失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ほんきかしら」 桐島かれん 1993年

2006-03-06 | ミカバンド
女王様、そのヒールで踏みつけて下さい…

と、思わず言ってしまいそうになるような、いい意味で(?)高慢極まりない、馬鹿者どもを蔑みきったような冷ややかな微笑を湛えた、麗しいかれん様。

1989年、新生ミカバンドのヴォーカリストとして歌手デビュー。どこから見ても、非のうちどころの無い完璧なモデル顔&モデル体型。歌手なんて全くやる気なさそうだったのに、意外にも翌年THE BEATNIKSなどのバックアップでソロアルバム「かれん」を発表した。さらに翌91年には近田春夫プロデュースによる「ディスコ桐島」をリリース。ソロ作品のアルバム2枚、シングル4枚はもちろん全て廃盤。

このシングルはCM用に単発で作られた、アルバム未収録作。今のところ最後の録音でもある。

①ほんきかしら タケダ薬品「ハイシーL」CMソング
作詞:岩谷時子、作曲:土田啓四郎、編曲:近藤達郎、サウンドプロデュース:日下好明
島倉千代子のセクシーラテン歌謡をカヴァー。オリジナル知らないのにこんなことを言うのもなんだが、これを選曲した時点で勝利。実は桐島かれんに最も合っているのはこういう曲だったのだ、と気付かせてくれる。低音部のドスのきかせ方、ゾクゾクします。岩谷時子の詞は、男の気持ちに振り回されるいじらしい女性像を描いているが、この人が歌うと全く額面どおりに受け取れない雰囲気がコワイ。テクノな音色を上手く使った、打ち込みのリズム+昭和ラテンっぽい下世話なホーン&アコーディオンのアレンジも秀逸。

②カラオケ

定価800円、中古で200円。
ジャケットはパソコン画面上に裏(かれん様の美脚)を表示し、表ジャケと合わせるという高度な技術を使ってみた。ジャケットは見開きタイプではないのだが、仮に横に開けたとしても高さが合っていない。こうして合成したのは初めてだったので、私的に非常に満足度の高い写真になった。


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5 コメント

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Unknown ()
2006-03-08 18:06:04
>「ディスコ桐島」

それ、聴いた事ありますよ!!

そして彼女のあのクールな表情が私は好きでしたね。



それはそうと…師匠!!一体何やってんすかーーー!オモロすぎです(爆笑)。その完成度の高い写真を見ながら最初のセリフを言っている師匠の姿が見えるような…(w
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Unknown ()
2006-03-08 18:07:10
遠賢の「にゃあ!」ジャケ見ました?カワイイですね。
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Unknown (nakamura8cm)
2006-03-08 22:09:49
「ディスコ桐島」ってタイトル最高ですよね。近田さんのセンスなのかな。このアルバムについてもいずれ。

写真、いいでしょ!(笑)少し工夫してますからねー



「にゃあ!」、見ましたよ。だんだん猫化していくエンケン…凄いっす。

しかしアルバムタイトル、あれだけ曽我部さんと相談して「ビートルズをぶっとばせ」に決まったって言ってたのにね…まあ、いいんだけど(笑)
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Unknown (通りすがり)
2013-02-22 22:47:08
ディスコおはら節を思い出してしまいました、ロスプリモスの。
「花は霧島、煙草は国分」
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Unknown (nakamura8cm)
2013-02-23 13:13:54
「ディスコ桐島」からの連想でしょうか。
いずれ、と言ったままもう7年か・・・いろいろ忘れていきますね(笑)
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