NAKAGAWA-AMBIENT 中川一郎 aka ambient samurai 片言集

2004年以来の中川一郎の音楽活動関係のこと。その他。ambient samurai

【ambient 新曲】澄み切った言葉が、濁った世界を・・・:OCPL00000

2004-12-31 22:16:53 | アート・文化
澄み切った言葉、
澄み切った想いで、
濁り切った世界を、濁り切った世界を、
洗い清められる、洗い清められる。

澄み切った想いが、
澄み切った言葉になって、
濁った世界を、濁り切った世界を。

ああ、涙があふれ出る。
いくつもの影が、いくつもの光が、
とけてひとつに。

ああ、涙が、ああ、止まらない。
いくつもの声が、いくつもの言葉が
とけてひとつに。
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ジャンル アンビエント  ambient
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DOWNLOAD -> http://nextmusic.weez.mu/dl.php?dlpath=20041227220501sumikitta-kotoba-i-nakagawa-OCPL00000.mp3&profid=20041227220501&rf=http://nextmusic.weez.mu/index.php?command=profile&profid=20040612004343

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http://nextmusic.weez.mu/bplay.php?mpfname=20041227220501sumikitta-kotoba-i-nakagawa-OCPL00000.mp3&profid=20041227220501

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2004年12月23日、第五回定例朗読会溶鉱炉 (http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/youkouro.htm にて、ライブを行った際の前半です。清々しい魂の発露であるさまざまな言葉が、パフォーマンスが濁った世界を清めている、そのような印象をいだき、それが即興歌としてそのまま現れたというものであります。

この楽曲・音源については永遠にコピー、カバー、録音、再送信、サンプリング、リミックス等々大歓迎します。 日本国著作権関連法規に定められている著作者及び著作権者の許諾を要するすべての事項について、予め著作者及び著作権者である中川一郎が全て許諾してしまっているということを明瞭に表明するものでありますので、ご安心下さい。 中川一郎はOCM、OCPLに賛同しており、この楽曲・音源の扱いをOCPLゼロ・ストレートとします。

[CPL00000from20041002toForever(Ver.0.4Jalpha). details http://www.opencreation.org/ contact mail@opencreation.org +++ OCPL00000推進委員会に、OCPL00000音源の所在などがトラックバックされています。 http://www.doblog.com/weblog/myblog/1399




国領流オープン・マネジメント思想・理論の政策への応用の道筋が示されている。

2004-12-28 12:48:02 | デジタル・インターネット
オープン・ソリューション社会の構想:国領 二郎 (著)



ここをクリックするとアマゾンさんのこの本のページに行きます。

90年代半ば、インターネットが黎明期から本格的に社会基盤としてのポテンシャルを発揮しだす頃から、概念として磨かれ、ミクロな産業に適用されて、洞察力を発揮してきた国領流オープン・マネジメント思想・理論。

個別の企業・業界のレベルでは、すでにこの理論や思想にもとづくやり方の変革が有効であることが示されてきている。それを、より大規模に国や自治体に適用したらどういうことが可能か。

本書が示すポテンシャルは大きそうだ。

思想が語られるとともに、その思想が確かに実効を上げ得るということを示す実例も示されている。

著者である国領教授が、国のe-Japan戦略の第二版において、専門委員として参画され、そこにオープンの思想と志を吹き込んだということが、記されており、遅ればせながらこの一冊で知った。そのようなものであるならば、e-Japan戦略をもう一度読み直してみようという気にさせられる。

実行するには、経済の領域を超えて、政治・行政の領域を変えていく必要があるのだが、すべての、政策を考える人たちが本書の示す知恵を活かして欲しいと思う。






12.23 ライブ@第五回溶鉱炉 ご報告

2004-12-27 12:58:38 | アート・文化
諸々あって、ご報告が遅くなりました。ライブ、しっかりとやってまいりました。その後、音源の整理等しておりましたが、大体、整理がつきました。

14時のセッティングの時からplan Bに行って、場が出来上がり、リハーサルが行われ、最後であった自分の出番がくるまで、客席に座らせていただいて、精一杯、自分の中に、その場の空気なり、グルーブなりを取り入れようとしました。

先行する皆さんのパフォーマンスや朗読を聴かせていただきながら、次のようなことを思いました。

「清らかな魂から溢れる、透き通った想いが、透き通った言葉となって、濁った世界を洗い流している。」

あたりまえといえば、あたりまえですが、詩人は清清しい魂があるゆえにできる営みであって、その発露は様々であるけれども、通暁するのは、透き通った思いであり、透き通った言葉なのであろうと。そして、にごった世界を洗い流す。

・・けれども、世界は相変わらずにごったままであったり、あるいは、いったん洗い、清められたとしても、すぐもとに戻ってしまうわけなので、詩人の営みは何度も何度も。同じ事の繰り返しではなく、挑戦されるものなのだと。

そんな思いに囚われたのでありました。

そのような思いに囚われつつ、自分の中でビートが湧いてました。途中から、ずっと、あるビートが自分の中で刻まれていると。現象として聴こえる音も、ことばも。異なるのであるけれども、自分の中ではビートが。

これは、plan Bであるからなのか。いつの頃からか、plan Bで客席に座っていると、現象として目前で繰り広げられているパフォーマンスが何であり、どのようなものであるかに関係なく、自分の中でビートが湧く。そのような経験をしてきましたが、それが、自分の出番前に興ったと。そういうことでした。

自分の出番、即興では、感じたままを歌にした。即興でありながら、どうにも、「とけてひとつ」という90年代の終わりにつくった歌が似付かわしいと思ったので、久しぶりに歌いました。

演奏しながら、深い深い暗やみが見えたので、これも90年代につくった「とてもよくある愛の詩」を一部、歌いました。

そして、何よりも、オープンマイクというものを初めてオーディエンスとして経験させていただきました。これについては、別途記します。

声をかけてくださった恋川春町さん、音響・演出のEPIさん、共演者の皆さん、そして、その場に参加してくださった皆様に感謝不尽です。

関連 → 溶鉱炉公式ページ http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/youkouro.htm


この日もハードディスクレコーダーを持ち込み、録音したのでした。この週末は、その音源の整理。

20分の即興でしたが、途中でエフェクターを切り替えたところがあり、そこまでを「澄み切った言葉が、にごった世界を洗い清める」とし、それ以降を「このまま、すべてのことを凍りつかせたい」としました。

10.26のTUAAコレクションでのライブと合わせて、オーディオCDをつくりました。












中川一郎、23日のライブ、出演時間決定:21:30~21:50に決定

2004-12-19 09:52:26 | アート・文化
* 20分。最近、宅即(自宅での即興)をして自然と一区切りとなるかな・・という時間が、大体20分前後。大体、宅即をするのが、夜で大体、このあたりの時間帯。平常の在り方に近いかなという感じであります。

*18:00からのイベントの間も、極力、共演の皆様のパフォーマンスに居合わせたい。めいっぱい自分の身体と心をさらして、それが即興に、どういう感じで影響するか。予断許しませんけれど、今から、楽しみです。

公式ページは・・http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/youkouro.htm

イベント概要(公式ページより転載)

第五回定例朗読会溶鉱炉 Blast Furnace vol.5 Poetry, Music, Performance

2004年12月23日(木・祝)開場17:30開演18:00 入場料1500円(前売当日共)

会場PlanB 〒164-0013 東京都中野区弥生町4-26-20モナーク中野B1

TEL/FAX 03-3384-2051

http://www.i10x.com/planb/


【出演者】

中川一郎(guitar vocal)、なかおちさと(朗読パフォーマンス)、

林佑次+小畠刻時、洸本ユリナ(朗読パフォーマンス)、山崎怠雅(guitar vocal)、

楠木菊花(朗読パフォーマンス)、恋川春町withEpi(朗読パフォーマンス)、

他 dbqp(幕間DJ) 詩のオープンマイク当日まで募集しています。お気軽に!!

開場17:30開演18:00料金前売当日共1500円

問い合わせ先・予約先の電話番号・メール

mnatsuko@k9.dion.ne.jp恋川宛

【公演の趣旨】

定例朗読会溶鉱炉として2004年3月に発足。詩のサイトPoetry, Music,Performance Welcome to Narcisse

(http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/index.htm )によるプロデュースで、主宰者は恋川春町。

12月23日(木・祝)本PlanB公演で第五回目を迎える。日々、文化として定着し市民権を持ちつつある

ポエトリー・リーディングシーン。「溶鉱炉」では敢えてロック音楽、前衛音楽、実験映画、舞踏など、あら

ゆる形のパフォーマンスの融合という方法により<呪われた詩の実現>を目指す。絶え間なく千変万化

しながら現前に存在する<表現者の姿>の下、「朗読パフォーマンス」という一ジャンルが生起する。

「詩人たちの手に危険ですごい武器ひとつ」(ジャン・コクトー)




【書評もどき】著作権という熱い分野への、新たな知と学の、実践的な挑戦!

2004-12-08 15:52:33 | アート・文化
著作権の法と経済学



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法学、経済学。ともに、エスタブリッシュされた学問領域であって、それぞれに学問としてのハイアラーキーが確固としてあり、領域もはっきりとある。

著者らは、著作権というきわめてホットな分野に、法学・経済学の相互作用によって、制度再構築を検討する際に有用と思われるアプローチ、理論、洞察を展開している。

政策や法改正の経済的意味合いを探る方法、あるいは、現行法の枠組みで一律に律しようとするのではなく、より実情に合った制度を設計する際の留意点などが、学問的な堅固さを踏まえながら展開されている。

法学、経済学ともに学問的トレーニングが足りない、私のような者にも、本書第8章の「著作物の流通とインセンティブ」における報酬システム類型とインセンティブの分類や考察は、実にわかりやすく、自らの音楽活動、著作権に関する考え方がどこに位置するものであるのかということを確認できるようなわかりやすさであった。

このような学問的なアプローチは斬新だ。具体的に現在噴出している問題を解決する際の有用なツールを提示している。今後のこの分野での、法学、経済学の交流と展開が社会全体に貢献できることのポテンシャルの大きさを感じる。発展を望みたい。