7年前に、こんなことを記していた。
http://www.asahi-net.or.jp/~JQ9I-NKGW/991014wywwyg.html
実を言うと、その後、それほど、このことをずっと口にしていたりしたわけではないし。その思いは、ぼくが往々にして抱く様々な思いともども、ちぢに散り、埋没し、雲散霧消していた。
今、あるバトンに取り組んでいる。50音ではじまる、自分の思いのある日本の歌・曲の名前を並べてみる。そういうバトンだ。こんな感じで、「あ」から「ん」まで並べるわけだ。「あ
あっ!!:村八分」で、「ん ん?:村八分」と。村八分だけのバトンではないのですが・・。
半分くらいまでは、すらすらと、自分の中で、あれだ、これだというのが出てきて埋まる。しかし、半分を終えたあたりから、唸ってくる。
そして、昨日、唸っていても仕方ないからということで、goo music http://music.goo.ne.jp/
で、自分の思いのあるアーティスト名を検索し、アルバム所収の曲を参照し、埋められるものを埋める。そのようなことをしていたのだ。
「岡林信康」を検索していた時である。未発売のCDが目に入る。
「1973PM9:00→1974AM3:00」。ふとわが目を疑う。ずっと待望し、そして、そのCDでの再発を望むとまで記したあのライブ盤がついに、CD
で再発される。そのことに気付いたのだった。
しばし、バトンは休止。早速、予約を手配したのであった。
確か、メンバーはこのようであった。
歌:岡林信康、ギター:伊藤銀次、キーボード:矢野誠、ベース:細野晴臣、ドラムス:松本隆
74年に、このライブのレビューとかを読んだことがあって、松本さんのドラムスと細野さんのベースが際立っていたというような記述があったように思う。
これまで、このLPの音源は聴いたことがない。1985
年のはっぴいえんど再結成に至る以前の、現役ドラマーとしての松本隆さんの最後のライブ・レコーディング音源となるのではないかということだ。ドラマーとしての松本隆さんのファンであるぼくとしては、春にかけての期待が高まっているのだ。
また、岡林信康の一番好きな時期のライブでもある。待ちに待った、春よ来い、早く来い・・である。
日本のポピュラー音楽史を記述する際に、このライブはある種のぽっかりと空いた空間のような位置にある。フォーク以降、ニューミュージック以前。そのような位置のライブ、そして、その記録としてのライブ・アルバムである。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E1NY8A/qid=1138667053/sr=1-6/ref=sr_1_10_6/250-5734654-5873031
再録:「
このコンテントをディジタルでほしいと表明する潜在的消費者の購買意思表明運動の
可能性---たとえば岡林信康の73年12月31日のライブ盤をCDで・・・とか。
レコードからCD。この流れの中で、やはり良かった。とオーディエンスとして思えることは多いと思います。「ジャックスの世界」というアルバム。アナログ盤は10年以上も廃盤になっていたけれど、CD化されて、今どきの若い人たちはずいぶんとこの素晴しい音源と出会いやすくなったことだろうと思うのです。
ディジタル化して、ネットでアクセスできるような形でアーカイブ化されますと、「ある」「ない」という読者の努力の範囲を超える、あるいはリスナーに超人的探索努力や驚異的な購買力を強いるという既存メディアの問題から、「たどり着く」「たどり着かない」という潜在的読者の「それなりの努力」の範疇の問題に置き換えられるわけであります。
そろそろ、そういうことを呼びかけてみようか・・などと思っております。ディジタル化して、ネットでのダウンロードを可能にしたいもの。それは、やはり、そうでもしないとこれまで絶版になってしまったもの、廃盤になってしまったもの。でありまして、そういうもののリストでもつくり、「ディジタル化されたら、ネットでダウンロードできるようになったら、いくらまで出します」みたいなことを表明したりして、真剣にそういうことを考えている人が一覧できるようになったら、著作権、隣接権をもっている人たちのマーケティング材料にもなるわけであり、コンテントの世界に受注生産方式を持ち込むことになるんじゃないかな。などと思っております。
もしかしたら、そういう新しい形の、「ほしいものを買いたいと表明する」消費者運動とかもすでにネット上で展開されているかもしれませんけれどね。
たとえば、中川の場合、「この一枚を」と問われたら、「この一枚ですよ!」というものがあります。
----- 岡林信康 1973年12月31日 (千秋楽?) CBS SONY --- うろ覚えなんで
すけれど・・
レコードになっていた時に買わずに、CD化がはじまった時に、「いつかは、いつかは」と思い続けて、何度も音楽ショップに通っては、そのたびに「ああ、まだない・