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東洋医学の不思議・・・

2008年05月31日 | 健康・病気

 今日の患者さんのお話です。

 一人は2年前からいらっしゃってる自己免疫性肝炎の患者さん。当初は疲れが酷く、誰が見ても病人だと判る状態でした。血液検査の数値も基準値に近づいてきて、一番恐れていた肝硬変の状態を診てます血小板の数値がはじめの2倍近くまで戻ってきて、あともう少しで基準値です。CRPも正常ですし、肝臓も軟らかく機能も正常に近づいていて、喜んでおりました。現代医学の教科書には、難しい疾患の一つとして記述されていますが、東洋医学の治療との併用(病院の治療との)で成功した一例かと思います。

 もう一人は、SLEの患者さん。当初、全身エリテマトーデスと病院で診断を受けたと来られた方です。通常は顔面に特有なチョウチョが羽を広げたような赤みがあるのですが、リューマチ型の手首などの関節痛が酷い状態でした。病院の痛み止めでも緩和されず、漢方でトライをしてみましたら、なんと1週間で痛みが激減していきました。何度か痛みが手のひらまで出るのですが、その度に漢方薬で今では数日で止まってしまうくらいです。彼女はとても不思議がっていますが、痛みがコントロールされ(疲れたり無理をすると数ヶ月に1回程度)、抗核抗体の数値は基準値になっています。

 今日、来られた患者さんを診てますと、現代医学で難病と診断されても東洋医学の恩恵がありうる疾患もあるのではと感じております。

 未だに東洋医学の奥深さに日々研鑽と勉強の毎日ですが、もっと医療現場で使われます事を期待しております。


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