中山姉妹で2枚。
有無を言わせぬ美人、高嶺の花系の姉、それに比べると親しみやすさがウリの妹。それぞれが80年代にリリースしたシングルを。
左、「クローズ・アップ」中山美穂 オリジナル・リリースは1986年、8cmシングルによる再発が1989年。
黒バックに黒のニットという最小限の舞台装置で勝負できるところが美人の強み。唇を尖らせただけで、とてつもなく挑発的に見えてしまう、恐るべき16歳。
①クローズ・アップ
作詞:松本隆、作曲:財津和夫、編曲:大村雅朗
聖子という時代の歌姫を失った聖子組の作家たちが、次なる表現者を探していた時期の一作。ちなみにミポリンは、デビューから3作が松本-筒美作品、4枚目が竹内まりやの「色・ホワイトブレンド」で、5枚目がコレ。財津作品のシングル曲はこれのみのようだ。ちなみに2ヵ月後にリリースされた「JINGI・愛してもらいます」は松本隆-小室哲哉というレアな(?)組み合わせ。どんな曲だったかなあ。覚えてない・・・
歌い手としての力量は、聖子と比べるべくもない。でも、アイドル絶頂期を過ぎてもわりとコンスタントにCDをリリースしていたようなので、歌は好きなんだろう、きっと。残念ながら楽曲的にも、聖子作品での異常なまでのクオリティーの高さは、ここでは見られない。やはり素材によって作家のモチベーションが微妙に変わってくるのは、致し方のないことか。
内容はカメラ小僧賛歌?「もうすこしおとなしいビキニにすればよかった」「過激なポーズしてあげる」なんて、男子の妄想をかきたてるのはいいけど、直截的過ぎやしませんか、松本先生。当時のミポリンのキャラが、ちょっとビーバップで生意気でCな娘(意味不明)って感じだったからか。前作「ホワイトブレンド」が名曲だっただけに、おいおいまたそっち路線に戻るのかよ、とツッコミを入れたくなる一曲。
②瞳のかげり
作詞:松本隆、作曲:財津和夫、編曲:矢野立美
う~ん、凡作?
定価1000円、中古で52円。
右、妹・忍15歳時のデビュー・シングル、「小さな決心」1988年。
①小さな決心 フジテレビ系アニメ「名門!第三野球部」エンディングテーマ
作詞:森雪之丞、作曲:後藤次利、編曲:佐藤準
姉が聖子組なら、妹は(作詞が秋元康じゃない)おニャン子組。ちょっと安い雰囲気は否めない。なんだか曲の頭から発声がいいな、と思ったらプロのコーラス歌手だった。合唱風のコーラスから入るのはアニメ主題歌なので、まあこういうのもアリか。でもデビューシングルで、いきなり本人以外の声が聴こえるのもどんなものだろう。全然意味が違うが、「Talking Book」や「1999」といった名盤が、スティービーやプリンスとは別人の声で始まる、という事実を想起させる。前座でちょっと焦らしてから、真打登場、みたいな。・・・違うね、この話。
ヴォーカルは、地味系おニャン子がアルバムで一曲だけリード取らせてもらいました、って雰囲気。あらゆる面で姉を超えることはない、奥ゆかしさを感じる歌声だ。
②明日の恋人
作詞:森雪之丞、作曲:後藤次利、編曲:佐藤準
このピッチの怪しさはタダゴトではない。
定価1000円、中古で50円。
バラ売り姉妹シンガーとしては、安倍なつみ&麻美、石野真子&陽子、岩崎宏美&良美、荻野目慶子&洋子、倖田來未&misono、ショコラ&ヒーコ、戸川純&京子、原田貴和子&知世、安田祥子&由紀さおり、Leyona&世理奈、なんてところが(歌ってたかどうか自信ないヒトも若干混じってるけど)思い出される。やはり中山姉妹のように、姉の方がメジャーになるケースが多いのかな。例外は由紀さおりと知世ちゃんくらいかねえ。色気は圧倒的に貴和子だが。
有無を言わせぬ美人、高嶺の花系の姉、それに比べると親しみやすさがウリの妹。それぞれが80年代にリリースしたシングルを。
左、「クローズ・アップ」中山美穂 オリジナル・リリースは1986年、8cmシングルによる再発が1989年。
黒バックに黒のニットという最小限の舞台装置で勝負できるところが美人の強み。唇を尖らせただけで、とてつもなく挑発的に見えてしまう、恐るべき16歳。
①クローズ・アップ
作詞:松本隆、作曲:財津和夫、編曲:大村雅朗
聖子という時代の歌姫を失った聖子組の作家たちが、次なる表現者を探していた時期の一作。ちなみにミポリンは、デビューから3作が松本-筒美作品、4枚目が竹内まりやの「色・ホワイトブレンド」で、5枚目がコレ。財津作品のシングル曲はこれのみのようだ。ちなみに2ヵ月後にリリースされた「JINGI・愛してもらいます」は松本隆-小室哲哉というレアな(?)組み合わせ。どんな曲だったかなあ。覚えてない・・・
歌い手としての力量は、聖子と比べるべくもない。でも、アイドル絶頂期を過ぎてもわりとコンスタントにCDをリリースしていたようなので、歌は好きなんだろう、きっと。残念ながら楽曲的にも、聖子作品での異常なまでのクオリティーの高さは、ここでは見られない。やはり素材によって作家のモチベーションが微妙に変わってくるのは、致し方のないことか。
内容はカメラ小僧賛歌?「もうすこしおとなしいビキニにすればよかった」「過激なポーズしてあげる」なんて、男子の妄想をかきたてるのはいいけど、直截的過ぎやしませんか、松本先生。当時のミポリンのキャラが、ちょっとビーバップで生意気でCな娘(意味不明)って感じだったからか。前作「ホワイトブレンド」が名曲だっただけに、おいおいまたそっち路線に戻るのかよ、とツッコミを入れたくなる一曲。
②瞳のかげり
作詞:松本隆、作曲:財津和夫、編曲:矢野立美
う~ん、凡作?
定価1000円、中古で52円。
右、妹・忍15歳時のデビュー・シングル、「小さな決心」1988年。
①小さな決心 フジテレビ系アニメ「名門!第三野球部」エンディングテーマ
作詞:森雪之丞、作曲:後藤次利、編曲:佐藤準
姉が聖子組なら、妹は(作詞が秋元康じゃない)おニャン子組。ちょっと安い雰囲気は否めない。なんだか曲の頭から発声がいいな、と思ったらプロのコーラス歌手だった。合唱風のコーラスから入るのはアニメ主題歌なので、まあこういうのもアリか。でもデビューシングルで、いきなり本人以外の声が聴こえるのもどんなものだろう。全然意味が違うが、「Talking Book」や「1999」といった名盤が、スティービーやプリンスとは別人の声で始まる、という事実を想起させる。前座でちょっと焦らしてから、真打登場、みたいな。・・・違うね、この話。
ヴォーカルは、地味系おニャン子がアルバムで一曲だけリード取らせてもらいました、って雰囲気。あらゆる面で姉を超えることはない、奥ゆかしさを感じる歌声だ。
②明日の恋人
作詞:森雪之丞、作曲:後藤次利、編曲:佐藤準
このピッチの怪しさはタダゴトではない。
定価1000円、中古で50円。
バラ売り姉妹シンガーとしては、安倍なつみ&麻美、石野真子&陽子、岩崎宏美&良美、荻野目慶子&洋子、倖田來未&misono、ショコラ&ヒーコ、戸川純&京子、原田貴和子&知世、安田祥子&由紀さおり、Leyona&世理奈、なんてところが(歌ってたかどうか自信ないヒトも若干混じってるけど)思い出される。やはり中山姉妹のように、姉の方がメジャーになるケースが多いのかな。例外は由紀さおりと知世ちゃんくらいかねえ。色気は圧倒的に貴和子だが。
それも入れちゃうのかよ!
と、ツッコませていただきます(笑)。
それにしても
中山姉妹も含め「姉妹だったんだ!」と
初めて知る人がいっぱい。
nakamura8cmさん、物知りですねー。
あまり有用でない知識だとはしても(笑)。
しかし、他でもないmoonlightdriveさんですから、
由紀さおりはアリだということに気付くべきなのです!(キッパリ)
怪作「狸御殿」サントラの番長作品、「私は神になりたい」で平幹二郎と華麗なラップを聴かせるのは誰だ?
やはり番長作の「びるぜん婆々のマイウェイ」を朗々と歌い上げているのは誰だ?
そう、由紀さおりはライダーズ人脈のロック・シンガーなんですよ。
童謡だけじゃないんだぜ!
…あれ、釈迦に説法でしたら、ゴメンナサイ(笑)。
浅うございました…。
そうか狸御殿!