奥さんとAmazonプライム・ビデオで、
最近観れるようになったusを観た。
この映画はかなりヤバい。
雰囲気、音楽、演出、キャラ、シナリオ。
どれをとってもかなり恐ろしい。
主人公のアデレードは小さい頃に
両親と行楽地に行き、ビーチに立つ
不思議なミラーハウスに迷い込む。
そこで鏡に映った自分に会い、
その経験から失語症になる。
大人になり失語症を克服したアデレード。
結婚して2人の娘と息子にも恵まれ、
小さい頃行った行楽地へ向かう。
そこで自分達とそっくりな来訪者、
「ドッペルゲンガー」に襲われる。
あらすじや解説はどこかのサイトを
見ればいいけれど、とにかく、
アデレードのドッペルゲンガーである
レッドがめちゃくちゃ怖い。
夢に出てくるレベルの怖さ。
秀逸なのは、顔が怖いとか、大きな音で
驚かすとかではなくて、声とセリフ、
その語り方で恐ろしさを演出している。
怨念、妬み、嫉み、恨み、そういった、
日本的な感情も感じて、ゾクゾクする。
話の展開も早いし、程よくスプラッタ。
ブラックジョークもあって、雰囲気を
壊さない程度の笑える要素もある。
そしてこの映画に込められた、
「貧富の差」というメッセージ。
私達もアメリカ人。というセリフ。
11:11の演出。喋れないドッペルの理由。
眼鏡を掛けて驚くドッペル。ウサギ。
久しぶりに恐ろしい映画を観た。
もう一回観ようと思う。
これは最高傑作。超オススメ。
息子達よ、大人になったら観るがいい。