CAPCOMが2006年に発売し、
世界で170万本を売り上げたデッドライジング。
海外で映画化されたのが本作品。
ちなみにデッドライジングの映画化はこれが
2作目で、1作目は稲船敬二氏が監督となり、
日本を舞台に日本人のキャストで作った、
屍病汚染 DEAD RISINGという映画がある。
稲船敬二氏は元CAPCOMのプロデューサー。
現在はcomceptの代表取締役。
世界屈指のゲームクリエイターのお一人。
冒頭でイキナリ見覚えのあるキャラ。
原作をプレイしてなくても、恐ろしい。
ちなみに主人公はフランクではなくて、
ジャーナリストのチェイス。
フランクはこんな感じ。もはや別人。
原作をリスペクトしてるんだか、ないんだか。
舞台は原作の数ヶ月後という感じなので、
フランクはあのショッピングモールから
生還した勇者という設定でテレビに出演。
インタビューに答える感じが軽すぎる。
原作ファンにしてみたら不快極まりない。
単純にゾンビ映画という視点で見ると、
全く面白くないレベル。本来なら10点。
ただ原作補正で、クスッとする場面が多く、
原作を知っている人ならちょっとは楽しい。
そこら辺にある物でゾンビと戦ったり、
物を組み合わせて武器を作ったり。
冒頭のピエロもそうだね。
コイツね。
全体的にキャラに魅力がないのと、
ライオンズ将軍のやりたいことが、
いまいち理解出来ないから、
「こいつ嫌い」という感情移入もしにくい。
冒頭のスピード感は良かったのに、
途中グダグダ喋ってばっかりで疲れる。
起承転結も序破急もあったもんじゃない。
このシーンだけ良かった。オススメ。
オチもしっくりこないので、不完全燃焼必至。
ただのゾンビ映画だと思ってどうぞ。