MOLE / 生きてる証拠の備忘録

継続は力なり、というので、
出来る限りは毎日書くつもりです、多分。

us アス (95点)

2020-07-28 23:30:00 | 映画




奥さんとAmazonプライム・ビデオで、
最近観れるようになったusを観た。

この映画はかなりヤバい。
雰囲気、音楽、演出、キャラ、シナリオ。
どれをとってもかなり恐ろしい。

主人公のアデレードは小さい頃に
両親と行楽地に行き、ビーチに立つ
不思議なミラーハウスに迷い込む。
そこで鏡に映った自分に会い、
その経験から失語症になる。

大人になり失語症を克服したアデレード。
結婚して2人の娘と息子にも恵まれ、
小さい頃行った行楽地へ向かう。

そこで自分達とそっくりな来訪者、
「ドッペルゲンガー」に襲われる。

あらすじや解説はどこかのサイトを
見ればいいけれど、とにかく、
アデレードのドッペルゲンガーである
レッドがめちゃくちゃ怖い。

夢に出てくるレベルの怖さ。
秀逸なのは、顔が怖いとか、大きな音で
驚かすとかではなくて、声とセリフ、
その語り方で恐ろしさを演出している。

怨念、妬み、嫉み、恨み、そういった、
日本的な感情も感じて、ゾクゾクする。

話の展開も早いし、程よくスプラッタ。
ブラックジョークもあって、雰囲気を
壊さない程度の笑える要素もある。

そしてこの映画に込められた、
「貧富の差」というメッセージ。

私達もアメリカ人。というセリフ。
11:11の演出。喋れないドッペルの理由。
眼鏡を掛けて驚くドッペル。ウサギ。

久しぶりに恐ろしい映画を観た。
もう一回観ようと思う。

これは最高傑作。超オススメ。
息子達よ、大人になったら観るがいい。