今日は台風なり。
ブログを書いている今も、ガラスの向こうは横殴りの雨です。
さてさて、我が家は自他ともに認める激貧家庭なので....
車も家財も衣服もポンコツです。もちろん人間もポンコツです。
まあー、この程度は自分が辛抱すればいいだけなので些細なことの範疇なのです。
ひの激貧につらい仕打ちを与えたのが、自宅もポンコツだったということです。
住んでからいろんなことが発覚ですよ。
一番の懸念は水地獄です。水が室内を襲うのですよ(笑)
なので大雨の耽美にバケツと雑巾が大活躍。まさにポンコツで、その光景は激貧家庭を絵にした状態となるのです。
まあー、ガス漏れや漏電ではないので命の危険が無いのはせめてもの救いです。
今日の台風も大雨につて水の洗礼があるのですが、いつものことなので対策をして過ごしてました。
(室内に水が染み出てくる箇所が判明しているのです)
なので、バケツに溜まった水を定期的に流し台に流せばいいだけと考えていたのですが....
事務所(自宅兼事務所ね)でスバル弄りの作業計画を考えていた時です。
なんと足元が突然冷たい。
なんでー、もしや?と気がついたときはタイルカーペットが水濡れしていました。
なんでー、バケツの水位はまだまだ余裕があったはずだよ。
と、水が染み出すポイント(以降は源泉と表現します)を確認です。
まずはいつもの源泉部分です。
バケツがあるでしょ。それが水を受け止めるバケツトラップです。
今回の床に流れてきた水はそこではなく...
ずーっと横に辿っていくと、床に水が溜まっていて...
なるほど、源泉が増えている。
仕方がない、新たにバケツトラップならぬ洗面器トラップを仕込みます。
えーと、なんでこうなるのか?とか、どうして室内で木材がむき出しなのか突っ込みたいでしょ。
もちろん木材の上には石膏ボードが被さっており、基礎コンクリート立ち上がりのところらから綺麗に壁紙が貼られてました。
引越してきてから1年もしないうちに、何故かずっとカビ臭い気配を感じ取り、どこかにカビコロニーがあるはずと臭いを求めて這いずり回って臭いポイントを発見。
この床立ち上がりのところから怪しい匂いが....
躊躇なく壁紙をめくります。壁紙が微妙に浮いていた箇所があり、そこにカビコロニーです。
おいおい、石膏ボードと壁紙の間で何故カビが繁殖するのよ。と、カビの道をたどると石膏ボードの合わせ部分へたどり着いたのです。
つまり、石膏ボードの内側からカビがあふれ出している状態です。
そりゃー石膏ボードの裏がどうなっているか興味あるでしょ。
自分家なので躊躇なく石膏ボードを切開。そうしたら土台の木材がカビにやられていた。
これは緊急事態と、石膏ボードを順番に剥がしていきます。
数日で木材は乾燥してカビ臭も消えたのです。
まあー、カビが生えるということは原因があるわけで...
雨が酷い時に、その部分へ水が溜まるのが発覚です。
こうなったら石膏ボードを復元するつもりはまったくありません。基礎コンクリートと土台木材むき出しのままが決定です。
さてさて、どうしてここに水が来るかです。
大抵は屋根や屋上を疑うでしょ。
激貧の私ですよ。屋上のシート防水は定期点検して徹底対策してますよ。
もちろん屋上すぐ下の屋根裏を覗き込んで水の侵入がないか確認もしています。(屋根裏を見るために室内の天井を切開しました)
原因は別のことから発覚です。
外壁パネルの継ぎ目シーリングが切れました。まあー経年で痩せるわなー。
もちろんシールをほじくって掃除して新しく充填するんですけど。
ほじくったら下からいきなり木材が露出です。
なんで、シールの奥が木なの?
シールの奥って防水テープで、その奥はパネル固定チャンネルで、その奥が防水シートで、その次に木材じゃなかったっけ?
ド素人の私でも家の外壁はこんな構造なのはしってますよ。
なのに、いきなり木材が見えるのです。
これはもしかして.....
外壁を切り取るのはさすがに勇気がいるので、室内の壁を一部切り取ってみました。
石膏ボードの裏は、断熱用のスポンジです。そのスポンジをどけたらなにやらパネルです。
手の届く範囲の断熱スポンジを引っ張り出して、室内の電気を消して暗くして、中を覗いてみます。
何やら光が見える。なんで光が見えるの?
あの位置は外壁のあの辺りだよねー。
と、外壁を確認したらパネル合わせでシールが切れている部分。
そこにガムテープで目張りして、また室内から確認したら、灯りは消えていた。
ということは....
柱木材にいきなり外壁が打ち付けられている。それも防水シートが一切ありません。
これってどういうこと?そういうものなの?これが泉佐野市工務店の注文建築の施工技術なの?
まあー、そんな状況なので、水が基礎の上まで来ることは想像できます。
外壁に隙間がないようにシールをしまくればいいといえばそれまでですが、外壁パネルは温度の膨張で動くものでシールは切れるものです。なので水が浸入することも考慮したうえで防水シートを内部に貼るのが当たり前と思っていたのです。
まあー、私は建築が専門ではないので、どれが標準施工なのかは知りません。なので文句もいえません。
そもそも、この家の施工主は私じゃないですし、わけあり風なのを見つけて住んだら、なが~ンは住むところもジャンクを引き当てるのか?となった次第です。
さてさて、今回新たに原泉が増えたということは、外壁のどこかに吸込み部分が増えたということ。
今回はすぐに発覚しました。嵌め殺し大型ガラスとサッシシール部分です。
1枚目写真に見えている黒色サッシ枠が濡れており、その上のガラスと接する部分から水が染みていました。
そうそう。当方の事務所へ来られた方から、「この事務所のどこに水漏れがあるのよ。水漏れは2階と相場がきまっているでしょ」と突っ込まれるのです。
またそんなこといわれないために事務所の一部が写っている写真を....
基礎コンクリート部分なので、ずっと下です。大きいショーウインドウガラスの下にある基礎のところです。
さてさて、
新しい源泉ポイントにバケツトラップを仕込んだのは15時30分ごろです。
30分ぐらいして様子を確認したら洗面器の周りが濡れています。
何故に?洗面器が割れているのか?と、なるのですが....
よーく点検したら洗面器縁が外向きにカールしており、浸透圧で雑巾をしたってきた水が洗面器の縁に触れた時に、ちょっど半々ぐらいで外にも水が落ちていくことが発覚です。
くそーと。洗面器をバケツに変更してやり直しです。
そして、夜11時ごろの状態です。
新源泉に仕掛けた新しいバケツトラップは3cmほど水が溜まってます。
従来からのポイントです。3日前から仕込んでます。
あちゃー、こりゃー寝る前に水を出した方がいいねー。
もう1か所です。こちらも3日前から仕込んでます。
バケツトラップでこれだけの水が回収できてます。
この水が床に流れることを考えたら怖いでしょ。
というか、もともとはこれだけの水が壁の裏に溜まったままだったということなんですよね。
前々から考えているんだけど....
これは、室内(基礎コン)に雨樋を設置するのがベストかな?でも室内から室外へ排出するルートはどうする?基礎コンに排出路を貫通させろということ?って、毎回同道めぐりしているのです。
以上、激貧が台風の雨漏りにいじめられる内容でした。
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