「コーヒー・ダンドゥット」 CAMPUR DKI 1990年、「コーヒー・ルンバ」 YO-CO

インドネシア人とオギノメちゃん。

近年では陽水がカヴァーしていたのも記憶に新しい、1958年ベネズエラ発の世界的ヒットナンバー。

左がインドネシアで超大ヒットしたらしいCAMPUR DKI盤。このシングルには書いてないけど、グループ名の日本語表記は「チャンプルー・DKI」とされているようだ。

①COFFEE DANGDUT (MOLIENDO CAFE)
(Jose Manzo Perroni)
これ、サンディのアルバム『AIRMATA』(1993)収録の「KOPI DANGDUT」とほぼ同じバックトラックだよなぁと思って調べてみた。この短冊にはまったくクレジットがないけど、やっぱり久保田麻琴プロデュースらしい。サンディと久保田麻琴が環太平洋ミュージックの旅に出ていたころの話。現地のミュージシャンのプロデュースもやってたんだ。サンディはこのヴァージョンを3年後にカヴァーしたんだ。
「ダンドゥット」とはインドネシアのダンス・ミュージック。楽器編成はインド大衆音楽に近い感じか。歌詞の中では「KOPI DANGDUT」となっている。コーヒーじゃなくてコピ。ジャケを見ると、いかにも女性ヴォーカルものっぽいが、意外にも右の男性が歌ってた。ラップも男性が担当しているし。じゃあ、この女の子は？ダンサーか、単にジャケットが寂しいから写してみたのか。
ちなみに「Moliendo Café」は元曲のタイトル。

②DANGDUT REGGAE
（ソングライトのクレジットなし。シンガーもクレジットないけど…）
おそらく①で歌ってた男性がイントロで前口上を述べていて、つづいて登場するのは、どこかで聴いたことある女性の声。たぶん①同様、インドネシア語で歌ってる。声といい、歌い方といい、サンディそっくりだなあ…って久保田麻琴プロデュースなら、そりゃサンディさん本人だよ！サンディのレアトラックかな？チャンプルーDKIのアルバムのほか、映画『ちびまる子ちゃん/わたしの好きな歌』(1992)のサントラ盤に収録されているみたい。「1969年のドラッグレース」の次の曲。う～ん、さくらももこ！

③COFFEE DANGDUT M.I.D MIX
ハウス・ミックス。あんまり…

定価930円、レンタル落ち50円。
YouTubeで見たら、別のインドネシア女性アーティストのカヴァーなんかもあった。大丈夫か？と思うくらい、やたら腰を振りまくってた。


右、1992年の荻野目洋子（YO-CO名義）によるカヴァー。もちろん日本語で。

①コーヒー・ルンバ　ダイドー・ブレンドコーヒーCFイメージ・ソング
作詞・作曲：Jose Manzo Perroni、日本語詞：中沢清二、編曲：須貝幸生・神長弘一・井上龍仁
多くの日本人にカヴァーされている西田佐知子版をカヴァー。冒頭に「アラブのえらいお坊さん」なんて日本語を入れてくるセンスは、陽水好みかも。デジタルなダンスビートと荻野目ちゃんの硬質な歌唱。まあ、これもアリかなって感想です。
間奏・アウトロで唐突に挿入される、なぜかデビッド・ボウイの引用らしき「レッツ・ダンス！」の掛け声にズッコケる。いや、まあカワイイといえばカワイイんだけど…

②Starship
作詞：石川正、作曲：深田太郎、編曲：須貝幸生・神長弘一・井上龍仁
まあ、なんだ、SF歌謡っていうんですかねぇ。

③④カラオケ

定価1000円、中古で20円。
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