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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【12/31】

2023年12月31日 18時41分10秒 | マリーンズ2023
≪12/31≫


 10・16CS第1S第3戦・ソフトバンク戦(ZOZO)

 藤岡とハイタッチした石川慎の頬には涙が伝っていた。1勝1敗で迎え、負ければ終戦というCS第1ステージ第3戦。延長10回で3点ビハインドという絶体絶命の局面から藤岡の同点3ランが飛び出した。ベンチでヒーローとハイタッチを交わすと、どっと涙があふれた。「うれし涙ですね。正直、感動した部分が大きかった」。野球で涙を流したのは東大阪大柏原で3年夏に甲子園出場を決めて以来、2度目だった。

 7月に巨人からトレードで加入し、右も左も分からない中でサポートしてくれたのが同い年の藤岡だった。「僕がやりやすいように、プライベートの時間も一番長く過ごした」。支えてくれた同学年の一発に、思わず感情があふれた。

 「4、5月のことを考えると、10月の自分の姿は想像できなかった。一生懸命やってると本当にいいことがあるんだなって」。巨人では2軍で好成績を挙げながら1軍昇格の声はかからなかったが、歯を食いしばって耐えてきた。藤岡の支えもあり、見つけた新たな居場所。来季は自らの仕事で流すうれし涙を期待したい。(小田原 実穂) 

(報知)

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≪12/31≫


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

12月20日、33年間務めた職場を去る際の会見でも、意外にも寂しい表情は見せず、笑顔が絶えなかった。ロッテの場内アナウンスを務めた谷保恵美さん(57)はこの日、最終出勤日を迎えた。社内であいさつに回ったが「『寂しくなります』って言っていただいて、『でも、また観戦に来るからね』って。『お別れではないですよ』っていう話をして、悲しくならないようにお別れをしました」とアナウンスで心がけていた「明るく元気に」は最後まで徹底されていた。

選手との関係性にも意外なモノがあった。入団時からずっと見てきているロッテの選手。距離は近いのかと想定していたが「職員っていうのもありますけど、チームとはね、近くにはいるものの、線を引いてというか。特別に親しくなるっていうのもしないでおこうって思っていました。今の選手は年も離れてるし、お話しする機会もほとんどないんですけどね。どっちかっていうと、やめてからの方がお話しする機会が多いですかね」。

こう考えるのは今までずっとこの世界に関わってきたからこそだった。「野球をずっと見てきてるだけに、ここでしゃべっちゃいけないとか、ここは線を引かなきゃいけないみたいなのがあって」と、どんなときも気遣いを忘れなかった。

今までロッテに心血注いできた分、これからは家族の時間にも注ぐつもり。「母が家を出してくれたんで。そのおかげでね、30年ぐらいこっちにいられた。これからはちょっと母との時間も作ろうと思います」と支えてくれた家族に感謝を伝える。【ロッテ担当 星夏穂】

(日刊)

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