり
一気に下っていき 20分ほどで室堂ターミナルに着きます


室堂ターミナルの広場は登山者ばかりではなく
観光客のような人たちも混ざって賑わっています

混雑は避けることはできないようで
ここからは違う意味での 戦いが始まります



 立山玉殿の湧水



室堂ターミナルの広場に 名水百選に選ばれている
立山玉殿の湧水の水場があります

立山に降り積もった雪が地下に染み込み
花崗岩や変成岩などの地層が
数百年かけろ過した水が湧出しているのです


出発の時は ここで水の補充をして 
その冷たい水で喉を潤しますが
今は…横目に見るだけ…
急いでバスターミナルへと向かいます


乗り場には バスとケーブルに乗り換えるための人々の
なが~い!なが~い!長蛇の列が出来ていました
その行列に並び順番待ちです

ターミナルの乗り場も ごった返し…
誰もが早くバスに乗りたいのは同じ様です

暫く 忍の一文字で 順番を待ちます

そして30分ほど待って 
5:30発のバスに乗ります

このバスは  立山直行の最終臨時バスだったようです…


途中ケーブル乗り換えの駅前を通過した時
外まではみ出して ケーブルを待つ人を見かけます…

本当にかったようです





 道路で毛づくろい?





感じる以上にれていたのでしょうか…

 
バスの揺れがゆりかごの様で
すぐに眠りの世界へと引き込まれます

しかし 途中でバスが止まり 
何やらざわついている車内に目が覚めます

何事かと思って外を見ると 
途中路上でくつろぐサルの軍団を見つけます

避けることもなく 大胆にくつろぐその姿に
自然とカメラを向けていました


そのころには 空は 灰色の雲に覆われ
怪しくなってきていました…


今回は あらゆる面で 守られていたのかもしれません

高度障害は起こしたものの 大事に至らず
お天気も持ってくれました…

十分すぎる程 楽しむことが出来ました♪

後は汗を流して
我が家へと戻っていくだけです



お山は いいですね♪
立山は 素敵ですね♪
また いつの日か…






最期までのお付き合い
ありがとうございます♪










最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (J-Blue)
2018-10-03 07:58:11
すごい人混みですね! お疲れ様でした。
この人混みを見ただけで頭がくらくらして私などは引いてしまいますョ。

高度障害は経験した事が無いのですが、微妙な物なんですね!
ともあれ、天候に恵まれ無事全行程を走破出来て良かったですね!
返信する
J-Blue様 (nanekobi5963)
2018-10-03 14:02:24
本当に 凄い人混みでした
高度障害ではなく 人に酔ったのでは…と思うほど(笑)

それだけ人気のあるお山なのだという事でしょうね
そのお山に登れたのですから
感謝しなければですね♪

高度障害は若い時からで
中々馴染みにくいようです…
何度か登れば我慢できるようになりますが
やはりしんどいです
そう言えば 若いころは 顔は風船のように膨れ
手もグローブみたいになっていました(笑)
物が握りにくくて困ったものです(笑)
歳をとった分 腫れる事は少なくなりましたが…

御天気に恵まれて幸せ者でした♪

コメントを有難うございます
返信する
立山満喫 (のんびり夫婦の山遊び)
2018-10-04 19:16:06
nanekobi5963さん、こんばんは!
秋の立山、お疲れ様でした。
雄山は凄い人出、やはり凄い人気の山、天気さえ
良ければ眺望も素晴らしく、立山は手軽に高山を
楽しめるんですね。
あれだけの眺望に出逢えれば、また、いつの日に
かとなりますね。
レポを楽しませていただき、鬼に笑われそうです
が、必ずや来春にはと強く思いがこみ上げてきま
す~情報、有難うございました。

返信する
こんばんは‼ (バボ)
2018-10-04 21:50:50
素晴しいの一言ですね‼
人の多さにはビックリですが、
毎度のことながら羨ましく拝見させてもらいました。
でも、高度障害は辛いですね。
そこ数百メートルでそんな違うもんなんですね。
九州では体験できないことなので、たまには体験したいですね。(^^;
返信する
のんびり夫婦の山遊び様 (nanekobi5963)
2018-10-04 23:49:31
こんばんは♪

ありがとうございます♪
眺望は 本当に素晴らしく 
劔岳をはじめとした 北アルプスの面々を
手の届くところで楽しめますね♪
少しでも その様子が伝わる事が出来たのでしたら
とても嬉しく思います

鬼は笑わず ほほ笑んで頷いてくれていると思いますが
私も鬼に笑われると思いながらも
来春 花の立山の様子を聞かせて頂けることを楽しみにしております♪

わたしも またいつの日か…
もしかしたら ばったりなんてことがあるかもですね♪

コメントをありがとうございます♪
返信する
バボ様 (nanekobi5963)
2018-10-04 23:59:26
高山は高山の魅力が
低山もまた低山の魅力が…
どんな山にもそれぞれに魅力がありますね

九州のお山もそうです♪
バボ様のブログを拝見させていただきながら
羨ましく思う私です
行きたくても 簡単にはいけないからこそ
恋焦がれる思いです

バボ様もきっと同じ思いなのでしょうか…

高山では 必ず高度障害に見舞われるのですが
それでも 登りたくなるのは 
その魅力の方が勝るからなのでしょうね(笑)

登りたいお山…沢山あって
一つ 一つ クリアしていくほかありませんよね

山は逃げないって言います
でも 人には限界があります…だけど

いつの日か… そう願って 
お互いの 夢がかないますように…♪

コメントをありがとうございます♪
返信する

コメントを投稿