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コラム備忘録【12/17】

2018年12月18日 04時14分18秒 | マリーンズ2018
≪2018/12/17≫

「残念、そこには岡田がいる」 ロッテを現役引退した岡田が伝説になった日

数々のファインプレーでファンを沸かせた岡田幸文

 幕張の「エリア66」が今季限りでユニホームを脱いだ。岡田幸文にとっての現役時代で一番思い出に残っている試合。ベストゲームを1試合挙げるとすれば、どの試合だろうか。そう問うと間髪入れずに回答が返ってくる。

「2011年の巨人戦でしょうね」

 これは本人のみならず野球ファンも納得の答えだろう。2011年6月15日の巨人戦(東京D)。18時試合開始のナイターで行われたこの試合。1番・中堅でスタメン出場をした岡田は守備で魅せ、伝説となった。

 最初は2回の守備。1点を先制されるとなおも1死一塁で打席に7番・阿部。右中間方向へ大きく打ち上がった打球に対して、岡田は背を向けながら追った。ボールから目を離さず確実に捉えていて瞬時に捕球できると計算。そして次に起こりうるシチュエーションについて頭を巡らせていた。

「いけると思って追っていた。ただフェンスが見えたので、このままぶつかるだろうなと。あとはその衝撃でボールが落ちるか、落ちないか。とれるのは間違いないとして、問題は衝突後にしっかりと捕球できるかどうかだった」

 ジャンプしながらボールをグラブにおさめると、フェンスに激突。ただ、ボールは離さなかった。キャッチしてピンチをしのいだ。続いての見せ場は1点ビハインドの5回2死一塁で2番・坂本を迎えた場面。左中間を割る勢いで飛んできた飛球を全力で追い掛けた。

「守備では絶対にとるのだという強い気持ちが大事。躊躇(ちゅうちょ)したらダメ。諦めずに追い掛ければ必ず追い付くと思って走っていた。守備で攻めたというような感じ。当時はイケイケでしたね」

 岡田は走った。諦めずに走った。脳裏にマイナスな気持ちが付け入るような隙は微塵もなかった。だから追い付いた。そして最後はグラブの先端ギリギリのところで捕球した。白球はグラブの先にハッキリ見えていた。でも落とさない。絶対にアウトにするという強い気持ちが呼んだプレーだった。

3度目のファインプレーは一回転してボールを離さなかった

 そして、この試合を決定付けるトドメは8回に起きる。1点のリードを許したまま終盤に突入。2死一塁で3番・小笠原を打席に迎えていた。右中間を抜けると思われた打球に間一髪、間に合うとダイビングキャッチ。勢い余り一回転しながらもボールを離すことはなかった。

 1試合3度のファインプレー。気がつけば巨人の本拠地・東京ドームの空気が一変した。いつもは巨人贔屓のテレビの実況アナウンサーも興奮の声をあげた。

「ジャイアンツのファンの方々からも拍手をいただきました。それは今までに感じたことがない空気でした。試合はずっと1点ビハインドで進んでいたけど、あのプレーで勝てるかもと思った」

 予感は的中した。9回2死。岡田は同点のランナーとして2塁にいた。打席に入っていたルーキー・伊志嶺の打球は綺麗な弧を描いてマリーンズファンで真っ黒に染まるレフトスタンドに消える。逆転2ラン。試合は千葉ロッテが3対2で勝利した。岡田の3度にわたるファインプレーがなければ間違いなく点差は開いていた。岡田の守備が流れをつかみ、勝利に導いた試合だった。

 そして背番号「66」の守備はこの日、全国区となった。「残念、そこは岡田」。略して「残岡」。ファンは長らくの間、岡田の守備をそう評してリスペクトした。打者が抜けたと思った会心の打球でも岡田のグラブに収まる。「残念、そこには岡田がいるからね」。マリーンズファンにとってこの男の守備は誇りだった。

 ただ岡田がこの試合をベストゲームに挙げた理由は3度にわたる自身のファインプレーがあったからだけではない。

「エースの成瀬が好投して最終回にルーキーの伊志嶺がホームランを打って逆転して1点差で勝てた。それがチームとしてすごくいい勝ち方でうれしかった。その気持ちがすごく残っていますね。自分としては守備で流れを導けたことはうれしかったです。守備にも攻めがある。攻めの守備をすれば試合の勝利に貢献できる。そのことを確信することができた試合でした」

 どんな時もチームの勝利を優先していた彼らしい答えだった。もちろん2010年の日本一を決めたナゴヤドームでの決勝三塁打も記憶に残る一打だ。でも守備の男としての真骨頂は2011年の巨人戦にある。そのプレーが流れを呼び、8回まで2失点でしのいでいたエースに白星がついた。ドラフト1位ルーキーが活躍しヒーローインタビューを受けた。マリーンズとしてこれ以上ない最高のシチュエーション。あの夜、岡田は心から喜んでいた。

「守備は事前の心構えが大事です。この場面、どのような打球が飛んでくる可能性があるかな。ライナーの時はこうしよう。大きく舞い上がった時はああしよう。フラフラと打球が上がった時はどのように前に突っ込もうかと。いつもいろいろなシチュエーションを想定すれば、いざボールが飛んできた時に冷静に対処できるんです。守備は奥が深いですよ。これからは若い選手たちに色々と教えていきたい」

 背番号「66」は2018年シーズン限りでユニホームを脱いだ。会見では「思い描いている自分のプレーができなくなっていた」と理由を挙げ、最後は大粒の涙をこぼした。来年からは千葉ロッテに籍を置きながら、ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスの派遣コーチとして若い選手たちを指導する。コーチ修業。指導者教育の一環だ。故郷・栃木で第2の野球人生をスタートさせる岡田。「残念、そこには岡田コーチの教え子たちが守っている」。「残岡」伝説の第2章が幕を開ける。

(マリーンズ球団広報 梶原紀章)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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≪2018/12/17≫

小柄でも最速155kmの東妻勇輔。
ロッテのドラ2は幕張の防波堤。


 相手を圧倒するほどの威圧感。先のプロ野球ドラフト会議で、千葉ロッテにドラフト2位で指名された日本体育大学・東妻勇輔はそれを追い求めている。

「自分が出てきたら、相手が『今日はダメだな』と諦めてくれるような投手になりたい」

 そう話す視線の先には、彼が少年時代に憧れた若き日の阪神・藤川球児の姿がある。

 身長は172cm。投手としては小柄な方だ。しかし、誰よりも負けず嫌いな性格と、努力と研究を積み重ね、プロから上位指名を受けるほどに成長した。最速155kmの速球とどんな窮地にも臆さないマウンド度胸の良さは実寸の何倍にも彼を大きく見せる。

 2年連続Bクラスに沈んだ千葉ロッテの救世主になれるか? 取材で彼と話すうちに、その実像が見えてきた。

日体大でフォームが変化。

 出身は和歌山県和歌山市。好奇心旺盛で活発だった東妻は小学2年生のときに野球を始めた。中学時代は興紀ボーイズに所属し、投手として活躍しながら甲子園で行われた中学硬式の大会で2本の本塁打を放った。当時から身体能力の高さは際立っていたのだろう。

 高校は智弁和歌山高に進学し、3年春には選抜大会にも出場。当時の最速で144kmを計測した。

 それでもプロ入りは叶わなかった。高校卒業後、日本体育大学に進学。そこで彼は目覚ましい成長を遂げることになる。

 当時の東妻と今の彼との違い。そのひとつに投球フォームの変化がある。高校時代ですでに140kmを超える速球を投げた東妻だが、当時は制球とパフォーマンスの安定を求めセットポジションからボールを投げていた。

 しかし、日本体育大学で辻孟彦コーチと出会うとセットポジションからワインドアップにフォームを変更。上の世界で投げることを目標にするのではなく、プロの第一線で活躍することをイメージして、自分を高めていこうと話し合った。

ワインドアップに変更。

 東妻は言う。

「高校まではセットで投げていましたが、大学に入って辻コーチと話をしました。そこで『セットも良いけど、プロで活躍している超一流のピッチャーはだいたいワインドアップで投げているぞ』と言われたんです。ヤンキースの田中将大さん、ドジャースの前田健太さん、東北楽天の岸孝之さん……皆さん、ワインドアップで反動をつけているからこそ、あれだけのボールが投げられている。セットポジションだけで投げられるのは、体が大きくて強い選手だからだぞとも言われました。

 僕は体がけっして大きな方ではないですし、体の力がすごく強いかと言われたらそうでもない。ならば全身を使った投球が1つの軸になると思ったんです。あとはフォームで相手に威圧感を与えたいというのもあります。セットだとそこまで相手に威圧感を与えられないと僕は思っているので、まずはフォームで相手に威圧感を与えたい。僕はそう考えました」

3年秋にはノーヒットノーラン。

 東妻は首都大学野球のリーグ戦で徐々に頭角を現す。大学2年春からリーグ戦で登板すると、3年春には15個の三振を奪って初完投を記録。球速も150kmを超えてきた。

 さらに秋には首都大学野球史上16度目のノーヒットノーランも達成、その後、進出した関東地区大学野球選手権大会、そして明治神宮大会でも先発、リリーフと大活躍。決勝戦では2安打完封で相手打線を封じ込み、チームの37年ぶり2度目の神宮大会優勝に貢献した。

 それでも、まだ調子にムラがあった。3年秋の首都大学野球のリーグ戦。状態が悪いときは球速が140km中盤から後半までしか伸びず、ボールのキレを欠くことも少なくなかった。

「このままでは上の舞台で通用しない」

 そう感じた東妻は、球速をもっと安定させようと積極的にウエイトトレーニング。体重と筋肉量を増やした。

西武ドラ1松本とのライバル関係。

 ただ、年が明けて春のリーグ戦が始まると、それが裏目に出た。体のキレを欠き、自身の目指す姿には程遠いと気づいた。ならばと秋のリーグ戦に向けて、筋肉量をなるべく落とさず体重だけ83kgから77kgまで落とし体の瞬発力を鍛えた。

「簡単に言うと体のキレですね。僕はゆったりワインドアップをとって、足を上げてから降ろすまでの間に瞬発的な動きを入れるんです。春はそこにキレがなくて、同じような動きをずっとしているような状態でした。それだと僕の良いところが出せなくなってしまうので、修正しました」

 すると、9月のリーグ戦でいきなり155kmを出して自己最速を更新した。課題としていた直球の質の向上にも繋がって、連投でも球速は140km後半から150km台前半をキープできるようになった。

 4年間、ダブルエースとしてチームを支えた同級生の松本航(埼玉西武ドラフト1位)の存在も大きい。松本がどこかで結果を出せば、東妻も負けてはいられないと自然と闘志に火が付いた。

「追い付き、追い越せ」

 それを常に頭の片隅においた。前述の4年秋のリーグ戦では、東妻が155kmを出し最速を更新すると翌週の試合で、松本も155kmを出してこちらも最速を更新した。

「松本が傍にいてくれたからこそ、切磋琢磨で頑張れた」

2人で頑張って行こう。

 東妻がそう話すように、これからも良い意味で2人のライバル関係は続いていくだろう。そんな東妻について、松本も以前、こう語っていた。

「調子が悪いときに僕はいつも(東妻を)見ているので、こちらからアドバイスをしたりとか、あっちからも言ってくれたりとかそういう関係です。キャッチボールもよく一緒にするので今日はちょっとこうだねとか、そういうことも話し合える関係ですし、僕はライバルというよりも2人で頑張って行こうという感じで見ていました」

 奇しくも松本は、東妻と同じパ・リーグの埼玉西武にドラフト1位で入団する。今後は相手チームに変わるが2人の切磋琢磨の関係はこれからも続いていくだろうし、いずれは「JAPAN」のユニフォームをともに着て戦う、そんな姿も見てみたい。

「70試合登板」を目指せ。

 その前に、まずは来季から始まるプロ生活最初のシーズンをどう乗り切るかだが、当然、そのイメージはできている。新入団選手発表会で、担当の井辺康二スカウトから「70試合登板」のリクエストが飛んだ。

 プロ1年目ということで、やはりシーズン中のスタミナが気になるところだが、それについて東妻はこう答えている。

「スタミナに関しては、今までやって来たことで間違いはないと思うんですね。同じトレーニングに少し強度を上げて行けば、間違いはないと思います」

 日本体育大学では走り込みを多めにするメニューではなく、ウエイトなどのトレーニングを中心にピッチングに繋がる体力を付けた。

「(ランニングなど)走る体力は心肺機能を上げるだけだと思っています。野球に繋がるスタミナはやっぱり投げ込み量なので。ただ、その投げ込みが肩の消耗に繋がるのであれば、他のトレーニング方法で補えば良いだけだと思っています。そういうところで少し強度を上げて、プロで1年間投げられる体を作っていきたいです」

既存の選手と勝負できる存在。

 今季の千葉ロッテは、先発陣が安定せずその分の負担がリリーフ陣にかかることが少なくなかった。終盤戦では本来、先発のはずの唐川侑己がリリーフに回るほど人手が足りない。そういう意味でも先発、リリーフのどちらもできる東妻の加入は大きいし、1年目から相応の期待がかかる。

 千葉ロッテのチーフスカウトを務める永野吉成も、東妻の獲得理由についてこう話す。

「スピードはもちろんですけど、気持ちの部分ですよね。マウンドの立ち振る舞いと言いますか、そういう部分はウチに欠けているところかと思います」

 怖いもの知らずの負けず嫌い。そうしたフレッシュさも東妻には期待するところだろう。さらに永野はもう1点、東妻の獲得の狙いについてこう明かした。

「既存の選手とガチンコで勝負できる存在かなって見ています。向こうも(東妻を)ライバル視してくれるというのもあるし、そこが僕たちの狙いでもあります」

 現在、ストッパーを務める内竜也は来季で34歳を迎える。セットアッパーの大谷智久も同じく34歳、益田直也、田中靖洋、南昌輝といったブルペン陣も軒並み30代になる。改めて投手陣の整備が必要となって来るだろう。

「千葉の応援は熱いと……」

 12月4日に千葉市内で行われた千葉ロッテ新入団選手発表会では、マリーンズファンの熱い声援を目の当たりにし、東妻はこんな感想を漏らした。

「千葉の応援は熱いと聞いていましたが、本当に熱くて汗かいちゃいました(笑)」

 そんなジョークを織り交ぜて話すほどコメント力も上々だ。スカウト陣が言うように肝も据わっている。ならば一日でも早く、一日でも多く、彼がお立ち台に上がる日を期待したい。

「東妻がいれば大丈夫」

 幕張に集うファンがそう口を揃えるとき、新たな“幕張の防波堤”は築かれるはずだ。

文=永田遼太郎

(Number)

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≪2018/12/17≫

ロッテドラ1藤原、“特等席”からの打撃動画にファン興奮「永遠に見てられる」

ロッテの公式ツイッターが練習風景を公開「1日で450スイング」

 今秋のドラフトで脚光を浴びた藤原恭大外野手。3球団競合の末にロッテへの入団が決まり、背番号はルーキーで唯一、1桁番号となる「2」に決定した。超高校級のスーパースターの入団にロッテファンの期待は、いやが応にも高まっている。

 2月のキャンプインまで、あと1か月半ほど。1月に入ると、新人合同自主トレに参加してプロとしての第1歩を刻むこととなるが、ドラフト1位ルーキーは、そこに向けての準備にも抜かりがないようだ。

 ロッテは15日に公式ツイッターで藤原の練習風景の動画を公開。「今日、一日で450スイングはしたという藤原選手。来年1月からの新人合同自主トレに向けて練習に余念がありません。(広報)#chibalotte」と記し、ロングティー打撃を、すぐ後方の“特等席”から撮影した貴重な映像を紹介している。

 左打席から力強いスイングでセンター方向に弾き返された打球は、青空へと舞い上がり、美しい放物線を描いている。この貴重な動画に、ファンも大興奮。「レギュラー決定」「永遠に見ていられる」「弾道がいいね~」「一級品です」とコメントが寄せられ、動画の再生回数は、公開から2日ほどで16万回を突破する反響ぶりとなっている。

(フルカウント)

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≪2018/12/17≫

ロッテドラ1藤原、逞しい「ムキムキ」両腕にファン驚き「ステキな筋肉」

ロッテの公式ツイッターが筋骨隆々ぶりが分かる写真を公開

 今秋のドラフトで脚光を浴びたうちの1人が藤原恭大外野手だ。3球団競合の末にロッテへの入団が決まり、背番号はルーキーで唯一、一桁番号となる「2」に決定した。超高校級のスーパースターの入団に、ロッテファンの期待は高まるばかりだろう。

 新人合同自主トレが始まる1月初旬に向けて、このドラフト1位ルーキーは準備にも抜かりがないよう。年の瀬も迫る中でも、欠かさず練習を積み重ねているようで、その様子をロッテの公式ツイッターが伝えている。

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 15日に公開されたのは、藤原の逞しすぎる両腕。バットを構えてポーズを取るその腕には血管が浮き出て、筋骨隆々としている。この写真にファンも即座に反応。「素晴らしい筋肉」「ステキな筋肉」「血管ムキムキ」とするコメントとともに「広報さんの仕事スゴイ」「広報さんありがとうございます」と、写真を紹介したロッテの広報に感謝する声もあがっていた。

(フルカウント)


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