スポーツエトセトラ

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春季高校野球関東大会 千葉県勢成績(1949年~1957年)

2020-04-24 08:51:04 |  春季高校野球関東大会千葉県勢成績
今回からは新シリーズとして、過去の春季高校野球関東大会における
千葉県勢の成績について紹介します。



対戦校の都県の横にある数字は、その地区の順位です。
銅色はベスト4、鼠色は準優勝を表します。

本来ならば、現在は関東大会進出に向けた春の県大会がたけなわというところですが、
今回は残念ながら県大会、関東大会ともに中止となってしまいましたね。
気を取り直して、過去の大会について振り返っていきましょう。

高校野球は1948年の秋から、全国を9地区に分けた大会が行われるようになり、
春季の関東大会はこの1949年からスタートすることになります。
秋季大会は途中から東京が離脱しますが、
春季大会は関東の1都7県すべての地区の代表校が
参加する形となり、現在に至ります。

センバツへの出場権がかかった秋と違って、春は注目度がどうしても低くなり、
夏に向けた前哨戦、という意味合いが強くなりますね。

さて、第1回は栃木県で開催されましたが、前年夏の甲子園代表校で
春の県大会を制した成田がベスト4に進出。
翌50年は地元・千葉(千葉県営=千葉寺)開催となりましたが、
千葉商がベスト4進出とかろうじてホームの意地を見せました。

51年から53年までは安房一(現・安房)、船橋(現・県船橋)、銚子商と3年連続で初戦敗退。
54年は千葉一(現・県千葉)が久しぶりの県勢勝利を飾るも、またしてもベスト4止まり。
55年は長生一(現・長生)が初出場も、初戦で敗れています。

52年から、開催地は3校が出場できるようになりました。
6年ぶりの地元開催(千葉市営、千葉公園球場)となった56年は、
県大会で優勝した銚子商、準優勝の千葉商、
そして第3代表として地元・千葉市の関東が推薦の形で出場。
関東は県大会では1回戦で敗れており、当時は3位決定戦は行われなかったようです。

しかし、3校ともそろって初戦敗退と、残念な結果となってしまいました。
ちなみに千葉商を下した早実のエースは、入学したばかりの、あの王貞治投手です。

ここまで甲子園がかからない大会ということもあってか、
パッとしない成績が続いた千葉県勢。
横浜平和球場で行われた57年の大会では、銚子商が2勝して初の決勝進出。
センバツ帰りの甲府工に屈しはしたものの、ようやく満足のいく結果を残しています。

次回は1958年~1963年です。


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