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拾い読み★2011-304≪コラム記事≫

2011年12月23日 18時24分17秒 | マリーンズ2011~15
受賞者も報道陣も苦笑した 山本浩二氏の「毒舌ツッコミ」



ゴールデン・グラブ賞 表彰式
 「たしかに言うとおりだよな」
 集まった報道陣からも失笑が漏れた。
 21日の三井ゴールデン・グラブ賞の表彰式。受賞者よりも目立っていたのが、ゲストとして登場した山本浩二氏(評論家)である。
 式は、司会による受賞者へのインタビュー形式で行われ、そこにゲストの山本氏と福本豊氏(評論家)がコメントを加えるという流れだった。現役時代に歴代最多となる10度の受賞歴がある山本氏だけあって、舌鋒鋭かった。
 まず標的になったのがセの外野手部門で初受賞の長野(巨人)。本人が「他の選手に比べたらまだまだヘタクソなんで、もっと練習しないといけない」と殊勝なコメントをすると、山本氏は「たしかに去年はヘタだったな」とグサリとくる一言。
 同じくセの外野手部門で受賞した青木(ヤクルト)には、福本氏が「動きが速いし、(捕球点までの)コースがいい」と褒めたのだが、山本氏は「そんなにウマいとは思わなかったけどな」とバッサリ。青木も苦笑いを浮かべるしかなかった。
 最後はセの一塁手部門で受賞した栗原(広島)。この日は所用で欠席し、ビデオメッセージで「守備にはこだわりがある。受賞できてうれしい」とコメントした栗原に山本氏、古巣の後輩ということもあってか、「初めのころは、こんなヘタなヤツは見たことがないというくらいだった。それでも練習すればうまくなる」と、手荒い祝福で締めくくった。
 ただ、山本氏が言うことも一理ある。選考した記者の中からは「セの外野手部門は、コイツはうまいという選手がおらず、選びづらかった」という声もあるほど。来季は山本氏をギャフンと言わせるくらいの名手が出てくればいいけど……。





夢を追う男たちのドキュメンタリー『プロ野球戦力外通告』菊野浩樹プロデューサーインタビュー

 プロ野球選手になれるのは1球団わずか70人(育成選手登録者を除く)。全12球団をあわせてわずか840人しか存在できない厳しい世界だ。野球にすべてを捧げてきた選手たちだが、完全燃焼して現役を終わらせることが出来る選手は一握りしかいない。多くの選手が戦力外通告を受け、現役を引退するのか、夢を追い続けるのかの選択に迫られる。それぞれが自分の将来を見つめ直し、決断する瞬間に密着するドキュメンタリー番組『プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達』(TBS系)が、12月28日(水)よる23時25分から放送される。今回で8回目を迎える番組を制作する菊野浩樹プロデューサーに番組の見どころや思いを伺った。

――今回、登場する選手達について

 出演いただくのは元阪神タイガースの杉山直久投手(31歳)、元中日ドラゴンズの木下達生選手(24歳)、元横浜ベイスターズの古木克明選手(31歳)、元福岡ソフトバンクホークスの大城祐二選手(26歳)の4人です。子供が出来たばかりの選手や、プロ野球界に入ったばかりで夢を追っている途中の選手、そしてプロ野球へ再挑戦する選手など、それぞれがドラマを背負っています。しかし、今年は東日本大震災が起きたことによる日程の変更や不況からも脱せない中で、プロ野球選手にとってもとても厳しい状況となりました。それにともない、今回番組に出演していただく方々は今からでもプロ野球選手ではなくて一般のサラリーマンになった方が良いのではないか、など、非常に現実的な選択を迫られます。

――これまでの選手達と違うと感じたことは?

 そうですね。例えば、これまで番組ではクビになっても「俺には野球しかない」とあがいていく強い気持ちを描いてきました。それと同時に"あがける"ということは生活していく上では余裕があるという見方も出来ると思うんですね。もちろん一つの夢に向かってあがき続ける姿も男の生き様だと思います。しかし、今回の選手というのは大震災があって日本全体が苦しくなっている中で、野球という夢を追うのか、現実的に働いていくのか否応なしに問われていきます。

――ナレーションを務める東山紀之さんについて

 東山さんも45歳になり、私生活でもますます充実されています。ナレーション自体に大きな変化があるという事ではなく、年と共にどんどん上手くなっています。ただ、東山さんの思い入れは少しずつ変化があるのではないかと思っています。例えば、僕の好きな映画に「ライフイズビューティフル」というのがあります。ナチスドイツに迫害されるユダヤの人たちを描いた作品ですが、これを僕は子供ができる前に観て感動したのですが、子供が出来てから改めて見たら大泣きしたんですね。本当に大好きな映画になりました。だから人間というのは経験すると、感情が変わってくると思うんです。だからプロデューサーとして東山さんがどのような気持ちで、どのように感情を込めながらナレーションを入れてくれるのか、個人的に凄く楽しみにしています。

――番組が心がけていること

 自分の立場に置き換えると分かりやすいのですが、例えば僕がTBSをクビになったとして、「あなたが就職活動しているところを撮らせてください」とお願いしているわけです。本当に辛いお願いを毎年多くの選手にさせていただいているので、この番組に出演したことで選手にとって少しでもプラスになるきっかけになって欲しいと思っています。これまでにも「『戦力外通告』に出ていた的場直樹さん頑張ってますね」と言われたことがあるのですが、そうやって視聴者の方も覚えているんですよね。このように、これを見た多くの方の心に留まり、また球場やテレビの画面を通して声援を送ろうと言ってくれる方を見ると、番組を作っていて良かったなと感じますし、そういうきっかけになっていきたいです。

――最後にひとこと

 こういう年にこういう選手たちを取り扱うことになるのも、今年を象徴しているのかなと思いました。選手達が人生を背負った瞬間を僕らは取材させていただいているので、彼らの頑張りを真摯に描きながら、ディレクターも含めて、心を正して、人として向きあい、人として作っていきたいと思っています。

■『プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達』
2011年12月28日(水)23:25~24:49(TBS系)
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