失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「Brown Mushrooms」 SHONEN KNIFE 1993年

2005-07-12 | 
ローファイ界の世界的カリスマバンド、少年ナイフの8cm。

現在は山野直子・敦子姉妹のユニット。このシングルの頃は1998年に脱退した中谷美智枝との三人組だった。

①Brown Mushrooms(茶色のきのこ)Single Version テレビ東京系"浅草橋ヤング洋品店"オープニングテーマ
(NAOKO YAMANO)
いつものとおりのギター・ポップなんだけど、なぜか哀愁漂う切な系のナンバー。最近DVDが発売されたテリー伊藤作のバラエティー番組「浅ヤン」のオープニングだったが、曲調はエンディングっぽいというか、映画のエンド・ロールとか似合いそう。日本語半分、サビは英語。このバンドは、英語の方が自然に聴こえてしまう。

②Butterfly Boy F.I.mix
(MICHIE NAKATANI) Lead rhythm guitar:Thurston Moore
名前を発音するだけでカッコいいギタリスト、ソニック・ユースのサーストン・ムーアが参加!
こちらは全部英語。イントロからサーストンがジャカジャカ弾いてます。抑え目に、徐々に盛り上がっていくクールなロックナンバー。間奏がキーボード・ソロなのも渋い。何たってリード”リズム”ギターですから。

YMO以降、最も海の向こうで認められたミュージシャンだろう。最近はPUFFYもいい線いってるようだが。別に米国で認められたから素晴らしいなんて言うつもりはないけど、数多のバンドがいくらがんばっても掴めないロックの本質みたいなモノを、軽々と表現してしまえる底知れぬ実力があるのは確か。だって、オムニバス・カヴァー・アルバム(SONIC YOUTHも参加してた)がアメリカで作られちゃうなんて、そんなのナイフ以外に聞いた事ないよ。

定価930円、レンタル落ちで100円。

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