昨日、母校で大学院生向けの授業があったのですが、飛び入り参加をしてきました。
今回の講師は、弘前大学医学部教授(大学病院の薬局長)です。
基礎薬理の研究が得意で、血圧に関係しています酵素(ACE)が専門の先生です。
そこで、この酵素を調べて行きますと、本来は腎臓に多量にあって血圧に関与しているのですが、脳にもあったりと不思議な分布を示します。まさか脳で、血圧に関係する訳もなく・・・・。
で、そこで、判明した事です。
その酵素を阻害する食品で一番なのが、「カボチャ」
つまり、血圧の高い人は下がる可能性があります。
また、カボチャの脂(カロチン)の部分ではなく、水に溶ける分画で、熱にも強い性質をもち、皮や種には殆んど無いと言う特徴を持って居ます。
また、この酵素を阻害すると、記憶力が向上する、皮下脂肪が減少するという動物実験が報告されて居ましてそのメカニズムを研究している先生です。
つまり、
カボチャには、
* 血圧の高い人は下げる(普通の人、低い人には影響を与えない)
* 内臓脂肪には無理だが、皮下脂肪が多い人には良さそうだ
* 記憶力の低下し始める40歳頃から食べると痴呆になりにくい
と言う特徴がありそうです。
そのメカニズム、関与する物質を探して居るそうです。
つまり、農作物を組み合わせると、面白い生体作用が期待され、皆さんが健康になって、農家も喜ぶ図式が出来そうです。
その先生とは名刺交換をしてきまして、後日、農作物の開発の助言等をお願いしてきました。
農業は、学問的にもタカラの山~~~~