本日のスバル弄りは45分です。
アクセルワイヤーですが、ちょっとだけ作業のお色直しがあります。それをちょっとだけします。
昨日にエンジン側のタイコを錆転換処置しました。それがこんな状態になりました。
あからさまに錆びてたところ、メッキが残っているところがわかる仕上がりでしょ。
もちろん黒色に変化したところが、錆ないしは鉄肌が露出した部分です。
この上から色を入れました。
もうこの色についての説明はいいよね(笑)
さてさて、次はクラッチワイヤーに手を出すのですが....
クラッチワイヤーもヤフオクで入手済みのジャンク品クラッチワイヤーを採用するつもりなのですが....
(いつものことですが、ヤフオクのジャンク品、交換したボロの部品です。というのが私の車体についているものより程度が良いというルールです)
その前に、私の車体についていたクラッチワイヤーがとても気になる点があるのです。
このワイヤーなのですが、私がスバルに乗っていたときの記憶とはあきらかに違うものが取り付けられていたのです。
だって、クラッチワイヤーってワイヤーの引きしろ調整で良く車体の下に潜って蝶ネジ触ってましたもの。
暗がりでもわかるように蝶ネジに蛍光黄色のペンキを塗っていたんですよ。タイコも金属の物がついていたのです。それが違うものになっていたので、すぐに別のケーブルに交換されていると気づいたのです。
ということは、痴呆親父が自分の車にしようとしたときに、私がストックしていた中古部品を持ち出して交換しているということです。なにぶん痴呆親父のしていることです。なにか理由があるのです。
クラッチワイヤー自体は古くてもしっかりしていたはずなんですよ。それを交換しているということは....
室内の床や梁をアーク溶接して穴が開きまくって歪みまくった床にしたあげくに、その穴を液体ガスケットで塞ぐような仕事をしている痴呆親父です。
多分ですが、そのタイミングでクラッチワイヤーを溶接の熱でダメにしたのではないかと思います。
そう検討すると、アクセルワイヤーのアウターが室内部分なのに熱で炙られていたように溶けていたのとかが納得いくのですよ。
まあー、そんなこんなで私がストックしていた部品が使われているというわけ。それを大事に正しく組み付けてくれていればいいのですが.....
私が車体から抜き取ったときに幻滅しているんです。ということで....
そうそう。クラッチワイヤーはなんだかんだで中古ですが3本のスペアがあったはずなんですよ。それを父親は競艇代にすべくスクラップ屋へ....
30年ほど前にレディバード関西(当時の大阪地区でスバル360乗りのグループです)の先輩方から分けてもらっていたいろんな部品を保管していたのですが、全部が痴呆親父の競艇代へなっていました。本当に当時の先輩方には申し訳ない次第です。
話を元に戻します。
まずは、何故かアウターにこってりとグリスが塗られている状態なので綺麗に掃除するところから始めます。
(アウターにシャーシグリスのようなものがなすくられているのは謎ですが、なにぶん痴呆親父が整備しているのでワイヤーは注油するものという考えでアウターになすくっているものと思います。ちなみにインナーには注油している形跡はありません)
パーツクリーナーを用いて何故か塗られているグリスに、何故かなすくられている液体ガスケット、といったものを綺麗に除去してみました。
ペダル側先端です。
アウターのエンドキャップが少し破けてます。
この金具部分のメッキ肌を見てわかってもらえるかと思いますが、明らかに私の車体についているにしては綺麗なメッキ肌なんです。私の車体のものは基本的にサビサビなんですよ。
ということで、痴呆親父が間違いなく交換していると確信しています。
このワイヤーケーブルを車体から外して一番違和感を感じたところが登場しますよ。
エンジン側の先端部分です。
アウターエンドキャップが盛大に千切れています。でも、この千切れ方は不自然でしょ。キャップをめくろうとして根本をめくるのではなくゴムを握って捻じって千切れてしまったとしか思えない状態です。
ブッシュゴムのリップも千切れているのですが、これも不自然なんですよ。
こんな千切れ方って、この隙間にマイナスドライバーのようなものを突っ込んで抉ったとしか思えないでしょ。
そして、一番難解なのは....
なんなん?この謎のワッシャー状のもの。パーツリストを確認するのですが、なにかをひっばがしたような仕上げのワッシャー状のものは存在しませんよ。
2017年7月1日追記
写真で一番左の薄い金属製ワッシャーは他のケーブルにもセットされていましたので、そのワッシャーのみメーカー設定で残り2枚は余計なものと考えられます
あきらかに痴呆親父がなにかしているのですが....
痴呆がしていることなので、なにをしようとしてこうなったのかについては、私の脳みそでは理解できません。
次はワイヤー引きしろ調整部分なのですが....
スプリングの当り止めが何故かスプリングワッシャーです。本当にスプリングワッシャーなのか?とパーツリストを確認すると、もちろん平ワッシャーが正解なのですよ。
こんなことぐらい整備士していた父親なら常識でわかるでしょ。なのに、そんな常識なことすらできなくなる痴呆整備士とは恐ろしい。
痴呆親父の最後の車検整備が私のクラウンで良かったよ。もし、よそ様の車で整備していたらお客様に多大な迷惑をかけていたことになるよ。
さてアウターなのですが....
謎すぎるキズがあるのです。
誰かがケーブルにかじりついたのでしょうか?
何故か、ずーっと片面だけガサガサの擦り傷がついてます。
どういうこと?と思いますが、きっと整備工場でワイヤーで遊んでいた痴呆親父は、遊びに飽きてポイと地面に置いた。その上を別の車で踏みつけた。とかそんなところじゃないかな?
このワイヤーを修理して使うかい?きっとヤフオクのジャンクケーブルの方が程度いいよ。と思うのです。
それでも、このケーブルを修理実験検体にはできるなーと考えるのです。
で、分解できないかなー。とジロジロと見つめるのですが....
ワイヤー先端にかしめてあるような太い金具ってどうやって外すの?
ハンダではなさそうです。かしめだとしたら再利用不可だろうし、そもそも外しようがないよね。
ということで、私の脳みそからこのワイヤーを分解する気力は失せました。
では、次の実験です。
エンドキャップが千切れているのですが、それをホットボンドで貼りつけ修理できるのか?です。
前々から思っていたんです。こういうゴム部品をゴム系ボンドではなくホットボンドでなんとかならないのかと?
だってゴム系ボンドって、生ゴム系の素材は良くつくんですが、車に使われているエンジニアリングゴム系の素材には食いつきがいまいちでしょ。
エンジニアリングゴム系は熱融着かホットボンドでなんとかするというのが私の馬鹿な脳みそにあるんです。
ということで、ホットボンドをハンダ鏝でなめしながら充填してみました。
ペダル側の破け部分はこんな感じになりました。
ダメージ酷しのエンジン側はこんな体裁に仕上げてみました。
エンドキャップを金具から抜くときのゴムのたわみでホットボンドが剥がれたりしないかの確認です。
道具をつかわずに親指の爪で強引にめくって先端金具から外してみました。
その衝撃というか歪みにもホットボンドは耐えました。
うーむ。ホットボンドでこの手のゴムを修理するのもアリということか?でも整形が難しいのよね。
ちなみに、このワイヤーですが、特に不具合なく可動するのです。アウターがボロボロなだけなのよね。
クラッチワイヤーとして使えることは使えるので、とりあえずの保守部品として現状のままでキープすることにします。
そして、次回はいよいよヤフオク産のクラッチケーブルを弄ることにします。というか掃除するだけでなんとかなるのでは?と考えてます。
以上、本日のちょっとだけスバル弄りでした。
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