沈黙を重ねて
静かな時間が過ぎていく
静かな時間が
静かな時間が幅をきかせる
静かな時間が
静かな時間が
静かな時間が
静かな時間が過ぎていく
静かな時間が
静かな時間が幅をきかせる
静かな時間が
静かな時間が
静かな時間が
全く音楽は使われていない、舞踏だけの公演であった。
漬物石が、叩き落とされ、転がされる。その音。
そして、僅かなセリフ。セリフなのか、どうか、不明な、照明への指示。その声
だが、PLAN Bは音楽で満たされていた。
舞踏が進むに連れて、ぼくの中では、音楽が鳴りはじめ、停まることはなかった。
ぼくの中では、ロックバンド編成での音楽が響いていた。その音楽をそのまま実現できたら、どんなに素敵たろうと思った。が、一度、響いた音楽は、後に、自分が歌い下ろし、弾き下ろす時に効いてくる。
田中泯さんの舞踏は、ぼくにとって体験だ。
時おり、その体験をしに、Plan Bに行きたくなる。
Plan Bでは、田中泯さんの息遣い、汗、細かな表情。
その存在の全てを、その場で体感できる。稀少な、貴重な場である。
中川一郎@Plan Bの田中泯の公演には、これからもふと出かけるだろう。