失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「スウィート・ソウル・レビュー」ピチカート・ファイヴ 1993年

2005-05-26 | 
前回に続き、プレイバック1993年。
このブログはテーマからして回顧調なのは仕方ないのだが、だんだん帰って来れなくなりそうで怖い…

この2枚は同じバンドの新旧ヴォーカリスト対決、とも言える。

右、4.7発売、PIZZICATO FIVE "Sweet Soul Revue"。
'93カネボウ化粧品 夏のイメージ・ソング
①radio edit
作詞・作曲・編曲:小西康陽
化粧品のタイ・アップらしい、華やかさのある曲。リズムの下敷きはスライの「ダンス・トゥー・ザ・ミュージック」。小西作品は本人が「キャッチー、キャッチー」と言うわりに私にはピンとくるものが少ないのだが、この曲はキャッチーだと思う。プロデューサーに小山田圭吾を迎え製作されたアルバム「ボサ・ノヴァ2001」もピースな名盤だった。「犬キャラ」に並ぶ私的93年の二大ヒット・アルバム。つまり私はフリッパーズの呪縛から全く逃れられずにいたようだ。高浪敬太郎がこのアルバムを最後にバンドを去ってしまったのが残念なところ。

②turtles in the night mix
produced and arranged by AYUMI OBINATA from MASIC WARE
全く異なるバックトラックに、ヴォーカルのみ①と同じものをのっけている。リズムの解釈も全然違う。はっきり言って、合ってません。

③①のカラオケ

定価1000円、レンタル落ちで100円。ジャケットはもちろん3代目ヴォーカリスト、野宮真貴。

そして左はピチカートの2代目ヴォーカリストのバンド、ORIGINAL LOVEのヒット曲。93.11.10発売。
①接吻 kiss 日本テレビ系土曜グランド劇場「大人のキス」主題歌
作詞・作曲:田島貴男
カーティス、と言うより達郎の「甘く危険な香り」テイスト?ワイルドなヴォーカルスタイルは好みの分かれるところだが、この曲には合ってると思う。2003年に中島美嘉がレゲエ・アレンジでカヴァーしている。背伸びしてみた美嘉ちゃんの歌いっぷリも魅力あり。声いいしね。

②微笑みについて look at me, look at you
作詞:木原龍太郎・田島貴男、作曲:田島貴男
③①のカラオケ

定価1000円、中古で100円。

こうしてみると、1993年はYMO再生もあったし、日本の音楽をよく聴いてたな。

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2 コメント

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Unknown (ヒロシ)
2007-03-27 22:57:07
スィートソウルレビューは確かオリコン20位じゃなかったかなぁ。たぶん5万枚程度じゃないでしょうか。
でも春になるとやっぱ聴きたくなる一曲です。
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Unknown (nakamura8cm)
2007-03-28 00:35:11
20位なら立派なものですよねえ。
なんだか読み返すとあんまり褒めていないような本文ですが、この曲は小西作品の中でかなり上位にくる完成度だと思います。
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