「本は音楽と比較するとマイクロコンテンツ化されにくい」と読めたのだが。古典や経典の一節が引用され、解説や比喩が用いられ、別のコンテンツができることはよく目にする。あれもマッシュアップでないかと思ったりした。
音楽のマイクロコンテンツ化ということだと。サンプリング音源だとか、その気になればバウンシング前、マスタリング前の個別のトラックのサウンドだって公開しようと思えば公開され、リミックスやサンプリングのために使ってもらえるのだ。トラック単位だと相当マイクロコンテンツ。
ロックバカ一代でありつつ佐々木さんファンの俺としては、しっかり聴き込んだうえでイーノを引用しているこのくだりにゾッコン。敢えて言えば、音楽のマイクロコンテンツ化を論じるくだりで、45回転シングルやCDシングルが抜け落ちていたことだ。それは些末か。B面曲はなんだかなってのが多かったし。