失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「交叉点~そう それがそう~」 薬師丸ひろ子 1997年

2007-08-08 | 
1991年の結婚を機に、シンガーとしての活動を休止していたひろ子。6年ぶりのシングルは、阿久悠作品であった。


①交叉点~そう それがそう~  日本テレビ系「知ってるつもり?!」エンディングテーマ
作詞:阿久悠、作曲:玉置浩二、編曲:有賀啓雄
ひろ子の透明感のある声と阿久悠のドラマチックな詞は、ややミスマッチ?サラッと聴かせて、実は重い詞というのもアリか。サブタイトルがいかにも阿久悠ぽくていいなあ。

②Heaven's Song~愛の繭~ フジテレビ系ドラマ「ミセスシンデレラ」劇中曲ボーカルバージョン
作詞:阿久悠、作曲:勝木ゆかり、編曲:有賀啓雄
ひろ子主演のTVシリーズの「劇中曲ボーカルバージョン」という微妙な位置の作品。なかなか美しい曲だけど。ちなみに主題歌はフミヤだったようだ。

③④カラオケ

定価1020円、レンタル落ち100円。


①恋文~哀愁篇~
作詞:阿久悠、作曲:勝木ゆかり、編曲:澤近泰輔
「あなただけが 大切なひと 信じるために 別れましょう」って、翌年のひろ子の離婚を予告するかのような内容。女性週刊誌ネタにもなりかねない下世話なテーマを、自らの土俵に引きずり込んでねじ伏せる!といった阿久先生の気合が見えるような作品。勝木ゆかりの曲も昭和歌謡テイストでよい。「哀愁篇」以外の篇があるのかは不明。

②再会橋
作詞:阿久悠、作曲:勝木ゆかり、編曲:澤近泰輔
タイトルがもう…あ、この曲だけ「~○○~」がないぞ。

③④カラオケ

定価1020円、レンタル落ち100円。
「交叉点」は玉置浩二プロデュース。「恋文」はS.E.N.S.(勝木ゆかり+深浦昭彦)のプロデュースで、玉置さんはタッチしていないようだ。

4曲とも代表作リストにはまず挙がってこないマイナー作品だが、どこまでも阿久悠。
ご冥福をお祈りします。


過去記事で「阿久悠」を検索したら4つ出てきた。ま、参考までに。

BOY~If I'm 17」ビートたけし withたけし軍団COUNT DOWN
熱き心に」小林旭 これは間違いなく代表作。
絹の靴下」ヒコチャーリー 夏木マリのカヴァー
純情」吉田拓郎&加藤和彦 ヒットはしなかったけど、熱い名作。



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