もういないね

2011-03-01 02:23:31 | 2011年の人生
今日は最後だから、最後の感謝の気持ちを言えばいいだろうか、
土曜日からずっと考えていた。
社長は私より会社を出るから、その時こう言いたかった。
「いろんな経験をさせて頂いたり、見守っていただいたり
本当にありがとうございました。本当に楽しい時間でした」
なのに、その時が来たら頭の中に書かれた言葉はなくなった。

私の社長は1日一時帰国をする。
いつもは4時弱になって、お住まいに帰ってスーケースを準備する。
なんで今回5時15分になってまだまだ帰らないのだろう。
私はその時に仕事がまだまだあるから、
すぐに仕事を終えないでしょう。
うちの会社のファイル保管のところでは社長のところに近いから、
いよいよ帰ろうとしている社長は、ファイルに資料を保管している私に
最後の挨拶を言った。

予想外なことは社長の言葉だった。
その瞬間から今まで・・その言葉はまだまだ響いてる。

「オレ帰ったら、ナンさんもういないね。今までありがとうございました」

これだけを聞くと、涙が出ちゃって、頭も真っ白くて
次々の言葉はもう聞き取れなくなった。
その時には自分の決断は自分の気持ちを傷つけてこんなに痛いって感じた。
自分の決断は正しいかどうか、今なんも分からない。
後悔してないけど、悲しみは本当にいっぱいだ。
社長・副社長・すごい仲良くの仲間たちと別れて本当に悲しくてつらいことだ。

社長に帰る前に、
「この2年間、いろいろお世話になって本当にどうもありがとうございました」
私がこれだけの一言を言えた。
本当に辛いよね。
私は「別れ」がすごく嫌だ。
何よりも嫌だ。

人は「暗闇にいる」という先に見えない自分の気持ちを表現するですね。
私の気持ちは暗闇にいるじゃなくて、自分にとってもっと悔しいなんだけど、
強い霞に囲まれて道を見えそうになっても全然見えない。
前向きに歩こうとしても、歩けないみたい。
はあ・・・・・

朝起きたら、私の人生がもういつものようじゃない。
どういう方向に変えていくのだろうかな。