スポーツエトセトラ

スポーツ(主に野球・ラグビー)に関するさまざまな資料やデータをご紹介していくブログです。ぜひお楽しみください。

千葉県高校出身プロ野球選手・ドラフト指名拒否者一覧

2021-04-11 09:32:22 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
1965年のドラフト制度施行以降、千葉県の高校出身で指名された選手は193名にのぼります。
そのうち、18名が指名拒否という行動に出ました。

ドラフトの黎明期はアマチュア球界の大物イコール即プロ入り、
という現在のような感覚はなく、不人気球団から指名されたり、ドラフト下位指名の場合、
「プロに進まない」という選択をする選手は少なくありませんでした。

現在と違って入ったチームによって待遇面も大きく違っていた時代、
イメージのよろしくないチームに「強制的に」入団させられるなんてたまったもんじゃない、
と考えても不思議ではありません。FAもなく、メジャー進出も夢物語でしたし。

また、社会人野球の企業チームの数、都市対抗野球や六大学野球の盛り上がりも
現在とは比べ物にならないくらいでしたから、しょうがないですね。

さて、以下の表が指名を拒否し、再指名されたのちにプロ入りした選手です。



谷沢は早大で通算18本塁打(リーグ5位タイ)、111安打(同12位タイ)、63打点(同9位タイ)と大活躍。
プロでも1年目からレギュラーに座り新人王を獲得。首位打者2回、ベストナイン5回、2000本安打達成と
球史に残る強打者として活躍しています。

田中は日通に残留後も国際大会の日本代表に選ばれるなど、社会人屈指の投手として活躍。
巨人では中継ぎとして起用され、太平洋移籍後の73年、74年と2年連続で二ケタ勝利をマークするなど、
主力投手としてチームに貢献しています。

中山は69年の都市対抗でリリーフで登板。プロ入り後はなかなか結果を残せませんでしたが、
5年目の74年に8勝をマークすると75年から10勝、12勝と2年連続で二ケタ勝利。
主力投手の一人として活躍しました。

石毛は駒大でリーグ通算3位の114安打、リーグ記録の25試合連続安打をマーク。
新興チームのプリンスでもレギュラーに座ったほか、国際大会の日本代表に選出。
プロでも1年目から打率3割を記録して新人王を受賞。その後もMVP1回、
ベストナイン8回の活躍で西武黄金時代に貢献しています。

森は駒大のエースとして活躍するもプロ入りを拒否。
住友金属では1年目の日本選手権では全試合完投の活躍で日本一に大いに貢献。
翌年の世界アマチュア大会でも好投を見せています。
プロでは二ケタ勝利3回、最優秀救援1回。西武黄金時代の初期を支えました。

銚子は高校時代はエースでしたが、大学では野手に転向。
三塁手として3度の目ストナインに輝くなど、名門チームの主力として活躍。
プロでは88年、89年と2年連続で規定打席に到達しています。

加藤は近鉄の指名拒否して残留。都市対抗のマウンドにも立ちました。
遅いプロ入りだったため活躍はできませんでしたが、千葉市リトルの監督として
多くの選手を指導。息子さんは04年夏の甲子園、4強入りした千葉経大付のメンバーでした。

長冨は社会人に進み、補強ながら2年連続で都市対抗に出場。
85年にはインタコンチ大会の日本代表に選出されました。
プロでは即戦力の期待に応え、1年目に10勝をマークして新人王。通算で4度の二ケタ勝利を記録したほか、
日本ハム、ダイエーではリリーバーとして活躍しています。

最後に、プロには進まなかった10名の選手も紹介します。



プロから誘われるレベルの選手たちですので、アマの世界でも活躍している選手が多いですね。

銚子商の主力だった阿天坊は立大でもレギュラーに定着したほか、
新日鉄室蘭でも都市対抗や産業対抗に主力選手として出場しています。

習志野初の全国制覇時の主力だった池田は慶大でもレギュラーとして3度のベストナインを獲得。
強豪・日石でも第46回の都市対抗では12打数6安打2打点と結果を残し、優秀選手に選ばれています。

藤田も中大では主戦格として72年春のリーグ戦優勝の立役者となったほか、
名門・日産でも主力投手として毎年のように都市対抗のマウンドに上がっています。

坂本は駒大で主力としてプレー。電電(NTT)関東では最初の都市対抗で
16打数7安打2打点と打ちまくり、打撃賞を受賞。その年の社会人ベストナインにも選ばれています。

社会人入り後に指名され、拒否した選手では71年センバツベスト4に貢献した鈴木。
新日鉄名古屋入社2年目の73年に西濃運輸の補強として都市対抗に初出場。
85年まで補強5度を含み13年連続出場の偉業を達成。第3回の日本選手権では優勝に貢献しています。

前川は高校時代から投打に注目され、早大では主力として外野で3度のベストナインを受賞。
日鋼では1年目から4番を任され都市対抗のデビュー戦を皮切りに、11回の出場で9本塁打をマーク。
第55回の都市対抗では久慈賞を受賞。75、76、84年と3度社会人野球ベストナインに選ばれるなど、
“ミスター社会人”の称号に相応しい活躍を見せました。

千葉県高校出身のプロ野球選手(ドラフト制以降)高校別ランキング

2021-03-09 16:47:49 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
1965年から2020年までの、千葉県高校出身プロ野球選手の
ドラフト指名選手とドラフト外入団選手を紹介してきました。

その数、実に225名。指名拒否者は18名ですので、
ドラフト外入団32名を含めて207名がプロ入りしたことになります。

もちろん他県の選手は調べていませんので、どのくらいの順位なのかはわかりません。
1回のドラフトで平均3名強の選手が指名された計算となります。

今回は、これまでドラフト指名選手を出した高校を人数順でランキングにしてみました。
以下がその表です。





※1位と2位のカッコ内は逆指名入団選手。指名拒否選手のカッコ内は、のちに指名を受けて
プロ入りした選手の人数となります。
カッコの人数と1位から育成ドラフト指名選手の合計が合わないのは、
拒否選手を除外しているからです。

さて、これまでに千葉県からは60の高校が、ドラフト制度施行以降にプロ野球選手を輩出しています。
これはもしかすると、47都道府県中でも結構上の方に入るのではないでしょうか。
他県ではプロ出身者の大半を、一部の強豪校が占めているケースが少なくないように思われます。
もちろん、推測ですが。

さて、ナンバーワンは名門・習志野高校でした。実に17名がプロ入り。
第1回から昨秋まで、安定してドラフト指名選手を生み出しています。
ただし、1位指名はわずか2名(谷沢健一、山下斐紹)と意外と少なめです。

逆に1位指名最多は5名(土屋正勝、根本隆、篠塚利夫、尾上旭、沢井良輔)を輩出の古豪・銚子商。
昭和40年代は千葉県のみならず、関東の高校野球をけん引する存在でした。
3位以上で指名された選手は実に11名。プロで結果を残した選手も多いですね。

続いて1位指名が多かったのが3名(石毛宏典、銚子利夫、長谷川昌幸)の市銚子。
全盛期には銚子市周辺、さらには鹿島、神栖、潮来などの茨城県鹿行地区からも
逸材が集まったということで、地域の野球熱の高さがうかがえます。

3位以降は拓大紅陵、千葉経大付、市船橋と、千葉県内で一時代を築いた学校が並びます。
木更津総合は、木更津中央時代の指名拒否者さえいなければ4位でした。

千葉経大付と木更津総合は大学・社会人経由者がメインですが、
印旛(現・印旛明誠)はほとんどが高卒でのプロ入り。
高校の時点でプロから目をつけられる、素材のいい選手が多かったということでしょう。

上位を占めるのは当然ながら甲子園経験校がメインですが、
甲子園未経験校ながら、7名ものプロ選手を出した横芝敬愛の存在も光ります。
逆指名2名は専大松戸と並びます。

ちなみに、最近10年間(2011年~20年)でドラフト指名された人数一覧もご紹介します。



41名がプロに進んでいます。やはり1年平均で4名が指名されている計算になりますね。

その中でナンバーワンは5名の専大松戸です。育成力の高さが光りますね。
続くのは、近年甲子園で結果を残している木更津総合。

専松は5名中4名が現役高校生、逆に木総は全員が大卒社会人・独立出身と、
それぞれの学校の特色が表れていて面白いです。

次回は千葉県の高校出身者でプロ入りした選手を、球団別に集計した表をご紹介します。

千葉県高校出身者・ドラフト指名選手一覧(2020年)

2021-02-19 14:51:59 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
千葉県の高校出身プロ野球選手を振り返るシリーズの16回目は、昨年の2020年です。



昨年は2014年以来6年ぶりに、現役高校生の指名がゼロに終わっています。

千葉県の高校出身者では2010年の山下斐紹(習志野高→ソフトバンク、現中日)以来、
実に10年ぶりのドラフト1位指名を受けたのが早川隆久です。
複数球団から重複で1位指名を受けた選手としては、
2008年に大学の先輩である松本啓二朗(千葉経大付高→早大→横浜、2球団重複)以来12年ぶり。

高校時代は木更津総合のエースとして春夏連続のベスト8進出に大いに貢献。
センバツでは大阪桐蔭を破るなど、印象的なピッチングを見せています。

早大では2年までリリーフ中心でしたが、3年時にエースの座をつかむと、
4年秋には6勝をマーク。46回で74奪三振、防御率0.39と無双の活躍ぶり。
千葉県の高校出身者では高橋礼(ソフトバンク)以来2年ぶりの新人王も夢ではありません。

支配下での指名はもう一人。行木俊は高校時代、まったくの無名でした。
徳島インディゴソックスでは2年目に頭角を現し、
10試合で3勝2敗、防御率1.28をマーク。伸びしろも大きく今後が楽しみです。

育成ドラフトでは3名が指名されています。

小沼健太は高校時代、最高成績は県大会ベスト32止まり。
卒業後はBCリーグの武蔵ヒートベアーズ、茨城アストロプラネッツでプレー。
昨季は主にリリーバーとして起用され、25試合で0勝3敗2セーブをマークしています。

齊藤伸治は高校3年の夏、控えの内野手として県大会準優勝を経験。
大学進学後に投手にチャレンジすると、3年以降は主戦格としてマウンドに上がっています。

中村亮太は千葉経大付のエースとして3年春・夏と4強進出。夏は準決勝で早川と投げあっています。
大学では下級生時から起用され、全国大会でも登板するなど経験は豊富です。

ちなみに、千葉経大付→東農大オホーツク→ソフトバンク育成というルートでのプロ入りは3人目。

以上、1965年から2020年までの千葉県の高校出身のドラフト指名選手を追ってきましたが、
近いうちに高校別の指名選手数ランキング、指名球団別の人数一覧などをご紹介します。

千葉県高校出身者・ドラフト指名選手一覧(2018年~2019年)

2020-11-03 11:12:50 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
千葉県の高校出身プロ野球選手を振り返るシリーズの15回目は、2018年・2019年です。



緑色は現役高校生で、薄い緑色は育成指名の高校生です。

2018年は6名が指名されました。そのうち、支配下は2名。
古谷拓郎は下級生の頃からマウンドを踏み、2年秋にはエースとして県大会ベスト4に進出。
3年春は県大会で準優勝し、関東大会にも登板。最後の夏は県4強に終わり甲子園出場は果たせませんでした。
しかし長身とバランスのいいフォームが生み出す、安定したピッチングを評価されてプロ入り。
2年目の20年10月に一軍デビューを果たしており、先発も経験。来季は開幕ローテ入りの期待がかかります。

田宮裕涼は高校通算16本塁打、二塁送球1秒84と強肩強打の捕手として注目を集めた選手です。
最後の夏の千葉大会では5割以上の打率を残したほか、超特大アーチを放つ活躍を見せましたが、
チームは東千葉大会決勝で敗れており、甲子園には届きませんでした。
プロでは2年目の20年9月に一軍デビュー。プロ初打席で初安打を放っており、今後の成長が待たれます。

育成ドラフトでは4名が指名されました。
唯一の高校生である清宮虎多朗は2年時からエースを任され、県下では好投手との呼び声が高かった選手です。
プロでは2年目の20年9月にファーム公式戦でようやく初登板を果たしています。
恵まれた体格と素質を持つだけに、3年目の来季に勝負をかけたいところ。

鎌田光津希は高校時代はエースを任されるも上位進出はならず。大学では1年目からマウンドに登るもタイトルとは無縁でした。
徳島ではMAX155キロのストレートを武器に、76イニングで79奪三振を記録してプロ入りを果たしています。
ロッテではファームで積極的に起用されており、そろそろ支配下登録を実現したいところです。

岡本直也は2年秋に県大会準優勝を果たし、関東大会初戦で先発を任されるも惜敗。最後の夏の県大会は5回戦で姿を消しました。
大学では1年時から登板機会を与えられ、大学選手権にも2度出場しています。
20年の10月現在で二軍の公式戦にも立てていません。選手層の厚いチームですが、貴重な左腕であることを活かしてほしいですね。

重田倫明は高校では下級生の頃から公式戦登板を果たし、3年時にはエースを任されるも甲子園とは無縁。
大学では故障に見舞われ公式戦の登板は2試合に終わりましたが、ポテンシャルを評価されてプロの世界へ。
1年目から二軍公式戦のマウンドを踏むも、いまだ三軍が主戦場。来季は勝負の年になります。

2019年は5名が指名。そのうち4名が支配下での指名となりました。
サイドスローの鈴木健矢はエースとして2年秋の千葉大会を制覇し、関東大会に準優勝して翌春のセンバツに出場。
1級下の早川隆久との二本柱を形成し、リリーバーとして2回戦進出を果たしています。
社会人では1年目から登板機会を与えられ、都市対抗にも補強で出場。17年にはアジア選手権の日本代表に選出されました。
1年目は勝敗に関係のない場面での起用が目立ちましたが、来季はセットアッパーの一角に加わってほしいですね。

横山陸人はサイドから投げ込むMAX148キロの速球が武器で、好投手としての評判が高かった投手です。
3年春には県大会準優勝、関東大会ではベスト4に進出しましたが、甲子園には出場できませんでした。
プロでは1年目ながらファームで先発でも起用されており、来季は一軍デビューが期待できそうです。

長岡秀樹は三拍子そろったセンス抜群の遊撃手として、県下では注目を集めた逸材です。
3年夏は1番ショートとして県大会準優勝に貢献。4回戦では専大松戸・横山から先頭打者アーチを放ちました。
プロ1年目の今季はファームで結果を残し、10月には一軍デビューで初ヒットをマークするなど、順調に成長しています。

望月大希は高校では目立った成績は残せませんでしたが、大学ではすぐに頭角を現し、1年から公式戦に登板。
通算9勝をマークしたほか全国大会でもマウンドを踏むなど、主力投手として活躍しています。
187センチという恵まれた体格の持ち主で、来季は開幕から一軍定着の期待がかかります。

唯一の育成での指名は山崎真彰。高校2年冬の日米親善大会の千葉県代表に選ばれていますが、甲子園には出場できず。
卒業後は大学を中退して渡米し、現地の大学でプレーして打率3割をマークするなど成長を見せてプロ入りを果たしました。
まだ公式戦にデビューできていませんが、年齢的にも早期に結果を残したいところです。

先般開催されました2020年のドラフト結果につきましては、各選手の入団が確定した後にアップしようと考えています。
ドラフト制度以降にプロとなった千葉県の高校出身者のランキングも掲載する予定ですので、しばしお待ちください。

千葉県高校出身者・ドラフト指名選手一覧(2016年~2017年)

2020-11-01 08:57:27 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
千葉県の高校出身プロ野球選手を振り返るシリーズの14回目は、2016年・2017年です。



緑色は現役の高校生です。

2016年は3名。いずれも支配下の指名です。
唯一の高校生の指名は島孝明。MAX153キロを計測する速球派右腕として注目を集め、3年春の県大会優勝に貢献。
甲子園には届かなかったものの、U-18高校日本代表に選ばれるなど高い評価を受け、地元・ロッテに入団。
しかし制球難を克服できず、一軍登板を果たすことなくプロ生活3年で現役を引退。
現在は大学生として第2の人生を送っているそうです。

小林慶祐は高校時代は全くの無名でしたが、大学進学後に素質が開花。
最多勝2回、通算22勝をマークするなど千葉リーグを代表する投手へと成長しました。
社会人では主にリリーフながら、15年の日本選手権の優勝に貢献しています。
プロでは1年目から積極的に中継ぎとして起用されましたが、2年目以降は結果を残せず20年より阪神に移籍。

小林の大学の二期後輩となる有吉優樹は、甲子園とは無縁で大学でも下級生時は登板の機会に恵まれませんでした。
しかし4年秋にはエースとして最多勝と最多奪三振を獲得するなど急成長。
社会人では3年目に補強で都市対抗に出場し、好投して注目を集めてプロ入りを果たしました。
ロッテでは1年目からセットアッパーに定着して53試合に登板、16ホールドをマーク。
2年目には先発転向して6勝を挙げています。

2017年は5名が指名されました。この年もいずれも支配下です。
上位となるドラフト2位では即戦力2名が指名されました。
まず高橋礼。珍しいサブマリンながら高校時代はエースとして3年夏には千葉大会ベスト4進出の原動力に。
大学では1年からマウンドに上がり、一部・二部通算で15勝をマーク。
大学日本代表にも選出されるなど大学球界屈指の好投手に成長しています。
プロでは2年目の19年にローテに定着して12勝を挙げ、日本一に貢献。新人王を獲得しています。

K-鈴木(鈴木康平)は高校時代は下級生の頃から大型の本格派右腕として注目される存在でした。
最後の夏は2回戦で専大松戸・上沢直之と投げ合い、延長引き分け再試合の末敗れて甲子園とは無縁でした。
大学ではエースとして通算16勝をマーク。社会人でも1年目から積極的に起用され、
MAX154キロを計測するまでにパワーアップ。プロでは2年目に4勝をマークしています。

伊藤翔は甲子園には出場できなかったものの、140キロを大きく超える速球を武器にスカウトから注目される存在でした。
プロからの指名はなく、卒業後は独立リーグの徳島へ。8勝をマークしたほか、MAX152キロまで球速を伸ばしています。
西武では1年目にいきなり3勝をマークするなど幸先のいいスタートを切っています。

齋藤俊介は高校ではベスト4に進出した2年夏の甲子園でベンチ入りを果たすも、登板機会はありませんでした。
大学では1年春から登板機会を与えられ、2年春には最優秀防御率を受賞。通算11勝をマークしています。
社会人でもすぐに主力の仲間入りを果たし、補強ながら都市対抗に出場。プロでは2年目に中継ぎとして16試合に登板しています。

この年唯一の高校生の指名選手は、前年の島に続く東海大市原望洋出身の金久保優斗です。
2年秋にはエースとして県大会を制覇、関東大会でも4試合連続完投の力投でチームを準優勝に導きました。
センバツでは延長14回218球の粘りのピッチングも惜敗。最後の夏は県大会ベスト4に終わりました。
プロでは右ヒジの手術とリハビリを乗り越え、20年10月に一軍デビュー。来季以降の活躍が期待されます。

次回は2018年・2019年です。