≪2018/12/31≫
【ロッテ】死球で嗅覚失った肘井「悔いない」 引退後は選手のセカンドキャリアをサポート
肘井はハツラツとした口調でプロ人生を振り返った。「1、2年でクビになると思っていたけど、5年もできた。1軍にも行けたので悔いはないです」。13年育成ドラフト1位の捕手として入団し15年3月に支配下登録された。2日後のオープン戦では公式戦初安打を放つなど幸先良いスタートを切ったかに見えたが思わぬ事態に見舞われた。
同年9月21日のイースタン西武戦(ロッテ浦和)で相手左投手の直球が顔面を直撃。脳しんとうを起こし、鼻や口から大量出血。救急車で緊急搬送され、7時間に及ぶ大手術を受けた。顔面各所は粉砕骨折しており、整形用のプレート6枚が入ったまま。それでも底抜けの明るい性格は健在で「鼻の神経がダメになっちゃって臭いを感じないんですよ。代わりに味覚は良くなりましたね」と笑い飛ばす。ブルーチーズ、くさや、色々と嗅いでみて嗅覚が戻らないことを悟った。
その後、大けがを乗り越えて1軍復帰も果たしたが、今季は1軍出場なし。オフに戦力外通告を受けた。しかし、不思議と「達成感」がこみ上げてきたという。「自分で自分を褒めるのは恥ずかしいですけど、やり切った。すがすがしいというか、めっちゃスッキリしています」。打席に立つのもやっとの状態から周囲のサポートと自らの努力でプレーできるまでに回復できた経験は誇りとなった。
引退後の進路先は「プロ野球選手会事務局」。今季限りで引退した先輩の岡田がチームの選手会長を務めていた時の人脈が縁で欠員が出たポストにタイミング良く招かれた。ここで選手たちの地位向上のための活動、けがした選手たちのサポート体制作りや、「キャッチボールプロジェクト」と呼ばれる野球振興活動にも尽力することになる。また、自分のように戦力外となった選手たちのセカンドキャリアの斡旋(あっせん)も行う予定だ。
「選手がどれだけいい環境でプレーできるか。そのサポートをしたい。絶対に選手には終わりが来る。どれだけアドバイスできるか。そのためにも勉強しないといけない。自分の経験してきたことをいろんな人に伝えたいですね」。選手生命が絶たれそうになる大けがを負いながらもグラウンドに戻った不屈の男。プロで得た大きな“財産”を持って人生の第2章へと向かう。(長井 毅)
(報知)
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≪2018/12/31≫
ドラフトで藤原を獲得も…即戦力補強は物足りず? ロッテ・2018年のIN/OUTまとめ
補強は未完成?
井口資仁新監督を迎えて臨んだ2018年のロッテは、昨年に続いて2年連続のBクラスでシーズンを終えた。
新指揮官の下で取り組んだ走塁改革の成果の一端として、盗塁数は激増。ただし、肝心の得点は伸び悩んでリーグ5位、防御率もリーグ5位という結果に終わり、最終順位は最下位・楽天とわずか1ゲーム差の5位。改革初年度で大逆襲とはならなかった。
苦しい戦いを終えた秋、ドラフト会議では注目の高校生外野手・藤原恭大(大阪桐蔭)の獲得に成功。昨年の安田尚憲に続いて高卒の逸材をチームに加えた。
その勢いのまま積極補強…といきたいところだったが、ストーブリーグでは広島からFAとなっていた丸佳浩の獲得に乗り出すも失敗。現時点で獲得した新戦力は、大砲候補の巨漢助っ人・バルガスと、楽天を戦力外となっていた細川亨の2選手だけだ。
チームは8年連続で100本塁打未満と長打力不足が長年の課題。今季も2ケタ本塁打を放ったのは井上晴哉(24本)ただひとりだった。新シーズンは本拠地が改修されることもあって本塁打増は期待されるが、砲台不足の問題は未解決。ドラフトを除けば、現時点で補強が順調とは言い難い状況だ。
外国人枠を見ても、今季契約保留者名簿に入ったのは最高勝率に輝いたボルシンガーが唯一。シェッパーズとオルモス、ドミンゲスの3選手は退団が決まっている。バルガスの獲得後、秋季キャンプで26歳のドミニカ人野手アデルリン・ロドリゲスをテストしたものの、現時点で続報はなし。今後の追加補強の可能性も大いにあるだろう。
なお、西武に次いで防御率がリーグワースト2位だった救援投手陣では、新戦力を獲得する模様。いまだ正式発表はないものの、今季ブレーブスでプレーした長身右腕ジョシュ・レイビンがロッテ入りを自身のツイッターで報告しており、193センチの救援候補の加入はほぼ確実と見られている。逆襲へ向けてカギとなるであろう助っ人たちの働きに期待したい。
2018年内のIN/OUTまとめ
【IN】11名
▼ 新外国人選手
<外野手>
ケニス・バルガス(28)
▼ 自由契約選手
<捕手>
細川 亨(38) ※前楽天
▼ ドラフト
<投手>
東妻勇輔(22)
小島和哉(22)
中村稔弥(22)
古谷拓郎(18)
土居豪人(18)
鎌田光津希(23)
<内野手>
松田 進(24)
<外野手>
藤原恭大(18)
山口航輝(18)
【OUT】10名
▼ 現役引退
<投手>
大隣憲司(33) ※二軍投手コーチ
<捕手>
金沢 岳(34)※二軍バッテリーコーチ
<内野手>
根元俊一(35) ※一軍内野守備走塁コーチ
<外野手>
岡田幸文(34)※BCリーグ栃木・派遣コーチ
▼ 自由契約
<投手>
宮崎敦次(25)
タナー・シェッパーズ(31)
エドガー・オルモス(28)
安江嘉純(26)
<内野手>
マット・ドミンゲス(29)
<外野手>
肘井竜蔵(22)
※その後、現役引退となった選手も含む
(ベースボールキング)
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≪2018/12/31≫
球界の未来は明るい? 2019年ブレーク期待、10代のスター候補10選手を厳選
清宮、村上、安田に加え、根尾、藤原ら野手に好素材揃う
2018年も終わり、いよいよ2019年が始まる。プロ野球界は平成最後のシーズンが終わり、来季は新元号のもとで新たなペナントレースを戦うことになる。
2018年には数多くの偉大なレジェンドたちが現役を引退し、球界としても大きな転換期を迎えている。新時代の球界を背負って立つ選手は一体誰になるのか。そこで、2018年も終わるこのタイミングで、2019年のブレークが期待され、また、新たな時代の球界を背負って立つであろう、まだ10代の若手を10人厳選した。
○清宮幸太郎内野手(日本ハム)
まず名前が挙がるのは、2017年のドラフト1位で7球団競合の末に日本ハムに入団した清宮だろう。1年目は、デビューから7試合連続安打の新人記録を打ち立て、早実の先輩である王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)に並ぶ7本塁打を放った。まだ1軍の投手に対しての苦戦は見られたが、それでも、十分にその素質を感じさせる1年目に。来季はきっと今季以上の活躍を見せてくれることだろう。
○村上宗隆内野手(ヤクルト)
パ・リーグが清宮なら、セ・リーグの筆頭はこの村上か。2017年のドラフトでは、外れ1位で3球団が競合し、ヤクルトに入団。イースタン・リーグでは清宮と並ぶ17本塁打を放ち、70打点、出塁率.389と好成績を残した。9月16日の広島戦で初打席初安打初本塁打と衝撃のデビューを飾った。来季は1年を通して1軍でのプレーが見たい選手である。
○安田尚憲内野手(ロッテ)
清宮、村上とともに強打者として2017年のドラフトで注目を集めた安田。村上とともに外れ1位で3球団が競合し、ロッテへ。イースタン・リーグでは清宮、村上には及ばなかったものの、それでも12本塁打を放ち、打率も.271とまずまず。67打点はリーグ3位と勝負強さも感じさせた。1軍でも17試合に出場し、プロ初本塁打を含む8安打を記録した。来季以降、ロッテの中軸を担うであろう存在だ。
○根尾昂内野手(中日)
2018年のドラフトで4球団が競合したスター候補。岐阜出身で、準地元である中日が獲得に成功した。打っても投げても超高校級の素質を持つ。本人は遊撃手への専念を宣言していたものの、投手としても外野手としてもプレーできるだけに、エンゼルス大谷翔平のような規格外の活躍にも期待したいところ。開幕スタメンの可能性も十分にあり、来季の中日でも1、2を争う注目株となるだろう。
ソフトバンク古谷は、2016年ドラフト組だが、早生まれでまだ19歳
○藤原恭大外野手(ロッテ)
根尾とともに甲子園春夏連覇を果たした高卒ナンバー1外野手。2018年のドラフトでは3球団が競合し、井口資仁監督率いるロッテへの入団が決まった。パンチ力だけでなく、抜群の走力や守備力を持ち、高卒新人の開幕スタメンも大いに可能性あり。先に挙げた安田とともに、将来のロッテを担っていく存在だ。
○吉田輝星投手(日本ハム)
甲子園に“金農旋風”を巻き起こした最速151キロ右腕。秋のドラフトで日本ハムが外れ1位で指名した。浮き上がるようなストレートが最大の武器で、夏には秋田大会から甲子園決勝まで1517球を投げたスタミナも。さらにはマウンドさばきや駆け引きにも長けたクレバーな投手だ。1年目から1軍での活躍もあり得るか。
○小園海斗内野手(広島)
今秋のドラフトで根尾とともに最多の4球団が競合した遊撃手。広島が交渉権を獲得し、報徳学園高から入団した。高校通算38本塁打の打力に、俊足、強肩と攻走守の3拍子が揃った有望株だ。広島には田中広輔という不動の遊撃手がおり、すぐの定位置獲得とはいかないかもしれないが、将来は球界を代表する内野手となる素質を秘めている。
○古谷優人投手(ソフトバンク)
2月19日の早生まれのため、まだ19歳で、2016年のドラフト組で選出した。北海道の江陵高から2位でソフトバンクに入団。左腕から繰り出される最速154キロのストレートは、圧巻の一言だ。昨オフに「胸郭出口症候群」が発覚し、投薬治療をしながらのプレーとなっているが、そのポテンシャルは群を抜く。3年目の来季、一気に台頭してもおかしくない存在だ。
○石川翔投手(中日)
2017年のドラフトで1位候補としても名前にあがった右腕。最速151キロを誇り、2位で中日が指名に成功した。1年目は開幕直後に足首の手術を行って出遅れたものの、シーズン終盤には1軍デビューも。10月13日の阪神戦で中継ぎ登板し、初ホールドも記録した。来季は、手薄な中日投手陣に割って入る存在となるかもしれない。
○西巻賢二内野手(楽天)
2017年のドラフト6位で仙台育英高から楽天に入団。167センチと小柄ではあるものの、俊足巧打の内野手としてルーキーイヤーから1軍で25試合に出場した。イースタン・リーグで5本塁打も記録し、パンチ力も。チームには茂木という不動の遊撃手がいるが、その茂木の座を脅かす楽しみな存在だ。
(Full-Count編集部)
【ロッテ】死球で嗅覚失った肘井「悔いない」 引退後は選手のセカンドキャリアをサポート
肘井はハツラツとした口調でプロ人生を振り返った。「1、2年でクビになると思っていたけど、5年もできた。1軍にも行けたので悔いはないです」。13年育成ドラフト1位の捕手として入団し15年3月に支配下登録された。2日後のオープン戦では公式戦初安打を放つなど幸先良いスタートを切ったかに見えたが思わぬ事態に見舞われた。
同年9月21日のイースタン西武戦(ロッテ浦和)で相手左投手の直球が顔面を直撃。脳しんとうを起こし、鼻や口から大量出血。救急車で緊急搬送され、7時間に及ぶ大手術を受けた。顔面各所は粉砕骨折しており、整形用のプレート6枚が入ったまま。それでも底抜けの明るい性格は健在で「鼻の神経がダメになっちゃって臭いを感じないんですよ。代わりに味覚は良くなりましたね」と笑い飛ばす。ブルーチーズ、くさや、色々と嗅いでみて嗅覚が戻らないことを悟った。
その後、大けがを乗り越えて1軍復帰も果たしたが、今季は1軍出場なし。オフに戦力外通告を受けた。しかし、不思議と「達成感」がこみ上げてきたという。「自分で自分を褒めるのは恥ずかしいですけど、やり切った。すがすがしいというか、めっちゃスッキリしています」。打席に立つのもやっとの状態から周囲のサポートと自らの努力でプレーできるまでに回復できた経験は誇りとなった。
引退後の進路先は「プロ野球選手会事務局」。今季限りで引退した先輩の岡田がチームの選手会長を務めていた時の人脈が縁で欠員が出たポストにタイミング良く招かれた。ここで選手たちの地位向上のための活動、けがした選手たちのサポート体制作りや、「キャッチボールプロジェクト」と呼ばれる野球振興活動にも尽力することになる。また、自分のように戦力外となった選手たちのセカンドキャリアの斡旋(あっせん)も行う予定だ。
「選手がどれだけいい環境でプレーできるか。そのサポートをしたい。絶対に選手には終わりが来る。どれだけアドバイスできるか。そのためにも勉強しないといけない。自分の経験してきたことをいろんな人に伝えたいですね」。選手生命が絶たれそうになる大けがを負いながらもグラウンドに戻った不屈の男。プロで得た大きな“財産”を持って人生の第2章へと向かう。(長井 毅)
(報知)
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≪2018/12/31≫
ドラフトで藤原を獲得も…即戦力補強は物足りず? ロッテ・2018年のIN/OUTまとめ
補強は未完成?
井口資仁新監督を迎えて臨んだ2018年のロッテは、昨年に続いて2年連続のBクラスでシーズンを終えた。
新指揮官の下で取り組んだ走塁改革の成果の一端として、盗塁数は激増。ただし、肝心の得点は伸び悩んでリーグ5位、防御率もリーグ5位という結果に終わり、最終順位は最下位・楽天とわずか1ゲーム差の5位。改革初年度で大逆襲とはならなかった。
苦しい戦いを終えた秋、ドラフト会議では注目の高校生外野手・藤原恭大(大阪桐蔭)の獲得に成功。昨年の安田尚憲に続いて高卒の逸材をチームに加えた。
その勢いのまま積極補強…といきたいところだったが、ストーブリーグでは広島からFAとなっていた丸佳浩の獲得に乗り出すも失敗。現時点で獲得した新戦力は、大砲候補の巨漢助っ人・バルガスと、楽天を戦力外となっていた細川亨の2選手だけだ。
チームは8年連続で100本塁打未満と長打力不足が長年の課題。今季も2ケタ本塁打を放ったのは井上晴哉(24本)ただひとりだった。新シーズンは本拠地が改修されることもあって本塁打増は期待されるが、砲台不足の問題は未解決。ドラフトを除けば、現時点で補強が順調とは言い難い状況だ。
外国人枠を見ても、今季契約保留者名簿に入ったのは最高勝率に輝いたボルシンガーが唯一。シェッパーズとオルモス、ドミンゲスの3選手は退団が決まっている。バルガスの獲得後、秋季キャンプで26歳のドミニカ人野手アデルリン・ロドリゲスをテストしたものの、現時点で続報はなし。今後の追加補強の可能性も大いにあるだろう。
なお、西武に次いで防御率がリーグワースト2位だった救援投手陣では、新戦力を獲得する模様。いまだ正式発表はないものの、今季ブレーブスでプレーした長身右腕ジョシュ・レイビンがロッテ入りを自身のツイッターで報告しており、193センチの救援候補の加入はほぼ確実と見られている。逆襲へ向けてカギとなるであろう助っ人たちの働きに期待したい。
2018年内のIN/OUTまとめ
【IN】11名
▼ 新外国人選手
<外野手>
ケニス・バルガス(28)
▼ 自由契約選手
<捕手>
細川 亨(38) ※前楽天
▼ ドラフト
<投手>
東妻勇輔(22)
小島和哉(22)
中村稔弥(22)
古谷拓郎(18)
土居豪人(18)
鎌田光津希(23)
<内野手>
松田 進(24)
<外野手>
藤原恭大(18)
山口航輝(18)
【OUT】10名
▼ 現役引退
<投手>
大隣憲司(33) ※二軍投手コーチ
<捕手>
金沢 岳(34)※二軍バッテリーコーチ
<内野手>
根元俊一(35) ※一軍内野守備走塁コーチ
<外野手>
岡田幸文(34)※BCリーグ栃木・派遣コーチ
▼ 自由契約
<投手>
宮崎敦次(25)
タナー・シェッパーズ(31)
エドガー・オルモス(28)
安江嘉純(26)
<内野手>
マット・ドミンゲス(29)
<外野手>
肘井竜蔵(22)
※その後、現役引退となった選手も含む
(ベースボールキング)
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≪2018/12/31≫
球界の未来は明るい? 2019年ブレーク期待、10代のスター候補10選手を厳選
清宮、村上、安田に加え、根尾、藤原ら野手に好素材揃う
2018年も終わり、いよいよ2019年が始まる。プロ野球界は平成最後のシーズンが終わり、来季は新元号のもとで新たなペナントレースを戦うことになる。
2018年には数多くの偉大なレジェンドたちが現役を引退し、球界としても大きな転換期を迎えている。新時代の球界を背負って立つ選手は一体誰になるのか。そこで、2018年も終わるこのタイミングで、2019年のブレークが期待され、また、新たな時代の球界を背負って立つであろう、まだ10代の若手を10人厳選した。
○清宮幸太郎内野手(日本ハム)
まず名前が挙がるのは、2017年のドラフト1位で7球団競合の末に日本ハムに入団した清宮だろう。1年目は、デビューから7試合連続安打の新人記録を打ち立て、早実の先輩である王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)に並ぶ7本塁打を放った。まだ1軍の投手に対しての苦戦は見られたが、それでも、十分にその素質を感じさせる1年目に。来季はきっと今季以上の活躍を見せてくれることだろう。
○村上宗隆内野手(ヤクルト)
パ・リーグが清宮なら、セ・リーグの筆頭はこの村上か。2017年のドラフトでは、外れ1位で3球団が競合し、ヤクルトに入団。イースタン・リーグでは清宮と並ぶ17本塁打を放ち、70打点、出塁率.389と好成績を残した。9月16日の広島戦で初打席初安打初本塁打と衝撃のデビューを飾った。来季は1年を通して1軍でのプレーが見たい選手である。
○安田尚憲内野手(ロッテ)
清宮、村上とともに強打者として2017年のドラフトで注目を集めた安田。村上とともに外れ1位で3球団が競合し、ロッテへ。イースタン・リーグでは清宮、村上には及ばなかったものの、それでも12本塁打を放ち、打率も.271とまずまず。67打点はリーグ3位と勝負強さも感じさせた。1軍でも17試合に出場し、プロ初本塁打を含む8安打を記録した。来季以降、ロッテの中軸を担うであろう存在だ。
○根尾昂内野手(中日)
2018年のドラフトで4球団が競合したスター候補。岐阜出身で、準地元である中日が獲得に成功した。打っても投げても超高校級の素質を持つ。本人は遊撃手への専念を宣言していたものの、投手としても外野手としてもプレーできるだけに、エンゼルス大谷翔平のような規格外の活躍にも期待したいところ。開幕スタメンの可能性も十分にあり、来季の中日でも1、2を争う注目株となるだろう。
ソフトバンク古谷は、2016年ドラフト組だが、早生まれでまだ19歳
○藤原恭大外野手(ロッテ)
根尾とともに甲子園春夏連覇を果たした高卒ナンバー1外野手。2018年のドラフトでは3球団が競合し、井口資仁監督率いるロッテへの入団が決まった。パンチ力だけでなく、抜群の走力や守備力を持ち、高卒新人の開幕スタメンも大いに可能性あり。先に挙げた安田とともに、将来のロッテを担っていく存在だ。
○吉田輝星投手(日本ハム)
甲子園に“金農旋風”を巻き起こした最速151キロ右腕。秋のドラフトで日本ハムが外れ1位で指名した。浮き上がるようなストレートが最大の武器で、夏には秋田大会から甲子園決勝まで1517球を投げたスタミナも。さらにはマウンドさばきや駆け引きにも長けたクレバーな投手だ。1年目から1軍での活躍もあり得るか。
○小園海斗内野手(広島)
今秋のドラフトで根尾とともに最多の4球団が競合した遊撃手。広島が交渉権を獲得し、報徳学園高から入団した。高校通算38本塁打の打力に、俊足、強肩と攻走守の3拍子が揃った有望株だ。広島には田中広輔という不動の遊撃手がおり、すぐの定位置獲得とはいかないかもしれないが、将来は球界を代表する内野手となる素質を秘めている。
○古谷優人投手(ソフトバンク)
2月19日の早生まれのため、まだ19歳で、2016年のドラフト組で選出した。北海道の江陵高から2位でソフトバンクに入団。左腕から繰り出される最速154キロのストレートは、圧巻の一言だ。昨オフに「胸郭出口症候群」が発覚し、投薬治療をしながらのプレーとなっているが、そのポテンシャルは群を抜く。3年目の来季、一気に台頭してもおかしくない存在だ。
○石川翔投手(中日)
2017年のドラフトで1位候補としても名前にあがった右腕。最速151キロを誇り、2位で中日が指名に成功した。1年目は開幕直後に足首の手術を行って出遅れたものの、シーズン終盤には1軍デビューも。10月13日の阪神戦で中継ぎ登板し、初ホールドも記録した。来季は、手薄な中日投手陣に割って入る存在となるかもしれない。
○西巻賢二内野手(楽天)
2017年のドラフト6位で仙台育英高から楽天に入団。167センチと小柄ではあるものの、俊足巧打の内野手としてルーキーイヤーから1軍で25試合に出場した。イースタン・リーグで5本塁打も記録し、パンチ力も。チームには茂木という不動の遊撃手がいるが、その茂木の座を脅かす楽しみな存在だ。
(Full-Count編集部)
井口ロッテは限りなく6位に近い5位だったはず
それなのに未だに外国人一人に細川だけとは(怒)
何をやってるんでしょうか(・_・?)
丸に時間をかけたのはファンにアピールするためだったのか
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
おっしゃる通りです!!
新助っ人さんとの交渉、補強は…??
ボルシンガーさんの契約は??
藤原くんとマリンの改装の話題で、いろいろお茶を濁されてる感がすごい。。。
黒字にした球団経営は素晴らしいですが、それを今季は勝利としてファンにちゃんと還元してほしいですね(^Д^;)