本日はクラウンワゴン弄りです。
オルタネータ(発電機)の交換です。
実質作業時間は1時間ほど。様子見をしながらあちこちをついで点検したりで1時間ほど。合計で2時間でした。
交換するオルタネータは中古品を用いてます。
本当は、きちんとした業者が再生リビルドしたものと交換するべきだと思います。
まあー、お金がありませんので、格安中古品を入手して消耗品のブラシだけ交換したオルタネータを取り付けとします。
ちなみにクラウン純正ではなく、マーク2のオルタネータ(発電容量アップ)を採用しました。
どんなオルタネータかについては、ブラシ交換したときの作業内容をブログに書いているのでそちらをごらんください。
2020年3月21日のブログ記事:クラゴン君、中古オルタネータのブラシを交換
オルタネータを交換する理由ですが....
私がオーナーになってからは、オルタネータはまったく手をつけてません。
オルタネータ外観を見る限り、前オーナーも手をつけていないと思います。
オルタネータも10万キロで交換したほうがいいといわれる部品です。私の車体は20万キロを越えてますよ。
そして、去年の12月ごろから異音を感じてます。
オルタネータから、「ミヤーーーーーーーッ」って、ニャンコがハモル音がしだしたのです。
寒くなったらオルタから異音って割と聞く症状ですが、今までそんなことはなかったのでこれはオルタの寿命が近づいているのでは?と勘ぐるのです。
なんだかんだと時は流れ、春めいてきました。
昼間の日光の下ではあったかいですよ。
その環境でも、ニャンコのハーモニーは聞こえるのです。
そうなると、ということで交換してしまえです。
ボンネットを開けてオルタネータは目の前にあります。
上からゴソゴソとお手軽に作業できる位置に取り付けられているのが、ある意味ラッキーです。
後々の確認用で、オリジナルのオルタネータが取り付けられている部分を真上から撮影したショットです。
取り外しは、バッテリーのプラスマイナスそれぞれの端子を外してから、オルタネータについている配線とボルトナットを外して、ゴソゴソと物理的に取り出すだけです。
その辺は特にどうこうとないのですが、私の中でひとつ気がかりなのは、ハーネスカプラーなんです。
ハーネスカプラーがプラ系樹脂部品でして、25年間エンジンルームの熱気にさらされ続けてます。25年って言葉を変えると四半世紀ですよ。生まれた赤ちゃんが成人して社会人として働いている年齢ですよ。
その樹脂部品が壊れずに抜き差しできるかが作業の難易度を変えるかと思います。
もし、このカプラーを壊したりしたら発電できなくなるので車を走行できなくなります。
なので壊したときは、中古オルタネータに付いていたカプラーを強引に結線接続してとか、異常に作業工数が増えることになるんです。
そういったものも覚悟の上でド素人作業開始です。
と、最悪のアラスジも考えてましたが、そこはトヨタですよ。まがりなりにもクラウンですよ。意外にすんなりいきました。
まずそのままロック部分を触りますがカチコチです。これって握るとパキッといきそうです。
シリコングリスを沢山吹き込んで、ドライヤーで少し炙ってやったら....
あら、柔らかくなって指で簡単にロック部分が動きます。
ロック部分さえ浮き上がれば、あとは左右に微妙に振りながらカプラーの抜き取り完了。
よっしゃー、鬼門をクリヤーしたぞー。後はボルトナットを外していくだけです。
オルタネータ抜き取りできました。
抜き取ったところから、エンジンになにやらセンサーが2個差し込まれている部分が見えます。
ふむふむ。このセンサーを交換するときはオルタネータを外したほうが作業しやすいということか?と余計なことも学習しておきます。
オルタネータを回しているベルトの状態も確認します。ひび割れはないのでそのまま使います。
取り外したクラウンワゴン純正のオルタネータに記されている型番プレートです。
TOYOTA品番 #27060-70410、デンソー品番と思われるもの#101211-0620 です。
異なる車種(マーク2)のオルタネータを取り付けるので、物理的に取り付け部分が一緒かの比較確認です。同じ1G-FEエンジン搭載車種なので取り付けできるはずですが念のためです。
マーク2が発電量が大きいからなのか、ボティーが少し大きいのですが、取り付け部分は同一です。
逆の手順で組付けるのですが、そのときに一番苦戦したのは、上位置の一番長いボルトを通すまでが大変でした。
そのボルトさえ通してしまえば、あとはサクサクと進みます。
ベルト張り調整をします。中古のオルタだからねー、それも私の手元で6年ほど寝てたからねー。いきなりきついめではなく様子見をしたいので....
自分でベストかなーと思う張り具合より気持ち緩く張ってみました。
取り付け完了です。
オルタネータ本体がちょっと大きくなったので、ハーネス後ろの空間が狭くなりました。
嫌だなー、微妙にオイルレベルケージのつまみにハーネスが当ってるなー。
今はこのままでいって、そのうちにどうするか考えよう。
さて、ワクワクのエンジン始動です。
特に何事も無くエンジン始動OKです。
メータのチャージランプ警告点灯なし。よし第1段階OK。
エアコンをフルパワーにして、エンジン手前のベルト類にテンションをかけている状態にして20分ほどアイドリングして様子見しました。
その感にライト点灯したり、ホーンを10秒ほど押しっぱで慣らし続けたり(近所迷惑ですね)、パワーウインドウを同時に操作してみたり、と無駄に電気周りに負荷かけてみます。
もちろん焦げ臭い匂いがしないかとか、突然ヒューズが飛んだりしないかの確認です。
そうしたら、カーナビが作動していないことに気づきます。ナビなんて車体走行に関係ない別体アクセサリーなのでまったく気にしてなく最後の確認で気づきます。
これは取り付けミスか、それともヒューズが飛んだか再確認です。
カーナビへはバッ直で電源引いてます。そのパーネスの接続し忘れという凡ミスでした。
それを接続して、カーナビ起動OKです。
20分ほどのアイドリング後に、エンジンストップした直後であちこちを触ります。
もちろんエンジンはホカホカですよ。かといって火傷するほどではないので、あちこちを触れます。
とくに、ベルトとプーリーを重点に撫で回します。
もし、ベルト滑りとか、ベルトがたわんで暴れているとかがあると、めっちゃ熱くなってたりするのよね。それが私の経験です。
あちこち触って特に異常と思える熱い箇所はなかったので、これでいいだろうとしました。
ちなみに、ニャンコのハーモニーはなくなりました。
オルタネータ周りの音は静かになりました。
しかし、ある音が消えると別の音が気になるもので....
エンジン冷却ファンの根元のほうからシャラジャラとした音がします。
これって、エアコンコンプレッサー駆動ベルトのアジャスターベアリングのあたりです。
くそー、次はそいつの交換を考えなあかんのかー。
いつもの夜の半額食品ゲットツアーへ試運転を兼ねて行動です。
夜なのでヘッドライト点灯しながらの走行です。オルタネータへの発電負荷お手軽テストになるでしょ。
もし中古オルタに異常があったら走行できなくなります。つまりJAFのレッカー移動も想定しておきます。そうなると一人だと心細いでしょ。
嫁を誘いました。すると「故障するかも知れないドライブに付き合うのは嫌だ。一人で行ってこい。JAFがなんとかしてくれる範疇なんだろ」ってふられました。
後輩に声かけします。
「XXの買い物も行ってくれるならOK」って条件付です。
XXへ行くのかー。JAFのレッカー無料圏内ギリギリだなー。
まあー、なにかあったらそこに行くまでに駄目になるだろうから走っちゃえ。
結論はなにごともなく無事に買い物を終えて帰宅しました。
ニャンコのハーモニーが消えただけでエンジン音が大きく変わりました。って、去年秋ごろまでのエンジン音にほぼ戻ったってことです。
しかし、なにやらエンジンが回っている音がしっかりと聞こえる....。うん?もうちょっと静かだったよね。
ボンネット開けて上から聞き耳たてる分にはエンジン前ファンベルトのあたり。
車体前のラジエターグリル前にしゃがんで、エンジンルームに聞き耳です。
真ん中あたりから、はっきりとジャラジャラ音が聞こえる。
って、それってエアコンベルトアジャストベアリングのジャラジャラ音を感じ取っているのでは?
やっぱり、次はそのベアリング交換なのか?
発電量が増えたのだろうか?
エンジン始動直後に、バッテリーがセルモータ駆動等で持ち出しした電気分を充電するためにしばらくアイドリング回転が高いのですが....
以前は10秒ほどアイドリングが高かったのが、オルタ交換後は5秒程度の高回転をしたあと、静かな普通のアイドリングになります。
信号待ちでヘッドライト付けたまま停車です。つまりヘッドライト点けてブレーキランプ付いてます。
そのタイミングにてアイドリングがおとなしいのです。回転数が低いってことは発電量が間に合っているってことよね。以前はアイドルアップしてました。
そこでウインカーを点けると、コーナーリングランプも同時に点灯して、電気持ち出しが大きくなるのでアイドリングが上がります。
ふむふむ。オルタネータを交換した効果ありということでしょうか?
本日の総走行メーターの記録を...
総走行メーター 206382Km
でした。
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