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コラム記事【3/25~3/26】

2023年03月26日 10時43分12秒 | マリーンズ2023
≪3/25≫


一軍に合流

 3月9日に球団から都内の病院で『右肩甲下筋肉離れ』と診断され、全治4〜6週間ほどかかる見込みと発表されていたロッテの髙部瑛斗が、わずか2週間弱で一軍の実戦に出場した。

 24日の中日とのオープン戦に『3番・指名打者』で出場し、0-1の3回二死走者なしの第2打席、先発・小笠原慎之介が1ボール1ストライクから投じた外角146キロストレートをレフト前に綺麗に弾き返し、オープン戦初安打をマークした。 

 打線において、髙部が開幕前に復帰できたことはかなり大きい。昨年の今頃は開幕一軍、レギュラーを目指す立場の選手だったが、この1年でチーム内における立ち位置を高めたと言っていいだろう。

「タイトルを狙っていけるよう…」

 大卒3年目の昨季はオープン戦で12球団トップの打率をマークし、開幕してからも大きく調子を落とすことなく1年間戦い抜き、リーグトップの44盗塁、リーグ2位の148安打、守っても外野手部門最多得票でゴールデン・グラブ賞を受賞した。2年目まではファームで2年連続打率3割以上をマークするも一軍に定着できずにいたが、レギュラーを掴み取り、大きく飛躍を遂げた。

 一軍定着、レギュラー入りを狙った21年オフは「技術、フィジカル面、メンタル面、この3つの要素が全て揃っていなかった」と、一軍で打てなかった原因を分析し、技術、フィジカル、メンタルの向上を図ったが、今オフは「まずは体の面を重点的にやって、体が大事だなと感じたシーズンでもあったので、体をまずやって技術に繋げられるように」ということをテーマに過ごした。

 そして、レギュラーとなって、初めての石垣島春季キャンプ。練習を見ていてレギュラーとしての自覚、風格というものを強く感じた。髙部自身、心境やチーム内での立ち位置の変化などはあったのだろうかーー。「扱ってくれかたは変わったなと感じますけど、僕はそれに満足したりとか、それに慢心したりしたらダメだと思います。僕もそういうふうにしようと思っていない。そこは変えずに自分らしく、やり続けられるようにやっていきたいと思います」と立場の変化に気負ったりすることなく、自身の技術向上に励んだ。

 2月14日以降も石垣島に残ってキャンプを送り、関東に戻ってからは3月2日のDeNAとの春季教育リーグで『3番・指名打者』で出場して2安打すると、翌3日の西武との春季教育リーグに出場。しかし、3日の試合を最後に二軍戦の出場がなく、9日に『右肩甲下筋肉離れ』と診断された。開幕一軍が絶望視されていた中で、19日のDeNAとの二軍戦で実戦復帰し、昨季11勝を挙げた大貫晋一から安打を放つと、24日の中日とのオープン戦で一軍の試合に出場。なんとか開幕に間に合いそうだ。

 今季に向けて、「去年は少し形になった成績を残せましたけど、その中でもよくない面とか、いい面がたくさん出たので、そこを少しずつでも上げてしっかり打撃のタイトルを狙っていけるような位置まで持っていきたいと思います」と打撃でもタイトル争いに顔を出すつもりだ。

 また、打順についても石垣島春季キャンプ中の取材時点では「それは監督さんにいってくれた場所で勝負したい。そこは変わらず僕らしく」と、どの打順でも自分の役割を果たすつもりだ。

 昨季以上にマークが厳しくなることが予想される中で、今季も髙部が何度も出塁し、得点圏で山口航輝、ポランコといった主軸に繋いでいきたい。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪3/26≫


どうする、外野陣。

ロッテは、右肩甲下筋肉離れで開幕が絶望視されていた高部が帰ってきた。本来はゴールデングラブ賞を受賞した守備力で「中堅」が定位置だが、肩の状態は回復途中。昨季盗塁王の攻撃力を生かす起用法は、24日の中日戦から2日連続で試した「DH」だ。

復帰を歓迎する一方で、外野シフトは再考を迫られた。「DH」起用を見込んでいた巨人から加入のポランコ、今季対外試合7本塁打の山口を、2人同時に外野起用することは守備面で若干不安もある。2人を「左翼」と「DH」に置く布陣は敷けなくなった。
25日の中日戦の布陣に、吉井監督は「いろいろなやり方はあると思うが、そのうちの1つ」と説明した。

「右翼」荻野

「中堅」藤原

「左翼」ポランコ

今季は外野の守備練習に大半を割いていた山口を「一塁」に。

ポランコはこの日、安打でホームを狙う二塁走者に対し、2日連続で補殺を決めた。指揮官も「ポランコは守備が悪いと言われていますけれど、それなりに守れるのでそこも1つ。山口の(一塁)守備は全然気にしていない。むしろあの若さでDHというのはおかしいくらい」と手応えは得つつある。

昨季も一塁の守備機会があった山口は「今年は外野でノックを受けてきたけれど、内野のサインプレーは(キャンプで)入っていたので準備は出来ている」。藤原も「去年はマーティンとやっていますし、ポランコともコミュニケーションをとっていけば大丈夫」と強調した。外野は角中、岡、平沢らも定位置獲得を狙っているし、一塁を守ってきた井上も黙って受け渡すつもりもない。高部の肩が完治すれば、さらに競争は激化する。【鎌田直秀】

(日刊)

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≪3/26≫


 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、侍ジャパンの優勝で幕を閉じた。3大会、14年ぶりに世界一を奪回し、日本中を沸かせてくれた侍たちには心からの祝福と称賛を贈りたい。

 大谷翔平(エンゼルス)の二刀流の大活躍も素晴らしかったが、日系選手として初の代表入りを果たしたラーズ・ヌートバー(カージナルス)の攻守にわたる奮闘が強く印象に残った人も多かったのではないか。ペッパーミル・パフォーマンスは日本中で大ブームとなり、選抜高校野球大会で球児によるパフォーマンスが物議を醸したほどだが、ヌートバーの人柄は侍ジャパンのメンバーはもちろん、多くのファンにも受け入れられ、「たっちゃん」は一躍人気者になった。

 「たっちゃん」がこれほど話題になるのは、あだち充氏の人気漫画「タッチ」以来ではないかという指摘が一部にあるが、それはともかく、名前が辰祐(たつひろ)で幼少期に「たっちゃん」と呼ばれていたので、ヌートバーの活躍は実に喜ばしいことであった。

 実は担当球団のロッテにも「たっちゃん」がいる。プロ11年目を迎える田村龍弘(たつひろ)捕手だ。辰年生まれの自分の同級生には「辰」とか「竜」などの文字を使った名前が多く、周囲に「たっちゃん」がたくさんいたが、意外にも「たつひろ」さんに出会うのは高1以来、40年ぶり人生2度目。なので田村にも一方的に親近感を覚え、密かに注目している。

 田村は2016年にベストナインに選出され、オールスターにも2度出場、18年には143試合に出場した不動の正捕手だったが、、昨季は故障もあって、わずか2試合の出場に終わった。背番号を「22」から「27」に変更した今年は、ここまで大きなケガもなく、順調。最後のオープン戦となる24~26日の中日3連戦でも1、2戦で先発マスクをかぶった。

 昨季、ロッテの捕手は佐藤都志也と松川虎生を併用する形だった。そこに田村が加わることで、正捕手争いはよりレベルが高くなり、それがチーム力の底上げになることは間違いない。リード面で引き出しの多さは一日の長がある田村の存在が投手陣にも好影響を与えるかもしれない。ロッテの「たっちゃん」が、昨季5位から巻き返しを狙うチームの“陰の立役者”になることを期待している。(記者コラム・大内 辰祐)

(スポニチ)


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